« 「とっちゃまんの 読書感想文書き方ブック 」 宮川俊彦著 | トップページ | 「天才は10歳までにつくられる」 横峯吉文著 »

2009年8月20日 (木)

「リンゴが教えてくれたこと」 木村 秋則著

「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんの書き下ろし新書というのを見つけ、早速注文してみました。

私はNHKの番組で木村さんが取り上げられた際には見ておらず、その後ネットで木村さんの実践が書かれた本に出会い、読んで感動。
そして、こちらはその木村さんご自身がご自分の言葉でまとめられた1冊のようです。

「奇跡のリンゴ」を読まれた方には内容的には重なる部分が多いものの、個人的にはとても興味深く、そして、感動もしつつ読むことができました。

特に、「有機栽培」とも違う「自然栽培」を木村さんが実践、提唱しておられるようですが、著書の中で驚きの事実が書かれていました。

「有機栽培」についても驚くことがありましたし、何より驚き、また、言われてみれば確かにそうかも…と思ったのが、農薬を使って栽培されたもの、有機で栽培されたもの、自然栽培されたものの腐敗実験の写真とその説明が書かれていたところでした。

人が薬などの手を加えたものは腐る。しかし、自然を生かして栽培したものは「枯れる」ことはあっても腐らないのだと。

ああ、なんかすごいなぁ。自然って本当にすごいんだなぁ。
改めてそう思いました。

さすがに私が今から農業を始めようとは思えませんが(なにぶんかなりの無精者ですし、今の仕事が大好きですので…)、それでも、自然栽培の農業は面白そうだ(もちろん、自然相手ですから大変なことがたくさんあるだろうということはわかりますが)と感じました。

そして、今農業をやっておられる方がどんどん自然栽培に移行してくださったら、どんなに素敵だろうとも思いましたし、この栽培法であれば、著書の中にも実際紹介されていましたが、若い方や、栽培するものによってはご年配の方でも、今の農業より負担が少なくなったり、体への害が圧倒的に少なくなったり、風水害など自然災害による影響も受けにくくなったりと、とりあえず、この本を読む限りではいいことだらけに思えました。

おまけに、木村さんは何も教科書(お手本)のないところから一つ一つ実際に試して、数え切れないほどの失敗を重ねながら、どうすればうまく行くかという方法を見つけ出してこられたわけですが、今からやろうという方は、少なくとも木村さんというお手本があり、微調整などはもちろん必要になるでしょうけれど、大枠はこうやればよいとわかった状態で始められるのですから、かなり恵まれているようにも思えます。

農業に興味のある方には大いにやる気を出すきっかけになりそうに思いますし、農業に興味のない方でも十二分に色々なことを感じられる内容なのではないかと思います。

ああ…木村さんが栽培されたものを食べてみたい…。
しみじみそう思います。

|

« 「とっちゃまんの 読書感想文書き方ブック 」 宮川俊彦著 | トップページ | 「天才は10歳までにつくられる」 横峯吉文著 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/96750/45624017

この記事へのトラックバック一覧です: 「リンゴが教えてくれたこと」 木村 秋則著:

« 「とっちゃまんの 読書感想文書き方ブック 」 宮川俊彦著 | トップページ | 「天才は10歳までにつくられる」 横峯吉文著 »