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2009年8月31日 (月)

「あなたの勉強法はどこがいけないのか?」 西林克彦著

いつもお世話になっている先生のお勧めでもあり、過去に西林先生の著書を読んで、納得した記憶があったのとで、その方が子ども向けに書かれた勉強法についての著書ということで読んでみました。

使われている言葉や漢字、例に挙げられている学習内容などからすると、中高生に向けて書かれたものだろうと思われますが(「ちくまプリマー新書」ですし。)、難しい本が苦手な私には、読みやすく、わかりやすく、今回も結構ふむふむ、そうだなと思いながら読みました。

ペラペラめくってみて抵抗がなければ、小学校高学年の子なども読んで参考になる(勉強になる)ことが色々あるのではという感じです。

第3章では「公式はやたらに覚えない―勉強のコツ①」と題して、公式を丸暗記して使うことによって生じる結果、丸暗記せず、中心となる基本のものだけを覚え、そこから応用させていくことを薦めておられます。

他にも、うん、納得!ということが色々書かれていますので、ご興味のある方は一度読んでみられてはいかがでしょう。

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2009年8月27日 (木)

「経済は感情で動く」 マッテオ・モッテルリーニ著

経済の本なんてほとんど読んだことがないのですが、ネット書店でタイトルが目に留まり、なんとなく共感できるような気がして、どういう内容なのか読んでみることにしました。

しかし、届いた本は300ページ余りあり、文字も小さめで、私にとっては(うわっ、読めるかな…)という感じでした。
まあ、仕事に関係あるわけではないので、隅から隅までしっかり読まなくちゃ!というわけでもなく、興味の持てないところは飛ばし読みでもいいかと読み始め、ほかの本と行ったり来たりしながら読んだため、読み終えるまでにひと月以上かかりました。

「行動経済学」と呼ばれるそうですが、タイトルにもある通り、人間は冷静な判断をしているつもりでも、知らず知らずのうちに感情に左右され、矛盾した選択をしていたりするということが色々と書かれています。

文章中には二択の質問形式でかなりの問題が出され、実際に選択していきながら、表現の仕方が違うだけで人は正反対の選択をしてしまったりするということが実感できるようにもなっています。(私は先読みしてしまって、「普通は選びがちな選択肢」はあまり選びませんでしたが…。)

例えば、買おうと持っている9000円の携帯電話が歩いて10分先の店では8000円で売っていると聞くとほとんどの人が8000円の店に行くほうを選ぶのに、199000円のテレビが歩いて10分先の店で198000円で売っていると知っても、ほとんどの人は10分先の店には行かない選択をするというようなことが書かれており、それを読みながら、ああ、わかるなぁ…と思いました。

他にも、賭けのリスク、投資のリスク、その他色々、ああ、うんうん、そうよね…みたいなことがあり、結構面白かったです。
経済学というより心理学に近いような印象を受けました。経済に疎い私でもそれなりに楽しく読めましたので、ご興味のある方はどうぞ。

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2009年8月24日 (月)

「天才は10歳までにつくられる」 横峯吉文著

話題書のようで、ネット書店のDMでも取り上げられており、書店にも平積みされていたので、ちょっと読んでみることにしました。

著者の横峯氏はプロゴルファー横峯さくらさんの伯父にあたるそうで、鹿児島県で3つの保育園、そのほかにもいくつかの子どもたちのための施設をしておられる方のようです。

「ヨコミネ式」という言葉を見て、初めはさくらさんのお父さんが書かれた本なのかな?と思ってなんとなく手を出さずにいたのですが(何しろ、出版社が「ゴルフダイジェスト社」ですし・・・。)、伯父さまが保育園をされていて、その方の本だとわかり、読みました。

「ヨコミネ式」というのは、読み書き、計算、体操をメインとした教育法のようで、0歳から10歳までの間の子育ての仕方などにも触れておられます。

この方の保育園で子どもたちが素晴らしい成長を見せ、テレビでも取り上げられ、全国で「ヨコミネ式」を取り入れるところが増えているそうです。

確かに、いいだろうなとか、すごいなとか思うところもあるのですが、3歳頃から百ますや公文式のドリルなどで計算をさせ、ゲーム感覚で競わせるなどということもされているようですし、また、「子どもを抱きしめるのは2歳まで」ともおっしゃていて、それが全ての親子にとって正しい子育てなのかどうか、私にはちょっとわからないなぁと思うところもあります。

教育、子育てのひとつの形として、今見えている範囲では「成功」しておられるということは恐らく間違いないのだろうと思いますが、うまくいえないのですが、どんな教育法も、それを考えた本人やその方の下に集った人たちでやっているうちは、おおよそいい結果を生むことでも、その方法が一人歩きし始めると、何か違ったものになっていってしまう危険があるように思います。

いいことも色々書かれていますので、まるまる鵜呑みにして実行するということではなく、まずはどんなものなのか読んでみようかなぐらいの感じで読んでみられてはどうでしょう。

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2009年8月20日 (木)

「リンゴが教えてくれたこと」 木村 秋則著

「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんの書き下ろし新書というのを見つけ、早速注文してみました。

私はNHKの番組で木村さんが取り上げられた際には見ておらず、その後ネットで木村さんの実践が書かれた本に出会い、読んで感動。
そして、こちらはその木村さんご自身がご自分の言葉でまとめられた1冊のようです。

「奇跡のリンゴ」を読まれた方には内容的には重なる部分が多いものの、個人的にはとても興味深く、そして、感動もしつつ読むことができました。

特に、「有機栽培」とも違う「自然栽培」を木村さんが実践、提唱しておられるようですが、著書の中で驚きの事実が書かれていました。

「有機栽培」についても驚くことがありましたし、何より驚き、また、言われてみれば確かにそうかも…と思ったのが、農薬を使って栽培されたもの、有機で栽培されたもの、自然栽培されたものの腐敗実験の写真とその説明が書かれていたところでした。

人が薬などの手を加えたものは腐る。しかし、自然を生かして栽培したものは「枯れる」ことはあっても腐らないのだと。

ああ、なんかすごいなぁ。自然って本当にすごいんだなぁ。
改めてそう思いました。

さすがに私が今から農業を始めようとは思えませんが(なにぶんかなりの無精者ですし、今の仕事が大好きですので…)、それでも、自然栽培の農業は面白そうだ(もちろん、自然相手ですから大変なことがたくさんあるだろうということはわかりますが)と感じました。

そして、今農業をやっておられる方がどんどん自然栽培に移行してくださったら、どんなに素敵だろうとも思いましたし、この栽培法であれば、著書の中にも実際紹介されていましたが、若い方や、栽培するものによってはご年配の方でも、今の農業より負担が少なくなったり、体への害が圧倒的に少なくなったり、風水害など自然災害による影響も受けにくくなったりと、とりあえず、この本を読む限りではいいことだらけに思えました。

おまけに、木村さんは何も教科書(お手本)のないところから一つ一つ実際に試して、数え切れないほどの失敗を重ねながら、どうすればうまく行くかという方法を見つけ出してこられたわけですが、今からやろうという方は、少なくとも木村さんというお手本があり、微調整などはもちろん必要になるでしょうけれど、大枠はこうやればよいとわかった状態で始められるのですから、かなり恵まれているようにも思えます。

農業に興味のある方には大いにやる気を出すきっかけになりそうに思いますし、農業に興味のない方でも十二分に色々なことを感じられる内容なのではないかと思います。

ああ…木村さんが栽培されたものを食べてみたい…。
しみじみそう思います。

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2009年8月17日 (月)

「とっちゃまんの 読書感想文書き方ブック 」 宮川俊彦著

先日書店に行ったときに、課題図書、推薦図書と並んで、読書感想文の書き方に関する著書も何冊か平積みされていました。その中で、宮川先生が書かれた「2009年夏休み小学生課題図書に完全対応」と書かれたものがあったので、教室の子どもやお母さん方に何か参考になるかしら?と買って読んでみました。

宮川先生は国語作文教育研究所の所長をなさっていて、これまでにも子ども向けの作文の描き方の本、保護者向けの作文指導に関する本を読んだことがあります。

文章を書くプロの方で、子どもたちにも指導をされている方だそうなので、子ども向けの本は読みやすい文体ではあるのですが、使われている言葉は結構難しいものも…。

この感想文の書き方の本では、2章で今年度の課題図書12冊を取り上げ、どういった点に着目するといいか、どういうことを意識しながら読むといいかなどが書かれています。

作文の本などにありがちな、原稿用紙の使い方や起承転結で書きなさいなどのような具体的なことには触れられておらず、どう読んでどう自分の考えを膨らませるか、どう意見を述べるかというようなところを中心に述べておられます。

漢字にはほぼ全てルビが打ってありますので、読むだけなら低学年の子でも読めるのでしょうけれど、使われている言葉が私からすると、こんなの子どもわかるのかな?と思うようなものも少なからずあるので、辞書を引きひきだと子どもにとっては読む気がそがれはしないかなと思ったりもします。

まあ、先生が書いておられること自体が、通り一遍の「よくありがちな感想文」ではないものを書こうということのようですので、そういうことができる子たちを対象に書いておられると考えるなら、このぐらい読んで理解するのかな?という気もしないではありませんが。

保護者の方が読まれて、こういうところについて考えてみたら?というようなアドバイスには使えるのかもなと思います。
教室の子ども用の本棚に置いておきますので、ご興味のある方はどうぞ。

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2009年8月13日 (木)

「脳から変えるダメな自分」 築山節著

以前、同じ著者の「脳が冴える15の習慣」を読んだことがあり、確か、読みやすく、わかりやすい内容だったことや、タイトルももちろんですが、内容紹介に書かれていたうちの「集中力がない」「早起きを定着させられない」「思い出せない言葉が増えている」など、ちょっと身につまされることがずらりと並んでいたもので、注文してみました。

「脳が冴える・・・」は新書でしたが、こちらは単行本。ですが、字も比較的大きく、行間もゆったりなので、あっという間に読める内容になっているのではと思います。

他にも「やる気が起こらない」とか「自分の考えをまとめられない」、「時間を無駄遣いしてしまう」など、見出しを見ていると、自分が当てはまりそうな項目だらけで、自分のダメダメっぷりを再認識・・・。(苦笑)

参考になる、簡単に実行できるようなことが色々紹介されてもいますので、ご興味のある方はどうぞ。
私の場合の最大の問題は、1回読んだら読みっぱなしにしてしまうところだったりするわけですが・・・。(汗)

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2009年8月10日 (月)

「ひめゆりの沖縄戦」 伊波園子著

こちらの本も「頭のよい子が育つ本棚」の中で紹介されていました。
私自身、学生時代には歴史に全然興味がなく、そのまま社会に出て、その後も結局ろくに学ばないまま、知らないままに歳を重ねてしまいました。

子ども向けの戦争に関する本ということで紹介されていたものをこちらともう1冊注文して読んでみましたが、もの知らずで難しいことが苦手な私には、このレベルの本から入るのがちょうどよさそうでした…。

「ゆめゆりの塔」には昔、社員旅行で沖縄に行ったときに行きましたが、この本の著者は実際にその時代、正に渦中で女学生だった方だそうです。

「ジュニア新書」ですので、わかりやすい言葉で書かれており、また、女学生の頃の経験なので、小中学生が読んでも何か感じることがあるのではないかと思います。
ただ、やはり戦争の中に身をおき、目の前で起きたこと、身をもって経験したことを語っておられるだけに、感受性の強い子などには相当ショックかもしれません。

でも、知らなくていいということはないような気がしています。
もちろん、小学生、中学生の時期に知らねばならないかどうかの判断は分かれるところと思いますが。

少なくとも、私は、こんなことを知らないまま大人になって長らく生きてきたということが少し恥ずかしくなりました。
頭では「戦争は絶対いけない」と思っていても、実際に感じたことではないので、戦争を知らない世代の方で、私のようにそのまま過ごしてきてしまった方なども、読んでみられてはどうかなと思います。(読みやすいですし、大人には。)

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2009年8月 6日 (木)

「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」 松下幸之助 述

書店に行ったときに目に留まり、薄くてすぐに読めそうだったのやら、松下幸之助さんというのはやはり偉大な方だと思っているのとやらで、何冊かピックアップしたうちの1冊でこちらも読んでみました。

著者名ではなくて、『松下幸之助[述]』と書かれているのですが、本の帯にはこう書かれています。

松下政経塾所蔵の未公開テープ
約百時間から厳選された成功の知恵

戦略・戦術は大事
しかしそれ以上に
大切なことがある

というわけで、内容は松下氏が政経塾で塾生にお話をされたことからの抜粋になっているようで、話し言葉ですからとても読みやすく、ページ数も100ページちょっとなので、本当にあっという間に読めてしまうかと思います。

私たちにとって松下氏といえば、「偉大な成功者」のおひとりだと思うのですが、もともとは貧しい家庭に生まれ、幼くして奉公に出され、今でいう学歴もなく、そこから出発されて素晴らしい経営者になられた方のようですから、おっしゃっていることにも重みや深み、力を感じます。

読みやすいものですが、きっとどこか、何か心に残るものがあるのではと思います。
ご興味のある方はどうぞ。(教室に置いてあります。)

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2009年8月 3日 (月)

「未来いそっぷ 」 星新一著

星新一さんといえば、「ショートショート」。
確か、私が小学生か中学生ぐらいの頃、うちの兄が星新一さんのショートショートをたくさん買って揃えていた記憶があります。

ですが、私はいくつかのお話しか読んだことがなく、国語の読解問題として扱われている文章に出合ったりという感じでこれまで来てしまいました。

こちらも、先日読んだ本で子どもにお勧めという中に紹介されていたので注文してみたのですが、改めてびっくり!
こちらは文庫本なのですが、作品集としては昭和46年に既に出版されていたものを昭和57年に文庫化したもののようです。

しかし、昭和46年の時代に既に「ポケットベル」や現在のパソコンのようなものが登場していて、今読んでも全く古さを感じることがありません。
むしろ、なんでそんな何十年も前に、今の世の中を見越したような作品をこれだけたくさんお書きになれたのか、そのことにびっくりです。

ひとつひとつが短いので、読書が苦手な子でもとっつきやすいと思いますし、内容的に、男の子は好きなんじゃないかなと思ったりもします。
もちろん、大人が読んでも楽しめると思いますし。

知りませんでした!(今、著者紹介で気づきました。)
星さん、東京大学農学部ご卒業だそうです。
東大の農学部を出られてSF作家。なんだかかっこいいなぁ。

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