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2009年3月30日 (月)

「やる気のスイッチ!」 山﨑拓巳著

この本は以前書店で平積みされているのが目に留まり、可愛い本だなとは思ったのですが、これまで読んだ本とかぶるところがありそうな気配だったので購入しませんでした。
すると・・・なんと!教室の小6の子が「これ読む?」と貸してくれました・・・。(汗)

「やる気のスイッチ!」  山﨑拓巳著 サンクチュアリ出版

評価 ★★★★

さすがに小、中学生が読む本ではないような気がしますが(読んではいけないという意味ではなく、ぴんと来ないのでは?という意味で)、極めて読みやすく、恐らく読み慣れた方なら立ち読みで読了可能なのでは?と。
文字自体は小さめなのですが、余白たっぷり。最初と最後には外国の写真もたくさん使われており、気軽に、手軽に読める本という感じですね。

どんな風にしてやる気を出すか、どんな風にして目標を実現するかなど、「スイッチ」と名づけて、全部で34の「スイッチ」が紹介されています。
そして、スイッチに入る前のプロローグに

「この方法は、ぼくが考え出したものじゃない。
 いろんなところから受け取った知識と知恵を、自分なりに解釈し、何度も
 何度も試してみて、本当に使えると確信したものだけをまとめたものだ。」

と書かれており、また、参考文献として8冊の著書が紹介されてもいるのですが、私はその8冊のうち2冊は実際に読み、他の3冊の本の著者は別の著書を読んだことがあり、そのせいかと思いますが、読んだことあるなとか、同じこと言ってたなとか思うところだらけで、正直なところ新鮮さはありませんでした。

ただ、内容自体はそうなんだろうなとか、確かにそうだとか、共感、納得できるところが多く、また、恐らく挙げておられる8冊の本から著者がエッセンスをピックアップして、更にご自身で実践されてまとめておられるのだどすれば、忙しい方、どれから読もう?と思っている方などにはオススメなのではと思います。

個人的には、参考文献として挙げられていないものでも、同じことを言っておられるなと思うものを何冊も読んだことがあるなと。
ここ最近何度も「無意識(潜在意識)」、「コンフォートゾーン」などの言葉に出会っているなと・・・。

そういえば、ひとつだけ。
「SWITCH15」に「ほめる効果」というのがあるのですが、そこにこんなことが書かれていました。

(前略)そんな風に人をほめることで、相手はきっと喜んでくれる。
でも、それ以上に、実はあなたを喜ばせているらしい。

なぜなら、人間の脳には「主語を認識せずに処理する」という
特徴があるから。
「Aさんはすごい」「Bさんはすばらしい」
といったときに、あなたの脳は
「わたしはすごい」「わたしはすばらしい」
という処理をしている。(
後略)

と書かれているのですが、これは本当なんだろうか?とそれは疑問を感じました。
だって・・・私なんて、毎日毎日子どもたちに「すごいなぁ~」「天才やなぁ~」「やるなぁ~」「賢いなぁ~」と、そんな言葉を連発していますが、脳が自分のこととして処理しているような気配は・・・。(汗)

まあ、人を褒めるとお互い気持ちよくいられるということには異論はありませんから、私の脳がどう感じていようといいんですけど。(笑)

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2009年3月23日 (月)

「新宿駅最後の小さなお店ベルク」 井野朋也著

以前、確かネットでこのお店の立ち退き問題のニュースを見て、なんだろうな?と思っていたのですが、書店で目に留まったので読んでみることにしました。

「新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには?  

井野朋也著 P-VineBooks

評価 ★★★★

生粋の神戸っ子の私は、新宿駅といわれてもぼんやりとしかわかりませんし、当然このお店に行ったこともありません。
ただ、タイトルに何か興味を惹かれるものがあり、また、小さな個人店が大きな力を前に『移転問題』で必死に闘っているというのをネットのニュース見てもいたので、実際にはどんなお店でどういうことが起こっているのかというのも気になり、購入しました。

東京の方や飲食店に詳しい方、流行などに敏感な方などはご存知なのかもしれませんが、「ベルク」というのはJR新宿駅東口の改札を出てすぐ左にある小さなお店だそうです。
著者の井野氏はこのお店の経営者兼店長とのこと。

内容は以下のような構成になっています。

第1章 どこにもないファーストフードのお店はこうしてできた
第2章 大手チェーンにできないことに価値がある
第3章 本当は飲食店なんてやりたくなかった ~ベルク誕生ストーリー~
第4章 なぜベルクをはじめたのか?
第5章 個人店が生き残るには?
解説  個人店に必要なフィロソフィ 押野見喜八郎

ベルクは飲食店ですが、個人経営のお店や、私のような個人事業主などには参考になること、共感できることが色々書かれているように思います。

移転問題がどう決着するのかも気にかかるところですが、この本を読んで、是非一度このお店に行ってみたいなと思いました。
ですが、もし新宿に近い方でしたら、多分何も「特別」なお店ではなく、当たり前に毎日気軽に立ち寄れる、そんな場所なんだろうなとも思います。

きっとこのお店のスタッフはキラキラしているんだろうなぁと思いながら読みましたが、このお店が多くの人に愛され、利用され続けているのは、いい意味での信念やこだわりがしっかり、バッチリあって、それがお店に現れているからなのかもなぁと。

「大手チェーンにできないことに・・・」というのは、多分、個人経営のお店、事業では不可欠なポイントでもあるんだろうと思います。

飲食に関係のない方にも大いに参考になることがあると思いますし、経営に関係のない方が読まれると、きっと一度行ってみたいなぁと思われる方も少なくないのではと。

ご興味のある方はどうぞ。

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2009年3月16日 (月)

「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」  本田直之著

多分3ヶ月ほど前に読み終わっていた気がするのですが、なかなかご紹介できずに今に至りました・・・。(汗)

「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」  

本田直之著 大和書房

評価 ★★★★

この本は、ネット書店でタイトルだけで即注文してしまいました・・・。(汗)
だって・・・まるで私のことみたいじゃないですか・・・、「面倒くさがりや」って・・・。そんな私でもうまくいく法則なんてものがあったら、それは参考にしなくては!と。(苦笑)

以前に本田氏の別の著書も読んだことがあり、結構面白かった印象があったので、早速読んでみました。
非常に読みやすく、本を読みなれている方なら、書店で立ち読みも可能なのではと。

本の帯にはこう書いてあります。

面倒くさいことは
ほうっておくと雪だるま式に
増えていく!
そうならないために
逆転の発想術!

内容は3章構成になっていて、以下の通りです。

1 考え方編   法則01~法則20
2 日常生活編 法則21~法則37
3 仕事編    法則38~法則55

著者は、面倒くさがりには2つのタイプがあり、面倒だから放っておいて、その結果、面倒を雪だるま式に増やしてしまう「堕落型」と、面倒だから面倒くさいことにできるだけ早い段階で対処する「先行・変革型」と呼んでおられます。

言っておられることは理解できますし、その通りなのですが、かなり無精者の私は、果たして「先行・変革型」も「面倒くさがり」という人種(?)なんだろうか?という気がしないではありません。(苦笑)

ただ、初めに書いておられることで、「『面倒くさい』から発明が生まれた!」とか「もし、かけ算の九九を覚えていなかったら?」などのことは、その通りだなと共感します。

読みやすくて、確かにこれを実行できたら「うまくいく」のだろうと思うことが色々書かれています。(しかし、それを実行できれば今頃は…。(汗))

特に印象に残ったのは(私が実行するかどうかは別として…。)

法則08 面倒くさいから いい人ぶらない
法則16 
面倒くさいから がんばらない
法則21 
面倒くさいから 「朝5分」に一番力をそそぐ
法則29 
面倒くさいから 強制力を利用する
法則36 
面倒くさいから 二度と同じことをしない
法則38 
面倒くさいから やらないことを決める
法則40 
面倒くさいから パソコンを頻繁に買い替える (←私には到底……)
法則47 
面倒くさいから 議論しない

読みやすい本ですので、ご興味のある方はどうぞ。
確かにこれをいくつかでも実行できたら「うまくいく」ことは増える気がします。

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2009年3月 9日 (月)

「IQ200になる習慣」  苫米地英人著

この方のお名前はネット書店で何度か目にしていたのですが、著書のタイトルや装丁に結構インパクトがあり、ちょっと購入をためらっていました。
先日、書店に行ったときにこの本を見つけ、「親子で使える」という言葉が目に留まったこともあり、読んでみることにしました。

「IQ200になる習慣」  苫米地英人著 東洋館出版社

評価 ★★★★

著者の苫米地氏は著者紹介によりますと・・・。

1959年東京生まれ。脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者。
1983年、上智大学外国語学部英語学科卒業。同年、三菱地所へ入社。1985年、フルブライト留学生としてイェール大学大学院に留学。その後、コンピュータ科学の分野で世界最高峰と言われるカーネギーメロン大学大学院に転入。日本人として初の計算言語学の博士号を取得。

一般的な著者紹介だと、このあたりで終わっているように思うのですが、この方の経歴があまりにもすごいということなのだと思います。更にこのあと、上記で引用しているものの4倍強の著者紹介の文章が続いています。

とにかくすごい方のようです。(恥ずかしながら、私は全然存じ上げなかったのですが…。)

本書の構成は以下の通りです。

Step1 頭がよいとはどういうことか?
Step2 IQを上げる方法と習慣
Step3 自然に勉強したくなる脳を作ろう!
Step4 IQが上がる読書法
Step5 IQを最大限に活用できるテクニック
Step6 世界一豊かな人生を送るとは?

著者ご自身は、小さい頃から勉強がとてもよくできるお子さんだったようで、ご自身の子ども時代、学生時代などのエピソードなどを読めば読むほど、それはあなたが特別なのでは?という思いを持ってしまうのは否めないのですが(著者は、「もともと生得的なIQにはそれどほ差がない」と書いておられ、「IQは子どものころから訓練すれば、飛躍的に上げることができるのです。」とも書いておられます。)、書いておられる内容のほとんどは納得のいくこと、共感できることでした。

これを実践すれば、どんな子どもでも「IQ200」になるなんてことは正直私には考えられないことですが、子どもの脳の発達(恐らく大人にもそれなりの効果が望めるのではと思いますが)に関しては効果があるだろうと思えることが多く、読みやすく書かれていますので、ご興味のある方は読んでみられてはと思います。

それぞれの章の終わりに、その章のまとめが書かれていますが、そこに書かれていることをいくつか引用してご紹介します。

●受験のテクニックやドリルをやってもIQは上がらない
●テレビのかみ砕いた情報やテロップはIQを下げてしまう
●子どもには疑問を持たせ、答えを調べさせ、自分で考えさせる
●勉強は「好き」でやる。「努力」「根性」ではいやいやなので伸びない
●売れている本を大量に読むことで世間の関心や流行を知る
●人間が学ぶのは人生を豊かに生きるためである

この本の内容に共感できることが多かったので、この著者の別の本も読んでみようと、読了後早速ネット書店に注文したのですが、何か在庫がないものがあったようで、2週間経ってもまだ届いていません・・・。(苦笑)

さらっと読めますし、「IQ200」なんてタイトルに「そんなの興味ないわ(関係ないわ)・・・」とか思ったりなさらず、一度読んでみられてはいかがでしょうか。(内容には大いに共感できるのですが、タイトルがどうもイマイチ合っていないような気がしてしまうのは私だけでしょうか・・・。)

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2009年3月 2日 (月)

「京大芸人」  菅広文著

こちらも以前さくら個別の國立先生がブログで取り上げておられて、最近はほとんど全くテレビを見なくなってしまったものの、実は私はロザンの宇治原くんが結構好きで、どんなことが書かれているのか読んでみることにしました。

「京大芸人」  菅広文著 講談社

評価 ★★★☆ (読み物としては私は結構好きですが。)

ご存知の方も多いかと思いますが、吉本の高学歴コンビのロザン、その「可愛らしい方」で大阪府大中退の菅ちゃんが書いた本です。

宇治原くんが京大卒なのは知っていましたが、京大出て漫才というのもめずらしいなぁと思ってはいたものの、どういう経緯で漫才師になったのかは知りませんでした。
これを読んでびっくりしたのは、京大に行ったのに成り行きで漫才師になったのではなく、漫才師になるため(?)に京大に行ったというほうが正しいようだということです。

文章はさすがにうまいとまでは言えませんが、頭もよく、お笑い芸人でもある菅ちゃんが書いているわけですから、とても読みやすく、あっという間に読み終わるかと思います。
そして、改めてすごいなぁと思ったのが、宇治原くんの勉強法。これに関しては、國立先生も書いておられたように思いますが、高校受験、大学受験をする学生さんたちは参考になることも多いのではと思います。

ちなみに、内容は以下のような章立てになっています。

第1章 「高性能勉強ロボ」との出会い
第2章 芸人なれへん?
第3章 宇治原独自の勉強法
第4章 夏期講習とゴールドカード
第5章 マークシート必勝法
第6章 センター試験で壊れたロボ
第7章 京大合格、サクラサク
第8章 浪人生になった僕
第9章 怖そうなおっさんと不思議な6畳間
第10章 友達からコンビへ

受験生に参考になるかもというのは3章と4章。5章はこんなタイトルですが、間違っても参考にはしてはいけません。(笑)

うちの教室に来てくださっている方だと、おうちの方にも子どもたちにもあまり参考にはなりそうにありませんが、読み物としても楽しめるかと思います。
私はなんだか一層、菅ちゃんも含めてロザンが好きになりました。(笑)

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