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2008年12月 8日 (月)

「『育てにくい子』と感じたときに読む本」 佐々木正美著

今日は出勤しなかったので、読み終えた本が自宅になく、今ほぼ読み終わりつつあるこちらのご紹介です。

「『育てにくい子』と感じたときに読む本 悩み多き年齢を上手に乗り越えるためのアドバイス  

佐々木正美著 主婦の友社

評価 ★★★★☆

佐々木正美先生といえば、もう恐らく3年ぐらい前にこのブログを見てくださった方が「子どもへのまなざし」という本がとても素晴らしいから是非読んでここで紹介してもらえたらと教えてくださり、本自体はその後すぐ購入したのですが、かなりボリュームがあり、分厚い本が苦手な私は(といっても、私にとって分厚いだけで、多分普通の方には少しボリュームがあるという程度なのかもしれませんが・・・)読み始めたものの、なかなか進まず、ついついほかの本を先に読んでということになり、未だに最初のほうを読みかけたままで止まっています。
それはちゃんと頭にはあったのですが、この本のタイトルが気になり、ベストセラーであるらしい「子どもへのまなざし」を読み終えてもいないのに、こちらを読み始めてしまいました。

この本は、雑誌「Como」の記事に加筆修正を加えたものだそうです。
5章と最後にQ&Aのページとで構成されており、それぞれの章では初めに佐々木先生のお考えが書かれ、2章から5章はその後、子を持つ親御さんからのご相談に先生がお答えになるという形でまとめられています。

佐々木先生は児童精神科医をなさっておられるそうですが、とにかく本当に子どもたちへの愛情、そして親御さんたちへの愛情が文からもあふれ出しているのを感じます。
きっと、この方は周囲の方をホッとさせ、癒し、優しい気持ちにできる方なのだろうなと、文章を読んだだけでも感じます。

本の初めにこんな言葉が書かれています。

手のかからない子がいい子だなんて
そんなの大きなまちがいですよ。
人生のどこかで、
親は子どもにたっぷり手をかける必要があるんです。
小さいころに手をかけさせてくれる子が
本当はとてもいい子なんです。

親御さんの悩みに答えられているところも、小さいお子さんをお持ちの方は同じようなことで悩んでおられる方が少なからずおられるのではと思う内容が多く、また、そのアドバイスが子どもにとってとても優しいまなざしで答えられており、かといって、親御さんのお気持ちもしっかり汲んで、本当にあたたかいお答えをされています。

一人っ子や2人兄弟、姉妹が増えている上、昔のように近所の子どもたちと集まって外で遊ぶという機会も少なくなっている今日の状況を考えると、この本を読まれることで気持ちが楽になられたり、救われたり、また、ハッとされる親御さんは多いのではないだろうかと思います。

印象に残るところも多いのですが、中でも、先生は、兄弟がいればまず上の子を優先してあげなさいとおっしゃっているのが印象的です。
子育ての経験はありませんが、私が読んでもハッとしましたし、確かにそうかもしれないと思ったりしました。

穏やかで優しい気持ちになれる本だと思います。
ご興味のある方は是非どうぞ。

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