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2008年10月 6日 (月)

「『成功』と『失敗』の法則」 稲盛和夫著

以前、ネット書店のDMでタイトルは見かけたのですが、そのときは購入せず。
先日、書店に行ったら棚にずらっと並んでいたので、読んでみることにしました。

「『成功』と『失敗』の法則」 稲盛和夫著 致遅出版社

評価 ★★★★

稲盛氏というお名前は、素晴らしい経営者という印象だったので、そういう方が書かれた「成功と失敗」とはどんなものなのかなと思い、読んでみることにしたのですが、私の予想とは違って、セラピストやカウンセラーなどがよく書いておられるような、メンタルな面に関して書かれた本でした。

文字も大きく、行間もたっぷりで、130ページほどの本なものですから、書店で立ち読みしても済んでしまいそうな感じです。
書かれている内容は、個人的には共感、納得することが多いのですが、とりわけ目新しいということがあるでもなく、強いて言えば、京セラや第二電電(現KDDI)を起業し、軌道に乗せた素晴らしい実業家の方が、こういうお考えで成功されたということが嬉しいという感覚はあったかなという感じです。
そういえば、高額納税者としても有名な齋藤一人さんも、精神世界のことを語られていたような気がしますが。

表紙を開くと、こんな言葉が書かれています。

 試練を、絶好の成長の機会としいてとらえるこ
 とができる人、さらには、人生とは心を高め
 るために与えられた期間であり、魂を磨くた
 めの修養の場であると考えられる人――。そ
 ういう人こそが、限りある人生を、豊かで実
 り多いものとし、周囲にも素晴らしい幸福を
 もたらすことができるのです。

内容は4章から成っており、それぞれに以下のようなタイトルがついています。

第一章 人生の目的
第二章 思いの力
第三章 自らを慎む
第四章 道をひらくもの

稲盛氏は、モラルや道徳を大切にし、善なること、正しいことをすることが大切だということを、表現を変えつつ繰り返し書いておられるのだと思います。

第二電電を立ち上げたとき、「揶揄された」そうですが、それでも稲盛氏はMTT、日本テレコム、日本高速通信に対して、「一方、第二電電は、情報化社会の到来に向け、国民のため通信料金を下げたいという純粋な思いのみで、徒手空拳参入し、彼我の差は歴然としていました。」と書いておられます。

それでも、その純粋な思いが社員や代理店、社外の多くの方々の共鳴を呼び、今も成長発展を重ねているのだと。

恐らく、この本は本当に「『成功』の法則」が書かれているのだと思いますが、一般の経営書とは全く違い、経営には関係のない方にも大いに参考になると思いますし、また、経営のノウハウのようなものが知りたいと思っている方にはほとんど参考にならないのだろうとも思います。

読んでいると、すがすがしい気持ちになる本なのではと思います。
こういう経営者、事業家の方が増えていけば、確実に社会は変わるのだろうと思います。

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