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2008年8月 8日 (金)

「小さな幸せに気づく24の物語」 中山和義著

最近、暑さとバテでなかなか読書のペースが上がらず、難しい本は一層進まず、でも、何か軽めの本を読みたいなぁと、積読はたっぷり残っているのですが、書店に寄ってみました。
で、3冊ばかり買った(1冊は軽くないけど・・・)うちの最もさらっと読めるものを読んでみました。

「小さな幸せに気づく24の物語」 中山和義著 フォレスト出版

評価 ★★★★ (私は好きですが、あまりにもさらっと読めてしまうので、買ってまで読むというと微妙かなと・・・)

もともとは、こちらより先に「大切なことに気づく24の物語」というものが出版され、16万部を突破しているとの紹介が巻末にされています。
確かに書店にそれも並んでいて、どちらにしようかなと思ってこちらを選んだのですが。

著者の中山氏はテニスクラブの経営、テニス用品等の販売、老人ホーム、学習塾の経営もされている方のようです。
そして、これらの著書は、著者が毎月「オーナー日記」として会報に載せて紹介していた内容を本にまとめられたもののようです。
ですので、ひとつひとつ、とても素敵なお話ではありますが、短くてあっという間に読めてしまいます。それが24こですから、読みなれている方なら、書店で立ち読みでもあっという間に終わってしまうのではと・・・。

ただ、こういう本ですから、どれかとても感動する話があって手元において何度も読み返したいとか、悩んでいることがあってその解決のきっかけがもらえそうだとか、そういう方なら買って大事に持っておかれるのもいいのかなと。

短くても、ほろっとするお話や感動するお話がたくさん紹介されています。

構成は4つの章から成っており、それぞれ以下のようなタイトルになっています。

Chapter1 心を成長させてくれる物語
Chapter2 仕事や働くことから気づき、成長させてもらった物語
Chapter3 家族や友人から成長させてもらった物語
Chapter4 夢を追いかけている人から成長させてもらった物語

素敵なお話がたくさんですが、ひとつ印象深いところをご紹介します。

知的障害を持つ女の子に施設でお金の訓練をしていたときの会話だそうです。
1円から500円までの硬貨を順番に並べ、先生が彼女に「一番大切なお金はどれですか?」と尋ねると、女の子は笑いながら10円を指差し、先生が何度500円だと教えてもダメ。そして・・・

困り果てた先生は、
「どうして一〇円が大事なの?」
 と聞くと、女の子は、
「だって、この一〇円をあの公衆電話に入れたら、大好きなお父さんの声を聞けるから……」
 と答えました。

「大事」ということでは、間違いなくその女の子にとって、10円玉が一番大事で、電話をかけられない500円玉を大事だとは思えなかったのでしょう。
個人的には「大事」という表現は「高価」という意味とは全く別のものだと思うので、もし本当に先生がそう尋ねられたのだったら(もちろん、知的障害のある子どもたちに分かるようにということで色々なご苦労があるのだと思いますが)、他に尋ね方はなかったのかなと思わなくはありませんが。。。

ご興味のある方はどうぞ。
なんだかほっとする1冊です。

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