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2008年4月28日 (月)

「国語脳ドリル 作文王スタンダード」 工藤順一著

最近、なかなか本を読む時間が取れず、また、過去に読んだ本をもう一度読んだりもしていたため、未読書は溜まったまま・・・。そこにまた新たに本を購入してしまい、頑張って読まないとえらいことになりそうです・・・。

世間はGWに突入。長い方だと11連休なんていう方もおられるようですので、ブログをご覧くださる方も少なめでしょうか。

今日はこちらをご紹介。

「国語脳ドリル作文王スタンダード」 

工藤順一+国語専科教室著 学研

評価 ★★★★

これを買ったのはもう半年以上前になりますので、今は国語脳ドリル作文王プライマリー 」というものも出ています。(私は今のところまだ購入していませんが。)

工藤先生の著書は以前ご紹介したことがありますが、恵比寿で国語専門の教室をなさっていて、先生が書かれた本には大いに感心、共感しました。

その先生の作られた「作文ドリル」というのがどんなものなのかな?と、以前ご紹介した「立体王」を購入したときに一緒に注文しました。

確かに、これをしっかり取り組めば、かなり書けるようになるだろうなというもので、内容も面白いのですが、あくまでも私の感覚なので実際には違うかもしれませんけれど、このドリルはもともと書くのが好きな子や、あれこれ考えるのが好きな子には大いに役立ちそうな印象を受けるものの、書くのが苦手な子、考えるのが苦手な子にはややハードルが高いような気がしないでもありません。

特に、対象が小学2~4年になっているので、2年生だと、かなり書くのが好きな子、国語に興味がある子、好奇心旺盛な子・・・そういう子たちでないとやや難しいのでは?とも。

もちろん、全てが難しいわけではありませんし、参考になるところも色々あると思います。
書けない子は、まずは解答例を参考にして書いてみるというのもひとつの方法なのかもしれませんが。。。

もともと書くことが好きだったり、国語に興味がある子であれば、これに沿って取り組んでいくことで一層書くことが得意になるだろうとは思います。
というか、私が見ても、「さて、これはどうやって書こうかな?」と思うものや、大学時代に受けた「文章表現」の授業を思い出させるものがあったりもします。

4年生までといわず、高学年でも十分参考になるのでは?と思いますし、作文を書く際のポイントのようなものが理解できるのではという内容ですので、ご興味のある方は一度ご覧になってみられてはいかがでしょう。

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2008年4月24日 (木)

「進学塾不要論-中学受験は自宅でできる」 水島 醉著

以前にもこの黄色い表紙は書店でも見かけていたのですが、そのときにはそのままやり過ごしていました。
ネット書店でまたこれを見つけ、なんだか気になり購入したのですが、なかなか興味深い内容でした。

「進学塾不要論 中学受験は自宅でできる」 

認知工学 水島 醉著 ディスカヴァー・トゥエンティワン

評価 ★★★★☆

認知工学というお名前は数年前から存じ上げており、教室にも「中学受験は自宅でできる」などの小冊子は既に置いてあるのですが、著者の水島先生は京都で認知工学/エム・アクセスという教室をされ、独自の教材なども書店で販売されたりしている方です。

本の帯にはいきなりなかなかインパクトのあるコピーが書かれています。

進学塾は成績を
下げるってホント!?

家庭で子どもを伸ばす具体的方法をお教えします


(注:ここで著者が言っておられる「進学塾」というのは主に中学受験指導塾を指しておられるのだと思われます。)

そして、表紙をめくるとこんな言葉が。

進学塾は、いわば劇薬のようなものです。
どんな薬にも必ず副作用があります。
使い方を誤れば、とんでもないことになってしまいます。
効能のみに目を奪われ、あるいはウソの効能を信じて、
子どもを進学塾に通わせている
親御さんがたくさんいらっしゃいます。
親御さんには、どうかこの真実を
正面から見据えていただきたいと希望します。
それが進学塾による負の影響に
苦しむ子どもを一人でも減らすことになるからです。

また、本書の構成は以下のようになっています。

第一章 進学塾は学力を低下させる
 ①進学塾によって潰される優等生たち
 ②進学塾のまやかしとカラクリ
 ③進学塾は子どもの学力を低下させる
第二章 進学塾は子どもの精神を蝕む
 ①中学受験勉強のなかで、壊れていく子どもたち
 ②「アノミー」すがるべき権威を失った子どもたち
 ③「アルファシンドローム」を引き起こす親、公教育、進学塾
 ④子どもをアノミー、アルファシンドロームに陥らせないために
第三章 中学受験は自宅でできる
 ①ゆとり教育と詰め込み教育、双方の弊害
 ②必ず身につけさせておくべき学習内容

 ③子どもを伸ばす学習法
 ④子どもを伸ばすために、家庭でできること・するべきこと

私自身は中学受験の経験も、中学受験指導の経験もありませんので、実体験としてはわからないのですが、それでもなんとなく納得できるところ、共感できるところは多かったです。

同業の先生が他塾(それも大手塾など)の批判めいたことを書くと、自塾の宣伝のように受け取られてしまうこともあるのかもしれませんが、ここに書かれていることについて、大手の中学受験塾の方々はどんな反論をされるのだろうなと、そんなことを思ったりもしました。

中学受験を意識しておられ、まだ年齢的には受験塾には通わせておられない方や、これから通わせようとしておられる方、この春から通い始めさせたばかりの方などは一度読んでみられてはと思います。

こういう意見がある(恐らく同じようなことを感じておられる先生方は少なくないような気がしますが)ということを踏まえた上で判断される方が、子どもたちにとってもよりよい選択ができるのではと思います。

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2008年4月21日 (月)

「脳を活かす勉強法」 茂木健一郎著

書店でも棚にずらりと並べられているのを見かけ、茂木先生は以前他の本を読んでいい印象を持っていたこともあり、「勉強法」の本ということならちょっと読んでみようと購入しました。

「脳を活かす勉強法 奇跡の『強化学習』」 

茂木健一郎著 PHP研究所

評価 ★★★☆

私が購入した時点で既に本の帯に「30万部突破!!」と書かれていますので、話題書なのだと思います。
実際、他の方々が紹介されているのもちらほら見かけました。
そして、内容もとても読みやすく、勉強に対する先生のお考えや書いておられることには概ね共感、賛成できるのですが、先生ご自身が「勉強を強制されたことはない」と書いておられるように、自分がやりたくてどんどんやった結果、学年トップの成績を収めたということが書いてあり、純粋に「勉強法」が知りたくて読んだ方はちょっと「あれれ?」となってしまうのかもしれません。

内容は以下のような構成になっています。

第1講 脳は「ドーパミン」と「強化学習」が好き
第2講 「タイムプレッシャー」が脳の持続力を鍛える
第3講 「瞬間集中法」で勉強を習慣化させる
第4講 茂木健一郎流「記憶術」
第5講 茂木健一郎の「読書のススメ」
第6講 脳のコンディションを把握しよう
第7講 自分を変える「一回性」に巡り会うには
第8講 遇有性がさらなる脳の発達を促す

ちなみに、いきなり、最初の項目にこう書かれています。

 自分にとっての「うれしいこと」を見つけるのが人生の課題だともいえます。「うれしいこと」が「やるべきこと」と一致したら、もっとうれしい。きっと、人間は劇的に成長できます。
 逆につまらないと思ってやる学習はいつまで経っても進みませんし、つまらないことばかりの人生に、成長はありません。

さらに次の項目にはこうも。

 なぜなら、脳が喜びを感じるためには「強制されたものではない」ことが大事だからです。何をするにしても「自分が選んでいる」という感覚こそが、強化学習に欠かせません。部下や子どもの主体性を引き出すためには、どんな小さなことでもいいから自発的にやったことで「成功体験」を持たせることが大切。成功体験なしには、脳は変わってくれないのです。
 そういう意味でいうと、僕は勉強に関して一度も強制されたことがありません。勉強すること――新しい知識を手に入れることに常に喜びを感じていました。いまにして思えば、それがとても大事なことだったように思います。

そして、その次の項目にはこんなことが。

 ここでひとつ注意しなければならないのは「できることを続けても脳は喜ばない」ということです。ドーパミンは、できると分かっていることを成し遂げても放出されません。できるかどうかわからないことに、一生懸命になってぶつかり、そして苦労の末それを達成した時に大量に分泌されます。(中略)
 苦しければ苦しいほど、その後の喜びは大きく、より強化される。これが脳のメカニズムです。この「苦しい」状況を何とかして突き抜けることは、とても重要なことです。

他にも色々書いておられることは、確かにそうだろうなとか、うん、そうそう、その通りと思うところは多く、私としては面白く読ませて頂いたものの、例えば勉強嫌いでどうしたら勉強できるようになるかな・・・と思っているような場合、さて、これがどこまで参考になるのかな?と。

私自身、学校での勉強が全てではないと思っているので、子どもたちもやりたくなければやらなくてもいいのではと、その代わり、打ち込める何かを見つければいいのではと思っているような人間ですので、先生がおっしゃっていることには共感できるのです。

ただ、嫌でも勉強しなくちゃいけない場合、勉強を喜びに変えるのは難しいでしょうし、苦しみを乗り越えるまで努力することができる人は、ある意味勉強嫌いは軽症ということでもあるでしょうし、そういう意味ではこの本のタイトルはちょっとどうなのかなと…。

まずは書店などで、自分の求めていることが書かれていそうかどうか見てみられる方がいいのかもしれませんね。

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2008年4月17日 (木)

申し訳ありません・・・。

今日はちょっと正直言ってかなり最大級に理解不能な出来事がお昼に起きてしまい、レッスン中は忘れていたものの、現在またいくら考えても考えがまとまらない状況に陥っております。

読み終わっていてご紹介予定の本は数冊あるのですが、今日はそれをご紹介するだけの色々な意味での余裕がありません・・・。
明日以降、書けそうでしたらまた書かせて頂きますので、宜しくお願い致します。

因みに、現在ご紹介しようと思いつつもまだご紹介できずにいる既読書はこんな感じです。

「進学塾不要論」 認知工学
「脳を活かす勉強法」 茂木健一郎 
(既に何人もの先生がご紹介されてましたね。)
「頭がいい子に育てる親の話し方」 樋口裕一
「この地球にすんでいる僕の仲間たちへ」 東田直樹 東田美樹
「国語王ドリル 作文王」 工藤順一

近々ご紹介できるようにします。

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2008年4月14日 (月)

「秘伝 算数ができる子になる」 朝倉仁著

昨年末に出版されたようですので、既にご存知の方もおられるかと思いますが、私は全然知らなくて、先日書店の店頭で目に留まり購入しました。
なかなか興味深いなぁと思っていましたら、つい先日、ドリルなども出版されたようです。

「秘伝 算数ができる子になる」 朝倉仁著 小学館

評価 ★★★★☆

そもそも、この本を手に取るきっかけになったのは、教室に来てくれている子のお母さんが大阪にある「朝倉算数道場」のお話をちらっと聞かせてくださった数日後に書店に行ったところ、朝倉先生の名前が目に留まったというものでした。

不勉強ながら、これまで私は朝倉先生のことは全く存じ上げませんでしたが、もともとは数年前まで「浜学園」の算数科の頂点におられた先生だそうです。
そんな優秀な先生が浜学園をお辞めになって、東京と大阪に算数教室を開かれたと。
そして、その教室でのエピソードなどを交え、どうすれば算数ができるようになるかを書かれたのがこの本のようです。

個人的にはとてもステキな、大好きな内容が沢山あり、思わず先生にお会いしてみたい!と思ってしまったのですが、「はじめに」にも「あとがき」にも同じようなことが書かれています。
「はじめに」から一部引用してご紹介しますと・・・。

 ところで、そう言っている私は何者なのでしょう?では、自己紹介をします。
 私は、数年前まで関西の大手進学塾で算数を教えていました。その塾は、現在もほぼ毎年、日本で最難関といわれている灘中学校の合格者がいちばん多い進学塾です。私はその塾の算数科のトップの講師で、算数科すべての講師をまとめ上げる立場にいました。受け持ったクラスはその塾の中でもトップクラスだったり、さらにはひと握りの天才児のみが集う特殊クラスだったりしました。一時期、灘中学・灘高等学校の全在校生の3分の1は私の教え子なんていうこともありました。
 その後、子どもたちの算数の実力を上げていく私の手法が塾の方針と違うことから、自分独自の手法を実践できる場を作りたいと考えるようになり、その大手進学塾をやめました。そして、仲間たち数名と個別指導の教室を立ち上げ、その仲間たちと独自の手法が実践できる場として教室を運営してきました。(中略)現在は、前述の「算数を大好きにさせよう」という独特の理念のもと、特殊な算数教室で教鞭をとっています。(中略)
 現在、算数で苦しんでいる子どもたちがどれほどいるでしょう?
 私は、算数の勉強を「強制的にやらされている」という感覚で捉えている子どもたちに、「コリャおもしろい!」って思わせたいのです。もちろん楽しいことだらけではありませんが、そのおもしろさの一端をこの本から得てもらえれば、それだけで幸せです。
 あなたのお子さんに「算数大好き!」と言わせてみたいですよね!さあ、その算数大好きの世界へ出発しましょう!!

また、本書の内容は以下のような構成になっています。

第1章 ふつうの子が算数オリンピックで金メダル!?
第2章 算数を大好きにさせる仕掛け
第3章 分かれ目になる瞬間
第4章 一流の算数解法とは!?
第5章 わが子の能力を伸ばしたいママへ
第6章 賢い塾の選び方と使い方
第7章 大事なのは子どもの「こころ」の動き

この先生がどれだけ算数が好きなのかがひしひし伝わってくる気がします。
また、素晴らしい能力、指導力をお持ちの方に違いないとも思います。
こういう算数が大好きで能力も高い先生に算数を習ったら、きっと多くの子が算数は楽しいと思えるのだろうなと感じつつ読みました。

中学受験を考えておられる親御さんにも大いに参考になるところがあると思いますし、お子さんが算数が苦手、算数が嫌いで悩んでおられる親御さんにも一読の価値があるのではと思います。

一部、おバカな私には一度読んだだけではついていけないところもありましたが(汗)、とても興味深く、そして、穏やかな気持ちで読めました。
いつかお目にかかってみたい先生のおひとりになりました。

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2008年4月10日 (木)

「みんなで考えよう 世界を見る目が変わる50の事実」 ジェシカ・ウィリアムズ著

こちらもまたまたネット書店でうろうろしていて見つけました。
2005年に大人向けに出版されたようですが、それを若者向けにビジュアル版として2007年にこちらが出版されたようです。

みんなで考えよう 世界を見る目が変わる50の事実」 

ジェシカ・ウィリアムズ著 酒井泰介訳 草思社

評価 ★★★★

私自身、本当に知らないことだらけで、それでも、日本という国は色々な意味でとても恵まれた国なのだなと感じることは少なからずあります。(ついつい忘れがちですが。)

先日読んだ、マイクロソフトを辞めて社会起業家になられた方の本を見ても、世界には日本で暮らす私には全く想像もつかないようなことがまだまだ沢山あるのだなということを感じました。

既にとっくに大人になって久しい私でさえこれですから、子ども達は一層知らないことが多いだろうとも思います。
つい昨日もある文章の中に、貧しくて石油を買えない人たちは燃料として牛のふんを乾かして使うということが書かれていたのですが、それを聞いた高学年の女の子が「うわっ、絶対イヤ!よかった~、日本に生まれて。」と言っていたのですが、寒ければ暖房、暑ければ冷房、それがほぼ当たり前になっている私達にとって、その生活は想像のつかないものです。

そういう意味でも、子どもが読んで世界を知るきっかけになるような本なのかな?と思い注文してみました。
内容は絵も多く、文章もとてもわかりやすいものでしたので、小学校高学年以上ぐらいであれば、十分読んで何かを感じることはできるのではと思います。

ただ、子どもにはまだよく理解できないのではという内容や、ショッキングすぎるかもという内容などもあり、もし子どもに読ませるのであれば、まずは大人の側が読んでみて判断される方がいいのかなとも感じました。(特に小学生や中学生には。)

以下、「はじめに」に書かれていることを引用してご紹介します。

(前略)
 50の事実の中には、衝撃的なもの、読みながら怒りがこみ上げるものもあるでしょう。この本を書きはじめたとき、わたし自身、とても悲しくなることもありました。世の中はなんて残酷なんだろう、こんなことを読者に知らせてなんになるのだろう、と。
 でもこの本のどれかひとつでも、あなたが世界のことを考えるきっかけに、ささやかな行動に踏みだすきっかけになってくれたら、と、わたしは自分に言い聞かせました。自分なんかに、たいしたことはできやしないと思うかもしれません。だけれど、たとえ小さな一歩でも、みんなが力を合わせれば、大きな変化が起こせる。わたしは心からそう信じています。

 その力に、いま多くの人が気づきはじめています。この本がイギリスで刊行されたのは、2004年のはじめ。その後に起きた変化は、目をみはるものでした。
 ここイギリスでは、世界をよくするために小さな行動に踏み出そうと呼びかけるテレビ番組、本、記事などが相次ぎました。(中略)一人ひとりに世の中を変える力があるという思いが、ふいに大きな支持を得たのです。なんてすばらしいことでしょう。(後略)

 (前略)あなたたちは、未来です。大人になれば、あなたは社会のあり方を変えるために、大きな役割を果たせるようになります。その日のために、この本でふれた事実について、もっと深く学んでください。知れば知るほど、あなたの力になるはずです。世界はすごいスピードで変わりつつありますが、世界を変えていくのはあなたたちなのです。
 アメリカの文化人類学者マーガレット・ミードは、とても有意義な言葉を残しています。
 「思いやりがあり、行動力のある人びとは、たとえ少人数でも世界を変えられる。実際、それだけがこれまで世界を変えてきたのですから」
 この言葉は真実でありつづけるために、できるだけのことを、さあ、ご一緒に。

個人的に印象に残った項目をいくつかご紹介しますと・・・。

1  日本女性の平均寿命は85歳。ボツワナ人の平均寿命は34歳
11 ロシアで夫や恋人に殺される女性は、毎年1万2000人以上
16 タイガー・ウッズが帽子をかぶって得るスポンサー料は、1日あたり5万5000ドル。
   その帽子を作る工場労働者の年収38年分
29 世界で3人に1人は戦時下にくらしている
44 世界にはいまも2700万人の奴隷がいる


私達が当たり前に思っていることは、世界に目を向けるとかなり特別な、恵まれたことであることがこんなにも沢山あるのだなということを改めて感じました。

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2008年4月 7日 (月)

「たった3年で学校が変わる!神崎高校再生の軌跡」

ネット書店でちょっと気になるタイトルだったので注文してみたのですが…。

「たった3年で学校が変わる!神崎高校再生の軌跡 

神戸新聞総合出版センター編

評価 ★★★☆

ネット書店でうろうろしていたところ、たまたまこの本の紹介が目に留まり、同じ兵庫県内の高校で、「教育困難校から人気No.1校へ。」というコピーにも興味を惹かれたので、注文してみました。

兵庫県は結構広い県でもあり、神戸の東からどこへも出たことのない私には同じ県内でも知らないところはたくさんあります。
神崎という地名は知っていますが、姫路方面の学校に関して知っていることといえば、姫路西高校が優秀だということぐらいで、同じ県内でもあり、自分の母校よりも偏差値的に高い(今はどうなのかはっきり知りませんが…)高校がある地域に、それも今の時代に公立の高校で「教育困難校」というものが存在することすらイメージできず、また、その言葉が指す意味が今一つピンとこず、注文するに到りました。

しかし、届いた本の帯に書かれている通りの内容で、私個人としてはあまり必要ではなかったかなという印象でした。
帯にはこう書かれています。

“荒れた”学校の再生、それも高等学校の。
――なまなかのことではない。
3年でこれを実現した神崎高校の姿が、
ここに如実に示されている。

本書は全10章からなり、平成15年度から17年度にかけて、神崎高校で行われたさまざまな取り組みが詳しく紹介されています。

今の時代にこんなに荒れた高校が(それも公立の学校で)存在するということに驚きつつ読み進めましたが、平成15年に改革に着手するまでは、私の印象としてはひと昔、ふた昔前の校内暴力?という印象の学校だったようです。

学校が荒れるにつれ、地元の子たちはその学校を敬遠し、ますます問題のある生徒たちが集まるようになっていたようで、改革着手前には受験生の定員割れが続いており、廃校の危機にも陥っていたなどとも書かれています。

しかし、平成15年度に着任された増尾校長のもと、教職員や地域が一丸となって改革を推し進め、その結果、翌16年度には9年ぶりに受験者が定員を上回ったとも書かれています。

読みながら、子どもが荒れるのも大人に原因があり、その子たちが落ち着くのもやはり大人たちのがんばり、愛情によるものなのだろうなということを感じましたし、学校では校長先生になるのだと思いますが、確固たる信念を持ったリーダーの存在があれば、短期間でも劇的に変わるものなのだなということも改めて感じました。(堀川高校の例などでもそれは感じましたが。)

あまりに細かい実践内容の紹介があり、読み物として私には面白いものではありませんでしたが、問題のある生徒を抱えておられる学校関係者、地域の方々などには何か参考になるのではとは思いました。

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2008年4月 3日 (木)

「金持ち父さんの学校では教えてくれないお金の秘密」 ロバート・キヨサキ シャロン・レクター著

さて、一体いつ購入したんだったかな・・・というぐらい、そもそもなんで購入したんだったかなというこの本・・・。
大ベストセラーになった「金持ち父さん貧乏父さん」すら読破できず挫折した私なのに・・・。

「金持ち父さんの学校では教えてくれないお金の秘密」 

ロバート・キヨサキ シャロン・レクター著 筑摩書房

評価 ★★★☆

この本は、金持ち父さんシリーズの中で、子ども(と言っても、本の帯には「13歳から大人まで」と書かれていますが)向けに書かれた本のようです。
「学校では教えてくれない」というところに興味を惹かれ、子どもたちに何か参考になるかな?と思って購入したのだったと思いますが、注文時点では「13歳から・・・」ということには気づいておらず、買ってみたものの、さすがにうちの教室の子たちにはまだ難しいだろうなと・・・。
そして、そのまま長い長い「積読」の時代を過ごしていました・・・。(苦笑)

経済やら経営やらには完全に疎い私には大人向けの「金持ち父さん・・・」は読み切ることすら出来ず途中で挫折・・・。
そういう意味では、こちらの本はちょっと読んでは他の本を読み・・・ということを繰り返しはしましたが、さすが一応は子どもでも読めるように書いてくださっているだけあって、なんとか最後まで読むことができました。(苦笑)

はじめにこんなことが書かれています。

読者のみなさんへ この本にはどんなことが書かれているか

「私はまだ子供で、お金なんてたいして持っていないのに、なぜお金についての本なんて読まなければいけないんだ?」今そんなふうに疑問に思っているあなた、あなたのような人にこそ、この本を読んでもらいたい。お金について学ぶのは早ければ早いほどいい。あとになってお金を手に入れるのが楽になるし、年をとってからお金の心配をしなくてすむ。(後略)

本書は3パート、全部で10章から構成されています。
難しい本が苦手な私でも何とか読み切ることができましたので、中学生ぐらいからなら興味がある子は読んでみるといいのかもなと思います。

ただ、比較的読みやすいですし、わかりやすく書かれているとは思うのですが、やはり、日本でこれをそのまま・・・というのは馴染まないところもあるんじゃないかなというところは少し感じました。

私自身が完全にそうですが、「お金についての教育」はこれまで受けたこともありませんし、日本人の中にはそういう方はかなりおられるのではと思います。
そういう意味では、アメリカでは子供たち向けに書かれたのであろうこの本は、日本人には大人向けということもいえなくはないかもしれません。

ただ、困ったことに、上述の内容に書かれていたように、「早ければ早いほど・・・」という点ではすっかり遅いような気もするのですけど・・・。(苦笑)

先日ご紹介した「お金は銀行に預けるな」も投資入門書のような位置づけだったかと思いますが、私のような人間にはこちらもそういう位置づけになるのかな・・・という印象です。
そう言いつつも、読みっぱなしで何の実践もしていないわけですが・・・・・・。(苦笑)

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