「たった3年で学校が変わる!神崎高校再生の軌跡」
ネット書店でちょっと気になるタイトルだったので注文してみたのですが…。
神戸新聞総合出版センター編
評価 ★★★☆
ネット書店でうろうろしていたところ、たまたまこの本の紹介が目に留まり、同じ兵庫県内の高校で、「教育困難校から人気No.1校へ。」というコピーにも興味を惹かれたので、注文してみました。
兵庫県は結構広い県でもあり、神戸の東からどこへも出たことのない私には同じ県内でも知らないところはたくさんあります。
神崎という地名は知っていますが、姫路方面の学校に関して知っていることといえば、姫路西高校が優秀だということぐらいで、同じ県内でもあり、自分の母校よりも偏差値的に高い(今はどうなのかはっきり知りませんが…)高校がある地域に、それも今の時代に公立の高校で「教育困難校」というものが存在することすらイメージできず、また、その言葉が指す意味が今一つピンとこず、注文するに到りました。
しかし、届いた本の帯に書かれている通りの内容で、私個人としてはあまり必要ではなかったかなという印象でした。
帯にはこう書かれています。
“荒れた”学校の再生、それも高等学校の。
――なまなかのことではない。
3年でこれを実現した神崎高校の姿が、
ここに如実に示されている。
本書は全10章からなり、平成15年度から17年度にかけて、神崎高校で行われたさまざまな取り組みが詳しく紹介されています。
今の時代にこんなに荒れた高校が(それも公立の学校で)存在するということに驚きつつ読み進めましたが、平成15年に改革に着手するまでは、私の印象としてはひと昔、ふた昔前の校内暴力?という印象の学校だったようです。
学校が荒れるにつれ、地元の子たちはその学校を敬遠し、ますます問題のある生徒たちが集まるようになっていたようで、改革着手前には受験生の定員割れが続いており、廃校の危機にも陥っていたなどとも書かれています。
しかし、平成15年度に着任された増尾校長のもと、教職員や地域が一丸となって改革を推し進め、その結果、翌16年度には9年ぶりに受験者が定員を上回ったとも書かれています。
読みながら、子どもが荒れるのも大人に原因があり、その子たちが落ち着くのもやはり大人たちのがんばり、愛情によるものなのだろうなということを感じましたし、学校では校長先生になるのだと思いますが、確固たる信念を持ったリーダーの存在があれば、短期間でも劇的に変わるものなのだなということも改めて感じました。(堀川高校の例などでもそれは感じましたが。)
あまりに細かい実践内容の紹介があり、読み物として私には面白いものではありませんでしたが、問題のある生徒を抱えておられる学校関係者、地域の方々などには何か参考になるのではとは思いました。
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