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2008年3月31日 (月)

今年度も今日でおしまい。

年度末にちゃんと更新したかったのですが、物理的にもかなりの量の仕事があった上、段取りも悪く、このところ本を読む時間もあまり取れないでおります。

読みたい本は沢山あって、読みかけの本もあって、時間がほしい!という感じですが、新年度を無事にスタートさせる方が先決ということで、本日は超手抜き更新でお許しください。

今日は久しぶりに、本ではなくてこんなゲームを。

似たようなものは色々あるのだと思いますが、サイズ的にも価格的にも手頃だったので、教室に置いたらみんな遊ぶかなぁと購入してみたところ、早速何人もの子が遊んでいました。
ですので、パーツの形が違う「2」も購入してみました。

小さい頃からこういうものであれこれ試行錯誤して遊んでいたら、空間把握能力は高められるだろうなぁという気がします。
自分でもやってみましたが、面積や体積を意識して、どのパーツはこっち向きにしか使えないなとか、このパーツは使わないはずだなとか、そんな風に考えることができたりもしました。(もちろん、まだ出来ていないものもあるのですが・・・(汗))

勉強に役に立つからということだけでなく、パズル好きな方なら大人も子どもも楽しめるのではと思いますので、今回はこちらをご紹介しておきますね。

イージーキューブ

イージーキューブ2

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2008年3月27日 (木)

「ササッとわかる最新「ADHD」対処法」 榊原洋一著

うちの教室で積極的に発達障害があるお子さんをお受けしようとかそういうことではないのですが、色々な本を読んでいると、発達障害自体は決して珍しいことではなく、各クラスに一人や二人はいるぐらいのパーセンテージだというようなことを目にします。

更に、うちの場合、少し変わった教室ですから、一般的な教室や塾ではちょっと・・・という方からお問い合わせを頂くこともあったりします。

そういう意味でも、発達障害についてもう少しきちんと知りたいなという思いはあり、今回のこれは書店で見て、見やすくまとめられていたので読んでみることにしました。

ササッとわかる最新「ADHD」対処法」 榊原洋一著 講談社 

評価 ★★★★

私はこのシリーズはこれを読んだのが初めてですが、「ササッとわかる」というタイトルで他にも何冊か出版されているようです。

サイズは文庫本サイズ。表紙には「見やすい・すぐわかる 図解大安心シリーズ」と書かれていますが、確かに、イラストや表も多く、2色刷りで見やすくなっています。
見開きの右ページは普通に文章が書かれ、それに関連したイラストや図表などが左ページに出ています。

内容は3章から成っており、
第1章は「うちの子って、もしかしてADHD?」
第2章は「ADHDと診断されたら・・・・・・症状理解のための基礎知識」
第3章は「診断後、家庭や集団生活でできる最善の対処法」
で、全部で50の項目についてまとめられています。

著者の榊原氏は著者紹介によると「発達神経学、神経生化学を専門とし、小児科医として発達障害児の医療に長年携わっている。わが国のADHD治療の第一人者である。」とされています。

また、「はじめに」にはこう書かれています。

(前略)全国津々浦々の小中学校だけでなく、保育園、幼稚園、そして家庭の中に、集中ができず、落ち着きがない、あるいは、すぐに衝動的な行動に出てしまう子どもたちがいます。
 こうした子は、まわりの友人や大人たちにとって「手のかかる子ども」あるいは「問題児」とみなされてしまいがちです。しかし、彼らは、自分の行動特性のために、まわりから非難されたり、叱られたり、あるいはいじめの対象になりやすいため、本人自身が多くの困難を感じています。
 こうした行動特性のある子どもたちに、注意欠陥多動性障害(ADHD)という診断名が与えられています。ADHDは決してしつけや本人の努力が足りないことの結果ではなく、脳機能障害のひとつであることも明らかになってきました。さらに、近年では、ADHDの症状を軽快させる有効な治療法や、日常生活での困難を解消する対処法があることも広く知られるようになってきています。
 かつては、ADHDという「診断」をつけることに対して、レッテル貼りだという見方もありましたが、現在では、ADHDの子どもに対して適切な対応をすることで、二次障害を防ぐことが重要であることが明らかになっています。
 本書は、こうしたADHDについての最新知識と、対応の方法をわかりやすくまとめたものです。ADHDのお子さんのことで悩んでいる、多くの方々のお役に立つことを願っています。

本を読んだ印象は、榊原先生の子どもたちに対するあたたかいまなざしとでもいうのでしょうか。
また、ADHDについてどう対処したらよいのかわからない方がこれを読まれれば、ひとまずひと通りの疑問や悩みについて回答がされているのではという印象も受けました。(もちろん、50項目だけですから、全てを網羅というわけにはいかないでしょうけれど。)

「ササッとわかる」=「ササッと読める」でもありましたので、気になられる方は一度読んでみられてはいかがでしょう。

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2008年3月24日 (月)

「雨がふってもよろこぼう!」 嶋津良智著

これもネット書店でタイトルが目に留まり、なんとなく注文してしまったのですが、先日ご紹介した本とも似ていたり、ジャンルとしては完全に自己啓発系でした。
また買ってしまった・・・という感じです。(苦笑)

「雨がふってもよろこぼう! 人生が良い方向に向かう!心を鍛える25の習慣

嶋津良智著 フォレスト出版

評価 ★★★★

本の帯にはこんな紹介が書かれています。

人間関係、仕事、投資、勉強、
受験、就職・転職、目標達成、夢、
子育て、教育、スポーツ、ストレスなど、

実は人生が
上手くいっている人は、
「感情をコントロールする方法」
を知っている!

自ら経営する会社を株式上場に導き「ビジネスマン」として成功、
現在はシンガポールを拠点に「教育者」として活躍する著者が、
ビジネスやスポーツの世界で重視されている
「感情をコントロールする方法」を紹介。
人生を変える「きっかけ」がつかめる実践的な一冊!

そして、表紙をめくると、著者のこんな言葉が書かれています。

私はものすごい短気でした!!

私は毎日イライラしていましたし、怒ってばかりいました。
でも、私は「怒らない」と決めてから、
人生が大きく変わりました!
「チャンス」「出会い」「人間関係」「好運」「ヤル気」
「投資」「お金」・・・などで、とても恵まれるようになりました。
今から考えると、「怒らない」ということを実践していく中で、
私は『「心」や「感情」をコントロールすること』を
身につけていったのだと思います。
そして、人生の波に乗ることができたのです!

また、プロローグで著者ご自身が、本書の構成を以下のようにまとめておられます。

 第一章では、シンプルだけど効果がある「人生をうまくいかせるための三つのルール」を紹介します。
 第二章では、「人の感情とは、どういうものなのか?」を説明します。まずは、あなたの中に湧きあがる感情の性質を理解しましょう。
 第三章では、「『心』や『感情』をコントロールすることの重要性」を説明します。さらに、コントロールすることが簡単なことがわかるはずです。
 第四章では、「『イライラ』を感じなくなる習慣」を紹介します。この章で紹介する習慣を一つでも実践すれば、人生は良い方向に流れるはずです。
 第五章では、「自分を気持ちよくする習慣」を紹介します。この章の中の習慣を一つでも実践することで、あなたは自分自身を認めることができるようになり、自信が持てるようになります。
 第六章では、「それでも『イライラ』してしまうときの対処法」を紹介します。人間は弱い生き物ですから、どうしてもカッとなってしまうときの対処法です。これを知っておくだけでも、人生の無駄はなくなるはずです。

書かれている内容については、個人的にはほぼ共感、納得できますし、それはないだろ?と思うようなこともありませんでした。
ただ、私がそういう本ばかり知らず知らずのうちに引き当てているだけなのでしょうけれど、以前ご紹介した石井裕之氏、佐藤伝氏の著書や、もっと以前にご紹介している自己啓発系の本、一般的に見て「成功者」と呼ばれている方が書かれた本などの内容に共通するところも多く、新鮮味はありませんでした。

幸せかどうかは感じ方、受け止め方で決まるという考え方は納得できますし、幸せとか成功とかはあくまでも人それぞれの価値観で決まるわけですから、例えば私のように、一流ブランドのものが買えなくても(買いたいとも思っていないのですが)、贅沢な生活ができなくても、やりたい仕事ができて、毎日元気でいられることをとても幸せだと感じる人間もいれば、同じような環境に身をおいていても、ほしいものが買えないこと、贅沢な暮らしができないことを不幸に感じる人もいるでしょう。

プラス思考と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、心の持ち方で色々なものの受け止め方が変わり、自分の受け止め方によって自分の態度が変わり、それによって周囲の対応も変わる、それは当然のことだとも言えるでしょう。

私のように、過去に色々な自己啓発系の本を読んでおられるような方には新鮮味はないかもしれませんが、内容としてはいいことが書かれているのではと思います。

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2008年3月20日 (木)

「きりがみ」の本

本日は世の中的には休日。
仕事はせねば・・・ですが、レッスンはなしにできたので、ちょっと書店を覗きに行ってきました。
ネット書店では、大人の本は色々探しやすいですし、既にタイトルなどがはっきりしているものなら、検索して配達までしてもらえるので便利ですが、児童書を初めとした子ども向けの本は、中を見ないとなかなかどんな感じなのかわからないため、やはり書店で実際に手にとって見る方が確実です。

で、うちの教室の子ども達に読み物の本以外で人気なのが、などなぞや間違い探しなどの本と、あとは折り紙の本だったりします。
子ども向けの折り紙の本は数冊置いてあるのですが、今日は同じコーナーで「きりがみ」の本を見つけました。

以前、大人向けのおしゃれな切り紙の本はご紹介したことがありますが、今回のものは昔ながらの・・・という印象の、子どもでもできる切り紙の本です。
サイズも価格も手頃でしたので、2冊購入してきました。

「きりがみだいすき」 佐藤和代著 オーイズミ

「きりがみあそび」 きり紙工房編著 金園社

個人的に、色々実際に切ってみたい衝動に駆られるのですが、そんなことをするより先にしなけりゃならないことがあるだろ・・・という声が聞こえてきそうなので、とりあえず我慢・・・。(苦笑)

小さいお子さんがおられるご家庭などでは、親御さんも案外楽しめるかもしれません。
それに、個人的にはこれをお勉強に役立てようという発想は好きではありませんが、実際問題、2つ折にして切って開くとか、三角に折って切って開くとか、そういうことを小さいうちに遊びを通して経験していると、大きくなって算数や数学で色々と役立つ能力を身につけることもできると思っています。

2つ折で切って開くというのだと、ある意味線対称の学習の基礎にもなりますよね。
また、小学校受験などでは折り紙展開の問題も結構出たりするのかもしれず、そういうものも、プリントでお勉強として身につけるのではなく、実際に切る経験を通して学ぶ方が間違いなく応用も利き、確実な力になるかと思います。

まあ、そんなことを書きながらも、私としては、単に楽しそうだからやってみたいな~というノリで取り組まれるのが一番なのではと思っています。
実際、子どもの頃、母や兄と折り紙を折って、切って、色々な模様を作ったことを覚えています。
慣れてくると、自分で工夫して切ってみるのですが、切るのを失敗するとバラバラ事件が起きてしまったり、きれいな模様ができる予定がなんだか間抜けな模様が完成したり・・・。(苦笑)
子ども心に、折り紙を折り重ねてただまっすぐにちょきんと切り落とすだけでお星さまができるということにはなんだか感動したような記憶がぼんやりながらあります。

ちなみに、完全に余談ですが・・・・・・。
「きりがみあそび」の方の33ページの「くわがた」と「かえる」の図がなんともどうにも・・・コワイ。(苦笑)
機会があれば是非ご覧ください。(笑)

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2008年3月17日 (月)

今日は手抜き更新です…。

自分でもなぜなのかよくわかりませんが、先週はしみじみ「疲れたぁ~~」と感じた1週間でした。
なんだかバタバタで、物理的な時間も足りなければ、気持ちの余裕も足りず、本もほとんど読めませんでした。

といっても、以前から読み終わっている本が数冊あるのですが、全て教室に置いてきてしまっているため、本日お休みを頂いての自宅では更新したくてもしようがなく…(泣)
ですが、今日はさすがに出勤せずリフレッシュしようと思っていますので(といっても、なんだかんだ自宅で仕事はしなきゃいけない気配ですが…)、手抜き更新をお許しください。

積読は相変わらず増殖の一途ですが、現在読み終わっており、いずれご紹介させて頂くの本にこんなものがあります。

「雨が降ってもよろこぼう!」
「金持ち父さんの学校では教えてくれないお金の秘密」
この地球(ほし)にすんでいる僕の仲間たちへ」
ササッとわかる最新「ADHD」対処法」

そして、今日は休日だったので、久しぶりにネット書店をウロウロしたら、またも気になる本が何冊か…。
さすがにまだ注文ボタンはクリックしていませんが、頑張って読書の時間も確保せねばという感じです。

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2008年3月13日 (木)

「マイクロソフトでは出会えなかった天職」 ジョン・ウッド著

またまたネット書店で偶然出会った1冊です。
「天職」という言葉と「社会起業家」という言葉がなんだか気になりました。

「マイクロソフトでは出会えなかった天職」 

ジョン・ウッド著 ランダムハウス

評価 ★★★★☆

外国人の方が書いた本はあまり読まないというのは以前から何度か書いていますが、こちらもネット注文だったので、さて、どうかなぁと思って読み始めました。
しかし、いい意味で予想を裏切られ、私にとってはとても興味深く、感動を覚える内容の1冊でした。

著者のジョン・ウッド氏は著者紹介によると、こんな方だそうです。

ケロッグ経営大学院でMBAを取得後、数年の銀行勤務を経て、1991年にマイクロソフトに入社。30代前半で国際部門の要職に就き、オーストラリアと中国に赴任した。大中華圏の事業開発担当重役を務めていたとき、人生の針路を転換して、途上国の子供の生涯の教育という贈り物を届け貧困のサイクルを断ち切るために、手を差し伸べようと決める。
1999年末にNPO「ルーム・トゥ・リード」を設立。ネパール、インド、スリランカ、カンボジア、ラオス、ベトナム、南アフリカ等で識字率向上のために活動している。

内容は3部、24章構成で、きっと頭のいい方なのでしょう、とても読みやすく(訳された方も優秀な方なのでしょうね)、読み物としても面白かったです。
また、ネット書店の書評の中には「素晴らしいビジネス書だ」というようなことを書いておられた方もいましたが、確かに、ボランティアとか社会貢献に興味のない方で、経営などについて興味があるような方が読まれても参考になることがあるようにも思います。

個人的に、この本を読み始めたとき、タイトルにやや違和感がありました。
確かにジョン氏は今、天職と思える仕事に出会い、社会貢献をして、充実した日々をお過ごしなのだと思いますが、「マイクロソフトでは出会えなかった」という表現では、マイクロソフトでの仕事がムダだったように取れなくもないなという印象を持ってしまいました。

ですが、読んでいくほどに、間違いなく、マイクロソフトでの経験、人脈その他があって、今のジョン氏があり、その全てが今の仕事に生かされていると感じることがとても多く、マイクロソフトを経たからこそ、今の仕事があり、その仕事で充実しているのだと感じたのです。

で、内容には大いに感動し、楽しめたのですが、そのことだけ引っかかっていましたところ、ご本人も著書の中で同じようなことを書いておられるのを見つけました。
どうやら、日本語タイトルを誰かがこうつけたということなのかなと思います。
(もとのタイトルなのかどうかわかりませんが、本の表紙の上部にはこんなことが書かれています。(ぼんやりしか意味がわかりませんが・・・(汗))

Leaving Microsoft to Change the World:

An Entrepreneur's Odyssey to the World's Children

この本を読みながら、子ども達が学ぶというのは本来こういうものなのだろうなと(是非読んでみてください)しみじみ感じ、今の日本、今の私たちがいかに恵まれているかを感じました。

そして、恵まれていることが当たり前になってしまって、「学べることの幸せ」を感じられなくなっている私たちがもう一度気づかなければならないことをこの本は気づかせてくれるような気がします。

ジョン氏がマイクロソフトを辞めるきっかけになったネパールの小学校。
そこの図書館にあったのは(以下引用)

ダニエル・スティールの恋愛小説(表紙では服のはだけた男女が抱き合っている)、ウンベルト・エーコの分厚い小説(イタリア語)、ロンリープラネットのガイドブック(モンゴル版)。『フィネガンズ・ウェイク』のない子供の図書館はありえない。バックパッカーが置いていった本は、幼い生徒たちにはむずかしすぎた。

450人の子どもたちの小学校の図書館にあったのはたったそれだけ。
今の私たちからは到底想像もつかない世界です。

今、そんな子ども達に学校や図書館を作り続けているのが、ジョン氏が設立した「ルーム・トゥ・リード」なのです。

これを読んで色々なことを考えさせられました。
また、もうひとつのブログにも書こうと思います。
お勧めの1冊です。

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2008年3月10日 (月)

「お金は銀行に預けるな」 勝間和代著

またも、なぜこの本を買ったんだったかなぁ?という感じなのですが、ネット書店からのDMで目についたことは覚えています。
何となくタイトルが気になったんだったような記憶が…。

「お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 

勝間和代著 光文社新書

評価 ★★★★

学生時代から、経済とか経営とか金融とか、そっち方面には全く疎く、また興味も持てず、これまで何かきちんと学んだことはありません。

また、かつてかなりのベストセラーになった「金持ち父さん、貧乏父さん」を友人に勧められて読みかけたものの、結局最後までは読破できなかったような記憶も…。
とにかく、興味がないことはちょっと言葉が難しいとそれだけで拒否反応を示してしまう、根性のない私。
というわけで、これまで投資などというものとは全く無縁で過ごしてきていました。

ただ、先日たまたま、普段は教室にセールスの方が来られても大抵時間も興味もないのでドア越しにお断りするのですが、偶然時間の余裕のあるときにとあるセールスの方が訪ねてこられ、その時少しだけ伺ったお話で、ほんの少しだけ「お金を銀行に預けっぱなしではいけないのかも…」と思ったところ、そういえば、先日この本を買ったことを思い出し、読んでみました。(これも何かの運命?(笑))

著者の勝間氏は1968年生まれで、当時最年少19歳にして会計士補の資格を取得。現在は経済評論家、公認会計士と紹介されていますが、2005年に『ウォールストリート・ジャーナル』から「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれた方でもあるそうです。

まだお若いのに、世界の50人の女性に選ばれている方。どんな頭脳の持ち主なのか全く想像がつきませんが、本書は金融の基本をわかりやすくということを意識してまとめられたそうです。

ですので、難しい言葉は受け付けない困った体質(?)の私にもある程度は理解できましたし、文章自体は読みやすかったと思います。
ただ、書かれている文章を読んでも、この方がとても頭のいい方なのだろうということは伝わってくるというか、私のおバカさ加減が際立つというか、確かに文章もわかりやすさを意識して書かれたんだろうなと思いつつも、ページによっては文字が目から入ってそのまま素通りしていくなんてこともありましたが…。(苦笑)

「はじめに」にはこんなことが書かれています。

 ここでまず最初にわかってもらいたいのは、「自分のお金を銀行などの口座に預金として預けてさえおけば安全」であるどころか、それは人生設計上、リスクになるということです。

なんとも気になる言葉です。

また、第1章にはこんなことも書かれています。

 そして、安全資産を多く持っているということは、家計に占める資産のほとんどを労働による収入に頼らなければならないことを意味します。ここに、日本と他国の差があります。安全資産、すなわち預金を多く持てば持つほど、同じ資産額をリスク資産で運用している人に比べ、長時間働かないと同じ分だけの収入を稼げなくなります。
 そして、私たちがそうやってリスク資産を回避し、労働力による収入を生活の中心に組み立てれば組み立てるほど、より長時間労働に頼らざるを得なくなるのです。(
後略)

ちなみに、構成は以下のようになっています。

第1章 金融リテラシーの必要性
第2章 金融商品別の視点
第3章 実践
第4章 金融を通じた社会責任の遂行

読みやすかったとはいえ、基礎知識がほぼ皆無の私にはこの本だけを一度読んでも全てを理解できるものではありませんでしたが、これまで意識したことのなかったことに少し興味を持つことができました。

さすがに私のような超初心者はこれを読んだだけで、いざ投資!とは行きそうにありませんが、私ほどではないものの、あまり詳しくないのに、聞きかじって株を買ってみようとか、投資信託はどうかな?とか思っておられるような方がおられましたら、まず一度これを読んでみられるのもいいのではと思いました。

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2008年3月 6日 (木)

「トップコンサルタントがPTA会長をやってみた」 三谷宏治著

ネットでたまたま見つけ、タイトルが気になったので注文してみたのですが・・・。

「トップコンサルタントがPTA会長をやってみた 発想力の共育法 

三谷宏治著 英治出版

評価 ★★★★

PTAといっても、私には縁がない世界ですが、「トップコンサルタント」と「PTA」という言葉が結びつきそうにないだけに、どんな内容なのか気になって読んでみました。

著者の三谷氏は著者紹介(一部抜粋)によると、

東大理科一類入学、理学部物理学科に進学するも、学部卒で「文系就職」の途を選ぶ。
その後、ボストンコンサルティンググループ勤務、アクセンチュア勤務などの経歴を経て、現在は金沢工業大学大学院客員教授、グロービズ経営大学院客員准教授、早稲田大学大学院非常勤講師を務め、教育・研修活動、執筆・講演活動を行う。
特に力を入れているのは、大学・高校・中学・小学校等での教育活動。
世田谷区立二子玉川小学校07年度PTA会長。

となっています。
本書の構成は以下のようになっています。

Part1 子どもたちから奪っているもの・与えるべきもの
第1章 「発想」への条件 子どもはヒマな方がいい
第2章 本当のコミュニケーション 日本サッカー協会の十年戦略
第3章 真に与えるべきもの 「自立」と「なぜだろう」の心

Part2 子どもの前に、まず親が変わる
第4章 何を身に付けるべきか 「常識」に囚われない心
第5章 「なぜだろう」の心 決めつけず多方面に考える
第6章 限界は君のうちにある きのうの自分より高く 

Part3 子どもたちへの接し方、伝え方
第7章 学びへ導くために 共に学び 共に問う
第8章 共に学ぶために 学校へ行こう

「はじめに」に書かれていることを引用してご紹介します。

(前略)この十五ヶ月間、自分に何が出来るのか、自分ならではのものは何なのかを模索してきた。
 その答えは未だない。しかし、いくつか分かったことはある。

 それが、この本の主題でもある「遊びに学ぶ」ことの大切さだ。
 これをもっと広く、もっと深く、伝えたい。(中略)

 確かに子どもには無限の可能性があり、潜在的な発想力が備わっている。そして、その力を伸ばしてあげたいと誰でもが思う。
 しかし、それを殺しているのは他ならぬ大人であり、親自身である。(中略)

 多くの試行錯誤と豊かな「洞察力」に支えられた、「価値あるものを見つけ、創り出す能力」。
 それを強くしてあげたいと思いながら、現実に多くの親がしてしまっていることは、時間を奪い、自主性を奪い、ストレスを与え続けることだ。
 普通に、論理的に考えて、それは正しいことだろうか。

 稀少な幼少期(幼稚園・保育園、小学校)に塾に通わせ、習い事をさせ、鍛え上げることは、本当に将来の「発想力」を伸ばすことに繋がるだろうか。
 自由な遊びの中にこそ、創意工夫は生まれる。しかし、ヒマ(時間的自由)と貧乏(手段の制限)と仲間(インタラクション)がなくては、真に自由な遊びは生まれない。

 子どもたちにどう自由と制限を与え、よりよき発想に導いていくのか。
 そのためには大人自身が、親自身が変わらなくてはいけない。自身の発想力を高めることを努力し、理解しなくてはいけない。

 故にこれは、親にとっての自己改造の書でもある。(後略)

読んでいて、へぇ~っと思うこともあり、共感できることもあり、すごいなぁと感心することもあり、また、私はPTAというものがどういうものなのかよくわかっていませんでしたが、こういうこともできるんだなと、そういう発見もあり。

子育てに参考になることも色々書かれていますが、子どものいない私が読んでもそれなりに楽しめましたし、教育関係者には参考になることも結構あるかもしれません。

まあ、ところどころ、ご専門の知識やら、著者の頭の良さが表れているところなどもあり、私には若干消化しづらいところもありましたが、「子どもをヒマにさせる決意」というところなど、色々とうんうん頷きたくなるところもありました。
ご興味のある方はどうぞ。

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2008年3月 3日 (月)

「小学生のための考える力をぐんぐん伸ばす本」 宮川俊彦著

最近、あちこちで「考える力」という言葉を目にするようになりましたが、以前、作文関連の本でご紹介したことのある宮川先生がそれに関する本を書かれたようでしたので、読んでみました。

「小学生のための考える力をぐんぐん伸ばす本」 

宮川俊彦著 PHP研究所

評価 ★★★☆

宮川先生は作文中心の国語教育の指導を長年なさっている方のようですが、今回のこの本は小学生向けに書かれており、もともとは毎日小学生新聞に2006年4月から2007年3月まで連載されていたものに、加筆・修正されたものだそうです。

ですので、内容も小学生向けで漢字にはすべてルビがふってありますし、ひとつひとつのテーマが見開き2ページでまとめられていて、それぞれのページにはそのテーマに沿ったマンガも書かれています。

テーマは全部で50。国語、作文指導の先生だからということもあると思いますが、私の感覚では小学生には難しいのでは?と思う言葉や表現もところどころにあります。
正直なところ、これを自分で読んで理解し、実践してみようとする子は、既にある程度「考える力」を持っている子なのでは?という印象もなくはありません。

また、子どもでも読みやすいようにということを意識しておられるのだと思いますが、わざと話し言葉で、それも関東弁(東京弁??)を使って表現しているところもあり、生粋の関西人の私にはちょっと違和感も…。
もともと、関西の子どもは関東弁に対して拒否反応を示す子も少なからずいるような印象を持っていますので、そういう意味では関西の子が読むのは、子どもによってはちょっと抵抗があるかもしれません。(最近の子は大丈夫でしょうか?)

50のテーマのうち、参考になるもの、面白いなと思うものは多いのですが、中には私としては共感できないもの、実践してほしくないものもありました。

例えば、「6…算数は答えを見て問題集を解きまくれ」では、計算問題を指しているとは思えないのですが、「1日50問から始めて、100問まで行くといい」というようなことが書かれているのですが、苦手な子がたとえ解答を見ながらでも1日100問は苦痛というか、そこまでしなけりゃならないの?とも思いますし、少なくとも小学生の算数の勉強法としては、決していい方法とは思えません…。

また、「9…先生の言葉を全部ノートに書き写せ」というのも、もちろん、ある程度大きくなったり、教科によっては効果があるのかもしれませんが、一説には、特に男の子は(もちろん例外もありますが)一度に2つのことを並行してするのが難しく、書くことに気を取られていると、内容を聞いて理解することに集中できないという意見もありますから、これを鵜呑みにして実践してみるのはちょっと注意が必要なのではと思います。

このほかは概ね、やったら効果があるかな、面白そうだな、というものでしたが、もともとあれこれ考えるのが好きな子はともかく、普段考えることをあまりしてこなかった子にはややハードルが高いものもあるのではと思います。

もちろん、それでも取り組んでいけば、確かに考える力は身に付くだろうと思う内容ではありました。
お子さんに読ませる前に、一度おうちの方が読んでみられ、我が子に合いそうかどうかをまずチェックされる方がいいかなと思ったりはしますが、高学年のお子さんならそのまま与えてもいいかも・・・という印象です。
低学年の子にはまだ少し難しいのでは?というものが多いかもしれません。

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