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2008年2月18日 (月)

「『もうひとりの自分』とうまく付き合う方法」 石井裕之著

以前、全て書き上げた後、記事が消えてしまったのがこの本の紹介でした。
なんとしてもご紹介したい!というものでもありませんでしたため、なかなかもう一度書く気になれませんでしたが、どうにかようやくのご紹介です。

「人生を変える!思い通りに自分を動かす4つの法則 『もうひとりの自分』とうまく付き合う方法」 

石井裕之著 フォレスト出版

評価 ★★★★

そもそも、なんでこの本を買ったんだったかなと…。(苦笑)
多分、この類の本を買ってしまうときは何か精神的に弱っているとか、自己嫌悪に陥っているとかいうのが私のわかりやすいパターンですので、きっとそんな感じだったのだろうと…。

というわけで、なんで買ったのかも忘れてしまっている今は私はこの本を必要としていないということなのかもしれませんが、ひとまずご紹介を。

石井氏の本は以前にもご紹介したことがありますが、著者の肩書は「カリスマ・セラピスト&パーソナルモチベーター」となっています。
ベストセラーシリーズ完結編ということになっていますが、著書もかなり売れているようで、ご存知の方も多いかと思います。

この本でいう「もうひとりの自分」というのは「潜在意識」のことで、それをうまく付き合うことで人生が変わるということのようです。
潜在意識については他にも読んだことがあり、納得できるところも色々ありました。

第1章の最初に潜在意識についてこんな風に書かれています。

(前略)後から冷静になって考えてみれば、「どうしてあんな愚かなことをしてしまったんだろう?」と自分でも理解に苦しむようなことをしてしまう。そういうことは、多かれ少なかれ、誰にでもあると思うのです。
 
 どうやら私たちの中には、自分で自覚している"いつもの自分"とは別に、"もうひとりの自分"がいる――と、そう考えてみることができそうです。

 この"ふたりの自分"が同じ方向に向かって協調しているうちは何の問題もありませんが、お互いの意見や方向性が食い違ったときに、さまざまな問題が起こるのだと言えそうです。(後略)

そして、面白いなぁと思ったのがこちら。

"潜在意識の世界はひっくり返っている" (中略)

・"心の支点"がひっくり返っている
・"主客の関係"がひっくり返っている
・"時間の流れ"がひっくり返っている

全部興味深かったのですが、「心の支点が…」にはこう書かれています。

"いつもの自分=意識"は、たとえば、「英語を勉強して、通訳になろう」と考えます。
"もうひとりの自分=潜在意識"は、それがひっくり返って、「通訳になる。そのために英語の勉強をしよう」と考えます。
「それって同じことじゃないの?」と思う方もおられるでしょうけれど、

"心の支点"がひっくり返っている

のです。

また、4章ではこんなことも書かれています。

 潜在意識は、"繰り返しのリズム"に共鳴するという性質がある。もっと言ってしまえば、

"繰り返しのリズム"をもっているものなら、どんなものでも無条件に潜在意識に入りこめてしまう

ということです。

ここも、そうかもなと思ったのですが、「相談する前から答えを知っている!」という項目にこんなことが書かれています。

 相手の答えに応じて、あなたは喜んだり、がっかりしたりしたりします。ときには腹を立てることもあるでしょう。

 しかし、喜ぶということは、あなたの期待する答えを相手が言ってくれたからです。がっかりするということは、相手の答えがあなたの期待する答えとは違っていたからです。

 ということは、喜んだりがっかりしたりする"基準"があったということです。
 つまり、相談する前から、あなたは答えを知っていたということです。

行間いっぱい、多分1時間もあれば全部読んでしまえるのではと思います。
著者には失礼かもしれませんが、さらっと読んで参考になりそうなところは参考にするという感じの本かなという印象を受けました。(もちろん、大いに参考になる方もおられると思いますし、だからこそ「カリスマ・セラピスト」でおられるのだと思いますが。)

ただ、個人的に納得いく部分も結構あり、ダメだダメだと思って努力しても結果がダメだったり、周囲が絶対無理だと言っても本人が強い意志を持って努力し、夢をかなえたりということは身近でも出会ってきたことですので、興味のある方は一度読んでみられてはいかがでしょうか。

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