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2008年1月 4日 (金)

「天才たちの共通項」 小林正観・中村多恵子共著

新年最初は、新潟の寺子屋ありがとうの先生がお送りくださったこの本をご紹介します。
(ちなみに、昨夜書いていて全部消えてしまったのはこの本の紹介記事ではありません。その本はまた立ち直ったらご紹介します。(苦笑))

「天才たちの共通項 子育てしない子育て論 

小林正観・中村多恵子共著 宝来社

評価 ★★★★★

以前、あることで私が憤っていたとき、それを知ってすぐにこの本をお送りくださいました。
一般の書店では販売されていないのか、これまで全く巡り合ったことがなかったのですが、わざわざお送りくださったということは、きっと素晴らしい本に違いないとありがたく読ませて頂きました。

この本では国内外の偉人、賢人たちを10人取り上げ、その方たちの子ども時代に親御さんたちがどのように接したかが紹介されています。

タイトルに「共通項」という言葉があるように、ここで取り上げられている10人の方々の親御さんら(特にお母さん)が我が子に対してどういう接し方をしたかという部分では皆何かしら共通するところがあるようです。

ちなみに、取り上げられているのは以下の10人(11人?)の方です。

エジソン
チャップリン
手塚治虫
福沢諭吉
野口英世
美空ひばり
ライト兄弟
アンデルセン
吉田松陰
モーツァルト

「はじめに」から少し長い引用をさせて頂きます。

 日常生活を注意深く見ていると、それぞれの現象には共通項が存在するらしい、ということがわかってきます。(中略)
 そこに、「天才には共通しているものがあるらしい」という事実がとび込んできたのです。それは、「同じタイプの親が存在した」ということでした。(中略)
 生まれたばかりの象の首にヒモをつけ、それを杭につないでおくと、いくら引っ張っても抜けません。何十日かたち、杭が抜けないことを悟った象の子は、もう永久にヒモを引っ張ったりしなくなるのだそうです。
 巨象になって力が強くなっても、杭は自分には抜けないという幼いときの結論を、生涯持ち続けていきます。ヒモをつないでおかなくても、象は逃げないのだとか。
 もうひとつ、ノミの話。
 ノミをつかまえてコップに入れ、上を手でふさいだとします。ノミは数十度も跳びはね、手に当たっては下に落ちることを繰り返しますが、あるときピタリと跳びはねるのをやめてしまう。
 そのあとで、コップをふさいでいる手をどけても、ノミは永久に(一度も)跳びはねることなくコップの底でじっとしていて、死んでしまうのです。
 象にしてもノミにしても、初期はあらゆる“自由”を持っていて、試してみます。
それが、ダメだ、無意味だ、と悟ると、のちに条件が変わって違う結果になることが目に見えているのに、何もしないでじっとしていることになってしまうわけです。
 子供も多分同じ。
 初期(幼いころ)、「ダメだ」「いけない」「ちゃんとしなさい」「もっともっと」「まだまだ」と言い続けられたら……。「力が足りない」「能力が低い」「今のままじゃいけない」と叱られ続けたら……。
 二度と跳ばないノミになってしまうでしょう。
 幼いときの、親や先生のひとことは、その子の一生を左右するような重要なものなのです。「あなたはあなたでいい」、「今のままでいい」と言い続ける親の存在。それが“天才たち”の共通項でした。“賞賛”と“肯定”によって子供は伸びるらしい。特に母親の影響はとても大きいようです。
 10の実例を、じっくり読んでみてください。
 “天才”を育てるつもりのない人でも、子育ての本質のようなものがわかるのではないかと思います。
 この本で、多くの親と子供が楽に生きられることを祈りつつ……。

教室には置いておきますので、ご興味のある方は是非読んでみてください。
ネット書店では販売していないかもしれませんが、こちらで購入もできるようです。

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