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2008年1月31日 (木)

「父と子の約束」 渡邉美樹著

渡邉社長の2004年11月に出版された単行本が文庫化されたようで、まだ読んだことのない本だったので早速読んでみることにしました。

「父と子の約束」 渡邉美樹著 日本経済新聞出版社

評価 ★★★★☆

例によって、渡邉社長らしさ満載の内容ですが、タイトルにもある通り、二人の息子さんとどのように関わってきたか、どういう考えで子育てをしてきたかなどが書かれています。

帯に書かれていることを紹介しますと。

父と子の約束事五ヵ条
●約束は守れ。嘘はつくな
●愚痴、陰口を言うな
●笑顔で元気よく挨拶せよ
●他人の喜び、悲しみを共有せよ
●正しいと思い決めたことはあきらめず最後までやり遂げよ

父親は子供の「夢の伴走者」たれ!
――ワタミ社長の真・父親論。

そして、文庫本のまえがきにこんなことが書かれています。

単行本での「まえがき」で、私はこんなことを書いた。
「子どもへの約束事は、じつは自分自身との約束事である。毎日、親が自ら問わねばならない。
―あなたは夢を追っているか―
―あなたは誠実な生き方をしているか―
―あなたは自分の弱い心に負けていないか―
―あなたは嘘をつかず、愚痴を言わなかったか―
―あなたは他人の喜びや悲しみを自分のものとできたか―
―損得でなく、善悪で今日一日を判断したか―
『子どもの幸せのために、親はどうあるべきか』を悩める親御さんに、この本を通して伝えられたなら、その役割のほんの一部を担えたなら、これ以上の幸せはない。」
 文庫本として、再び本書を世に送り出す思いは、この気持ちにほかならない。身近な者たちの幸せを考えて、どんなに小さくても一歩の行動が大事なのである。いま、この具体的な一歩で、あなたが変わり、あなたの家族が、そして、あなたを取り巻く"息づかい"が変わるはずである。私はそんな思いで、いまも生きている。

尚、本書の構成は以下のようになっています。

序章  「父と子」5つの約束
第1章 母から受け継ぐ「心の原点」
第2章 息子たちの「夢の伴走者」として
第3章 「心の磨き方」を教える
第4章 社員にも厳しく、優しく!
第5章 平凡の中に潜む「幸福への道」
終章  二人の息子たちの声

本書では、最後に二人の息子さん達へのインタビューのページがあり、渡邉社長の書いておられることと、それに対して子ども達がどう感じ、どう受け止めたかを比較することができます。

また、社長は本当に素晴らしい方だと思っていますが、社長のような生き方を貫ける方は恐らくごくごく僅かなのではないかと思いますので、書いておられることは納得、共感のいくことが多くても、さて、これを世のお父さん方が読まれて参考にしようとなったとき、どの程度参考になるのかは、男でもなければ親になったこともない私には判断がつきかねるところではあります。

また、社長の息子さんたちは生まれた時点で既に社長は社長であり、会社もかなり大きくなっておりという状況で、それを意識した上での父親としての教育をされてこられた社長の「父親論」をそのまま実践できる方はやはり少数だろうなとも思います。

ただ、それでもやはり、信念があり、とてもまっすぐで気持ちのよい方の書かれた本ですから、読む価値はもちろんあるかと思います。
文庫になりましたので、ちょっと読んでみようかなという感じでもお読みになれるのでは。

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