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2008年1月31日 (木)

「父と子の約束」 渡邉美樹著

渡邉社長の2004年11月に出版された単行本が文庫化されたようで、まだ読んだことのない本だったので早速読んでみることにしました。

「父と子の約束」 渡邉美樹著 日本経済新聞出版社

評価 ★★★★☆

例によって、渡邉社長らしさ満載の内容ですが、タイトルにもある通り、二人の息子さんとどのように関わってきたか、どういう考えで子育てをしてきたかなどが書かれています。

帯に書かれていることを紹介しますと。

父と子の約束事五ヵ条
●約束は守れ。嘘はつくな
●愚痴、陰口を言うな
●笑顔で元気よく挨拶せよ
●他人の喜び、悲しみを共有せよ
●正しいと思い決めたことはあきらめず最後までやり遂げよ

父親は子供の「夢の伴走者」たれ!
――ワタミ社長の真・父親論。

そして、文庫本のまえがきにこんなことが書かれています。

単行本での「まえがき」で、私はこんなことを書いた。
「子どもへの約束事は、じつは自分自身との約束事である。毎日、親が自ら問わねばならない。
―あなたは夢を追っているか―
―あなたは誠実な生き方をしているか―
―あなたは自分の弱い心に負けていないか―
―あなたは嘘をつかず、愚痴を言わなかったか―
―あなたは他人の喜びや悲しみを自分のものとできたか―
―損得でなく、善悪で今日一日を判断したか―
『子どもの幸せのために、親はどうあるべきか』を悩める親御さんに、この本を通して伝えられたなら、その役割のほんの一部を担えたなら、これ以上の幸せはない。」
 文庫本として、再び本書を世に送り出す思いは、この気持ちにほかならない。身近な者たちの幸せを考えて、どんなに小さくても一歩の行動が大事なのである。いま、この具体的な一歩で、あなたが変わり、あなたの家族が、そして、あなたを取り巻く"息づかい"が変わるはずである。私はそんな思いで、いまも生きている。

尚、本書の構成は以下のようになっています。

序章  「父と子」5つの約束
第1章 母から受け継ぐ「心の原点」
第2章 息子たちの「夢の伴走者」として
第3章 「心の磨き方」を教える
第4章 社員にも厳しく、優しく!
第5章 平凡の中に潜む「幸福への道」
終章  二人の息子たちの声

本書では、最後に二人の息子さん達へのインタビューのページがあり、渡邉社長の書いておられることと、それに対して子ども達がどう感じ、どう受け止めたかを比較することができます。

また、社長は本当に素晴らしい方だと思っていますが、社長のような生き方を貫ける方は恐らくごくごく僅かなのではないかと思いますので、書いておられることは納得、共感のいくことが多くても、さて、これを世のお父さん方が読まれて参考にしようとなったとき、どの程度参考になるのかは、男でもなければ親になったこともない私には判断がつきかねるところではあります。

また、社長の息子さんたちは生まれた時点で既に社長は社長であり、会社もかなり大きくなっておりという状況で、それを意識した上での父親としての教育をされてこられた社長の「父親論」をそのまま実践できる方はやはり少数だろうなとも思います。

ただ、それでもやはり、信念があり、とてもまっすぐで気持ちのよい方の書かれた本ですから、読む価値はもちろんあるかと思います。
文庫になりましたので、ちょっと読んでみようかなという感じでもお読みになれるのでは。

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2008年1月28日 (月)

「1日5分頭がよくなる習慣」 佐藤伝著

例によってネット書店で見つけ、ちょっと気になったので購入してみました。
年末に読み終わったのですが、なかなか紹介できず、ひと月ほど経ってしまいました・・・。

「1日5分頭がよくなる習慣」 佐藤伝著 中経出版

評価 ★★★★☆

勉強法などの本はそれなりに読んだので、そろそろいいかなぁと思っていたのですが、これを読んでまた色々な驚きや発見がありました。
きっと世の中にはまだまだたくさん自分の知らない素晴らしい技術やご経験をお持ちの方がおられ、知らないことが書かれている本が星の数ほどあるのでしょうね。

さて、この本の著者である佐藤氏は、著者紹介によりますと・・・。

学習方法論を研究し、都心で「創造学習研究所」を主宰。25年に渡って幼・小・中・高・大学生までを幅広く指導し、効果的な学習方法を伝授している。(中略)勉強が苦手な子どもたちに、わくわくしながら楽しんで、効率的に学んでほしい、という思いから、さまざまな学習方法を提案・実践し、改良を加えながら進化させている。脳外科医の父、仏教学者の祖父の教えをヒントに、脳、心、体の特質を最大限にいかしたその学習法は、たくさんの生徒を夢実現に導いている。(後略)

と紹介されています。
そして、本書は3章から成り、48の勉強法が紹介されています。

ただ、「勉強法」と聞いて一般的にイメージするものとはかなり違ったものもあり、私にとってはかなり新鮮なものも多かったように思います。
とにかく、本当に効果がありそうなことを実践してみて、改良を加えてみてということを長年やっておられるのだろうなということが伝わってくる内容でした。

あまり詳しくご紹介するとネタバレになってしまっては著者に申し訳ありませんので、個人的に印象に残った項目の見出しだけいくつかご紹介させて頂きます。

01 筋肉を動かして学習すれば、ぐんぐん暗記できる!
05 筆記用具を意識的に変えれば、学習効果は上がる!
10 なかなか成績が上がらない人は、机の配置を間違えている
16 図形問題は、右目をつむって解く
17 暗記するときは、耳栓をして、ささやく
21 思い出せないときは、耳の上をさわる
47 サラサラ血液は、勉強にもいい影響を与える

他にも気になる項目はあるのですが、あまり挙げすぎるとほとんど全部になりそうですので、このぐらいに・・・。
筆記用具を意識的に変えるという項などは、はぁ~、言われてみればなんとなく納得!という印象でしたし、他にも「へぇ~」とか「効果ありそうだな」とか思うものが少なからずありました。

どれもほとんどが手軽に気軽に実践できるものですので、やってみて合わなければやめるということも十分可能ではという印象です。
とても読みやすい本でしたので、どうすれば勉強の能率があがるかな、どうすればもっと暗記がはかどるかな、などと言ったことを思っておられるような方は、是非一度読んでみられてはと思います。

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2008年1月24日 (木)

「算数脳ドリル 立体王 見える力編」

花まる学習会、高濱先生のパズルドリルです。

算数脳ドリル 立体王 見える力編 高濱正伸・平須賀信洋著 学研

評価 ★★★★

表紙に「空間イメージ力とひらめきセンスを伸ばす」と書かれていますが、このドリルではキューブ(立方体)を使って色々な問題に挑戦できるようになっています。

普通のドリルと違うのは、この1冊があれば、綴じ込みになっている厚手の紙を組み立てて実際にキューブを作り、それを使いながらやれるというところで、立体が苦手な子どもでも取り組みやすくなっていると思います。

ただ、紙のキューブは安定感などはやはり頼りないかと思いますし、より扱いやすく心置きなく問題に取り組むには、木などでできたキューブを用意される方がベターかなとも思います。(もちろん、それがなくても問題に取り組めるようになっていますので、ない方も大丈夫です。)

対象学年が小学2~4年となっていますが、うちに来ている子達を見ている限りでは(やらせてはいませんが)幼児や1年生でもある程度までの問題は十分取り組めるのでは?とも思います。

また、私自身がそうだったのですが、主に女子は空間認知の能力が弱いことが多く(もちろん例外もありますが)、その能力は意識して高めようとしない限り、、普通に過ごしていてはずっと苦手なままになりがちなものです。

更に、空間認知に関しては学校や一般の塾などでいくら勉強したところで、なかなか伸ばせる能力でもないように感じます。(私自身、ずっと苦戦してきましたし・・・)
ですので、小さいうちからこういう問題に意識的に取り組ませるのは、本人が興味を持てるのであれは大いにいいことなのではないかと思います。

恐らく、お母さん方の中にはお子さんより苦戦、お手上げ…という方もおられるかもしれませんが、お子さんと一緒に取り組んでみられるのもいいのではと思います。

ご興味がある方はどうぞ。

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覚書(未読リスト)

昨年9月末に未読リストを作ってから、気づけば4ヶ月。
さて、過去の未読はどうなったか…。新たな未読はますます増加中の今日この頃…(汗)

ヤ、ヤバい…。古い未読リストの分はたった2冊しか読んでいないことが判明…。(汗)

「あなたはダメな子じゃない」 長谷川博一著・・・ずっと前からある・・・。
「りんごは赤じゃない」 山本美芽著・・・頂いたのにまだ読めてない・・・。
「新版水道方式入門 小数・分数編」 遠山啓・銀林浩編・・・読めるか不安・・・。
「それは子どもに考えさせなさい」 メーナー・シュアー著・・・完全に忘れてた・・・。
「世界で一番おもしろい地図帳」・・・これも読めるか危険・・・。
「いわゆるA級戦犯」 小林よしのり・・・わからず買ってしまったらマンガだった・・・。しかし進まん・・・。
「毒になる親」 スーザン・フォワード著・・・50Pで止まっている・・・。危険。
「「前世」からのメッセージ」 ブライアン・L・ワイス著・・・これもヤバイ。
「不都合な真実」 アル・ゴア著

この辺からはまだ割と最近買ったものかな・・・。と9月末に書いたものは2冊だけしか残ってない。

「教えることの復権」 大村はま・刈谷剛彦・夏子
「校長先生になろう!」 藤原和博

さて、ここからが9月末以降にリストに追加されたもの、及び自宅にずっと置きっぱなしのものたち…。

「直感でわかる数学」 畑村洋太郎 これ、もう永遠に読み終わらないかも…。
「金持ち父さんの学校では教えてくれないお金の秘密」 ロバート・キヨサキ これも読みかけでストップ…危険…。
「やさしい解説モンテッソーリ教育」 藤原元一・桂子・江理子 字が小さいので危険…。
「子どもへのまなざし」 佐々木正美 買ってから何年経ってるんだろう…。分厚くて尻ごみ…。
「ぐうぜん東大に合格させる法」 吉本康永 これもいつ買ったんだか…。
「なぜ環境問題はウソがまかり通るのか2」 武田邦彦 書店で見つけてつい買ってしまった・・・。
「お金は銀行に預けるな」 勝間和代 何で買ったんだろう・・・。(汗)
「世界と恋するおしごと」 山本敏晴 別の本が面白かったので注文したんだけど、微妙・・・。

この辺からは最近購入。

「優劣のかなたに」 苅谷夏子
「小学生のための考える力をぐんぐん伸ばす本」 宮川俊彦
「マイクロソフトでは出会えなかった天職」 ジョン・ウッド 
「雨がふってもよろこぼう」 島津良智 
「進学塾不要論」 認知工学 水島酔
「『ゆっくり』でいいんだよ」 辻信一

既読書が5、6冊。
なんかすごいことに…。(汗)

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2008年1月21日 (月)

「あおぞらの星」 水谷修著

水谷先生は以前の著書に「これが最後」と書いておられたので、最近はチェックしていなかったのですが、その後も出版されていることを発見。
久しぶりに1冊注文してみました。

「あおぞらの星 夜回り先生と考える 水谷修著 日本評論社

評価 ★★★☆

私は水谷先生を素晴らしい方だと思いますし、書かれている内容ももちろん愛に溢れているのですが、これまで水谷先生の本を何かしら読まれている方には、既に読んだことがあるなぁという内容になっているかと思うため、星は少なめ。

この本は、2006年春から1年あまり、50回にわたって「沖縄タイムス」という沖縄の新聞に連載された子どもたちに向けたメッセージ記事に加筆修正、更に内容を新たに付け加えてまとめられたものだそうです。
ですので、それぞれの項は4ページ。子どもが1回に読みやすい程度の長さということでしょうか。

実際、子どもに向けて書かれた内容であるため、呼びかけが全て「子どもたち」となっており、大人が読むのならこれまでに出ている他の本の方がより心に訴えるものがあるかなという印象です。

また、50回にわたる連載で、先生が子どもたちにどうしても伝えたかったことが、「死んではいけない」「いじめは絶対にいけない」ということだったということや、新聞の週1回の連載(いつも初めてその記事を読む人もいるということになるでしょうから)ということなどの理由でしょうか、とても似通った内容が繰り返し出てくるということも否めません。

そして、1つ1つの記事が新聞の字数を意識して書かれているせいもあるのか、これまで読んだ本ほど強く訴えてくるものが感じられませんでした。(4ページで1テーマですから、やむを得ないのでしょうけれど…)
もちろん、他の本同様に子どもたちへの愛情はしっかり伝わってはきますが、これを手に取った子どもたちにどの程度の訴えかけができるのかなと、少しそんな気持ちになりました。(内容が悪いとかいうことではなく、とにかく字数制限で短い中で何かを伝えようとすると、どうしても伝えきれないところが出てくるように感じるということです。)

水谷先生のもとにはメールアドレスを公開されてから3年で30万件もの相談メールがあったそうです。1年に10万件。単純平均でも1日300件近くものメールを受け、それに対応され、更に8年で2000回以上の講演。土日には「夜回り」を。
ご病気を抱えてのその活動は、本当に子どもたちへの愛情なしには絶対不可能なことだろうと思います。

ただ、水谷先生がそういう活動をそんなにもお続けにならねばならないのは、間違いなく私たち大人の作った社会に問題があるということでもあるのでしょう。
子どもたちはとても敏感で繊細ですから、確かな愛情をしっかり受けて育てば、きっと先生のもとに「死にたい」「つらい」と子どもたちからのメールがそんなにもたくさん届くことはないように思うのです。

先生は本の中で子どもたちにこう呼びかけています。

(前略)子どもたち、君たちにとってどんな子が「いい子」ですか。どんな「いい子」になりたいですか。たぶん、すべての子どもたちは、親に好かれ愛され、先生に褒められ、友だちがいっぱいいる子が「いい子」だと、考えていると思います。(中略)

 水谷は、こう考えています。
 すべての子どもは「いい子」だと。生きていてくれるだけで「いい子」なんだと。そしてもし、笑顔をいっぱい浮かべてくれて、目を輝かせて明日を考えてくれたら、それこそが「最高のいい子」なんだと。(中略)

 君たちはみんな「いい子」です。私たち大人の宝物、夢なのです。
 ただ、生きていてくれればいい。もし、笑顔でいてくれればなおいい。それだけでいいんです。
 さあ、肩の力を抜いて、自分の思う道を明日に向かって生きよう。

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2008年1月17日 (木)

「おかあさんのモンテッソーリ」 野村緑著

ブログを読んでくださっている方が、私がモンテッソーリ教育に興味があるというのを読んでこちらの本をご紹介くださいました。
ご紹介頂いてまもなく購入はしたのですが、読むまでに数ヶ月、読み始めて読み終えるまでにもかなり時間がかかってしまいました・・・。

「おかあさんのモンテッソーリ」 野村緑著 サンパウロ

評価 ★★★★☆

ネット書店の著書紹介によりますと、「モンテッソーリ教育を幼稚園や家庭に取り入れた実践記録。モンテッソーリの考え方から、感覚教育や言語教育、数教育、そして園の行事まで、具体的に解説。『家庭の友』に1988年から93年まで連載されたものをまとめたもの。」となっています通り、実際にモンテッソーリの先生をなさっている野村氏が、園での実践やご自身のお子さんと経験されたことなどをまとめられたものです。

構成は以下の通りです。

第1章 秘密は子どもの中にある
第2章 モンテッソーリと歩む
第3章 モンテッソーリの感覚教育
第4章 モンテッソーリの言語教育
第5章 モンテッソーリの数教育


第1章では著者ご自身のモンテッソーリとの出会いについてや、モンテッソーリ教育の概要などが紹介されており、第2章では「子どもの家」での月ごとの行事や具体的な「お仕事」、それに関する教具などが詳しく紹介されています。
第3章では更に、モンテッソーリ教育の中の「感覚教育」について取り上げ、五感の重要性、五感を刺激するための教具、方法などが丁寧に紹介されています。
同様に、第4章では言語教育について、第5章では数教育についての教具や方法などがたくさん紹介されています。

読めば読むほど、やっぱりいいなぁと思うのですが、個々のご家庭でご自分のお子さんのためにこれらを準備するのは、さすがに無理だろうとも思いますし、本格的にやるのであれば、モンテッソーリの教員養成コースできちんと学ばなければ、正しい指導はできないかもしれないとも思います。

でも、ご家庭で取り入れられるような教具も色々紹介されていますし、具体的な教具を用意しなくても、その時期の子どもたちにどういうことが大切か、そのためにはどういうことをさせるのがよいかということを知っていると、大いに役に立つのではないかとも思います。

もし自分に子どもがいて、近くに「子どもの家」があれば、絶対通わせたいなぁとこの本を読みながら今回もやはりそう感じました。
今、教室で取り入れている学習法もモンテッソーリを意識しているのかな?と思うところも少なからずあるのですが、やはり幼い頃に子どもの気持ちのおもむくことを心ゆくまでたっぷりをゆったりとさせてあげるというのは理想的だなと感じます。
それはやはり、1時間というような限られた時間やその日のカリキュラムが既に決まっているような状態では、難しいだろうとも感じます。

まだ乳幼児がおられる方は是非読んでみられてはと思う1冊です。
ご家庭でのお子さんとの接し方、お子さんの行動に対する見方が何か変わるかもしれません。

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2008年1月14日 (月)

「ニッポンを繁盛させる方法」 島田紳助・東国原英夫著

以前読んだ島田紳助さんの本がとても面白かったので、ネット書店でこれを見つけ、早速注文してみました。

「ニッポンを繁盛させる方法」 島田紳助・東国原英夫著 角川oneテーマ21

評価 ★★★★

タレントの島田紳助氏と、現宮崎県知事の東国原英夫氏との共著で、内容の大半は2人の対談になっています。
構成は以下のようになっており、大変読みやすく、わかりやすい内容だと思います。(ただ、なぜか島田氏の発言の部分が不自然な関西弁に思えるところが多く、修正が入っているのだろうか?と思ってしまいますが・・・)

激論の前に  島田紳助
第一章 日本を元気にするために  島田紳助・東国原英夫
第二章 憂国論  島田紳助
第三章 地方から国を変える  島田紳助・東国原英夫
第四章 国家再建論  東国原英夫
激論のあとに  島田紳助

恥ずかしながら私は、政治とか経済とかには激しく疎いため、日本が借金まみれだと聞いても、例えば、夕張市が破綻したと聞いても、「市が破綻するって?」とか「日本が借金を返せなくなったらどうなるの?」とか、本当によくわかっていないような状態です。

ただ、そんな私にもわかりやすい話が書かれており、また、この方たちなら一気にではないにしろ、本当に少しずつ日本を変えていかれるのではと思えました。

第二章の最初に島田氏が話しているところから長めの引用をさせて頂き、この本の紹介とさせて頂こうと思います。

(前略)いま、この日本という国が置かれた状況って、産業再生法の適用となった「ダイエー」と一緒だと思う。もはや「どうにもならん」という点でよく似ている。ダイエー全店舗をもう一度、再生させようとしても、とうてい無理な話に思う。だけど、いまからでも再生させる秘策がたった一つだけある。
 どこか一店舗だけ、「新しいダイエー」を作る。そのダイエーは、上からの指示を守るだけの従来のやり方と違って、その店舗で働く従業員たちが売り場を自分たちで考えて、それこそ内装から大工さんと相談しながら作っていく。営業時間もその土地にあうような時間帯をみんなで話し合って、「うちの店舗だけは、深夜十二時まで営業しようや」とか「朝は六時から営業しよう」とか相談する。それから「他では扱っていないこの商品を仕入れよう、あれを仕入れよう」って会議をしてね。給料は売り上げにあわせた歩合制にする。
 つまり、ダイエーを一店舗だけ大改革するんや。その店舗がもし成功したなら、他の店舗も追随して真似をするようになり、結果、全体の利益が上がる。そうやって一店舗からの改革が全店舗に広がったとき、ダイエーは立ち直ると思う。(中略)
 ダイエーを復活させるこの考え方って、一つの国を、繁盛へと導く方法論にダブらせて考えることができると思う。俺は宮崎県が、その一店舗目のダイエーになってもらいたい。宮崎がモデルケースとなれば、国は変わると思う。(後略)

もちろん、これが絶対に正しいかどうかはわかりませんが、なかなか興味深く、面白い内容でした。そして、やはり島田氏は、そして東国原氏もとても頭のいい方なんだなぁと再認識しました。
東国原知事のような方がひとり、またひとりと地方に増えていけば、本当に日本は変わって行くかもしれません。

本を読みなれた方なら立ち読みでも読めるかもと思いますが、新書で手頃な価格でもありますので、ご興味のある方はいかがでしょう?

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2008年1月10日 (木)

「私はこれで『幸せ』になりました。」 椋木修三著

記憶術や勉強法の本で以前ご紹介した椋木氏の新著ということで注文してみたのですが、なんと意外なことが・・・。

「私はこれで『幸せ』になりました。」 椋木修三著 アスコム

評価 ★★★☆

記憶術などの本でこの方のことを知ったので、何か学習指導をしておられる先生なのだろうと思っており、その方の新しい本がこんなタイトルで、どんな内容なのだろう?と思ったところ、なんとこの方は心理カウンセラーをなさっているということを知りました。(もしかしたら以前の著書にも書かれていたのに、私が忘れてしまっていただけだと思うのですが。)

で・・・結果として、私が必要としている本ではなかったため、評価があまり高くないのですが、こういう本を必要としている方なら役に立つとも思います。(内容が悪いとかいうことではなく、ただ単に私が必要としていなかったということでの評価です。)

ネットで新著紹介を見たため、ページ数などもよく確かめておらず、届いた本は90ページほどの薄い本で、中も行間、イラストたっぷり、ものの30分ほどで読んでしまえるのではというものでした。
帯には

6000人の人生を変えた!
催眠療法の達人が生み出した
「幸せ」へのレッスン

と書かれており、内容は

レッスン1 書きなぐりセラピー
レッスン2 わたし発見セラピー
レッスン3 できた!貯金

と「『幸せ』になるためのレッスン」が3つ紹介されています。
書きなぐりセラピーのあたりを読みながら、「鏡の法則」を思い出しました。
また、マインドマップのことも思い出したりもしました。

今何か悩みがあり、それを解決したい方や、何かを変えたいと思っているような方には参考になるのではと思います。
ご興味のある方はどうぞ。

ただ、かなりあっさりした内容ですので、まずは書店で見てみられるのがいいかなと思います。

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2008年1月 7日 (月)

「『体を温める』と病気は必ず治る」 石原結實著

仲良くして頂いている塾長さんに教えて頂き、ちょっと気になったので読んでみました。

「『体を温める』と病気は必ず治る クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法 

石原結實著 三笠書房

評価 ★★★★

最近、どこかががくんと悪くなるわけではないものの、どうもあちこちなんとなく不調だったりということが続き、そこにちょうどこの本をご紹介頂いたので、早速注文して読んでみました。

2003年3月発行のようですので、もう5年近く前の本のようですが、帯には「60万部突破!『おもいッきりテレビ』出演中!」と書かれており、かなり売れた本のようです。既にご存知の方も多いかもしれませんね。

本書は6章からなっており、それぞれ以下のようになっています。

1章 病気は「冷たいところ(血行不良)」に起こる!
2章 「ただ温めるだけ」で見事に治ってしまうメカニズム
3章 この食生活があなたの〝体熱″をつくりだす!
4章 自分のため、家族のため、これが朝昼晩の「ほかほか生活」
5章 <症状・病気別の温め方>早い人なら1週間で効果が出る!
6章 
●ありがとう「温熱健康法」!ダイエットから内臓疾患、ガンまで「私が治った!」全記録

1章から4章にかけては体を温めることの効果、西洋医学で当たり前とされていることが実は体に悪いこともあるという内容などが書かれており、5章では具体的にさまざまな症状や病気について個々の温め方などを紹介。6章ではそれを実践して治られた方、症状が改善された方などが紹介されています。

本書の「はじめに」にはいきなりかなり驚きのことが書かれています。

 あなたは、こんなことをやっていませんか?
●ペットボトルの飲み物をよく飲んでいる
●ご飯よりもパンが好き
●朝起きて食欲がない時でも、朝食は食べるようにしている
●風呂は、冬場以外はシャワーですませることが多い……
 これらの行為は、いますぐやめないといけない。なぜなら、知らず知らずのうちに、あなたの体から「熱」を奪っているからだ。
 私たちの体は、36.5℃~37℃の体温で最もよく働くようにできている。ところが、最近は36℃前半、中には35℃台という人までいる。こんな状態になりながら、先に挙げた行為を続けていては、むざむざ不健康体になるよう仕向けているとしか思えない。(
後略)

もちろん、これがそのまま全ての方に当てはまるとも思いませんし、東洋医学の考え方が合う方、合わない方などもおられると思いますので、これが必ず正しいとは私も思いませんが、読んでいて、結構参考になったり、納得がいったこともありました。

それに、確かに体温があまり低いのは健康的だとは思いづらいところもありますし、私自身、かなり以前から平熱が35度台という人間ですので、もしここに書かれていることを少しでも意識したら体調がよくなるのであれば、やってみようかなと思うことも色々ありました。(不精なので実際にやれるかはわかりませんが・・・)

とにかく薬で治すということではなく、体を内外から温めるということに重きを置いて、紹介されている方法も体に害のなさそうなことばかりです。
知識として知っていれば、何かの際に参考になるかもしれませんし、そういう意味でも一度読んでみられるといいのでは?と思うものでした。

生姜がかなり万能だということにも改めてびっくり。唐辛子やネギ、にんにくなども体を温めるのにはよいようです。
寒い季節にはそれだけでも参考になりそうですね。

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2008年1月 4日 (金)

「天才たちの共通項」 小林正観・中村多恵子共著

新年最初は、新潟の寺子屋ありがとうの先生がお送りくださったこの本をご紹介します。
(ちなみに、昨夜書いていて全部消えてしまったのはこの本の紹介記事ではありません。その本はまた立ち直ったらご紹介します。(苦笑))

「天才たちの共通項 子育てしない子育て論 

小林正観・中村多恵子共著 宝来社

評価 ★★★★★

以前、あることで私が憤っていたとき、それを知ってすぐにこの本をお送りくださいました。
一般の書店では販売されていないのか、これまで全く巡り合ったことがなかったのですが、わざわざお送りくださったということは、きっと素晴らしい本に違いないとありがたく読ませて頂きました。

この本では国内外の偉人、賢人たちを10人取り上げ、その方たちの子ども時代に親御さんたちがどのように接したかが紹介されています。

タイトルに「共通項」という言葉があるように、ここで取り上げられている10人の方々の親御さんら(特にお母さん)が我が子に対してどういう接し方をしたかという部分では皆何かしら共通するところがあるようです。

ちなみに、取り上げられているのは以下の10人(11人?)の方です。

エジソン
チャップリン
手塚治虫
福沢諭吉
野口英世
美空ひばり
ライト兄弟
アンデルセン
吉田松陰
モーツァルト

「はじめに」から少し長い引用をさせて頂きます。

 日常生活を注意深く見ていると、それぞれの現象には共通項が存在するらしい、ということがわかってきます。(中略)
 そこに、「天才には共通しているものがあるらしい」という事実がとび込んできたのです。それは、「同じタイプの親が存在した」ということでした。(中略)
 生まれたばかりの象の首にヒモをつけ、それを杭につないでおくと、いくら引っ張っても抜けません。何十日かたち、杭が抜けないことを悟った象の子は、もう永久にヒモを引っ張ったりしなくなるのだそうです。
 巨象になって力が強くなっても、杭は自分には抜けないという幼いときの結論を、生涯持ち続けていきます。ヒモをつないでおかなくても、象は逃げないのだとか。
 もうひとつ、ノミの話。
 ノミをつかまえてコップに入れ、上を手でふさいだとします。ノミは数十度も跳びはね、手に当たっては下に落ちることを繰り返しますが、あるときピタリと跳びはねるのをやめてしまう。
 そのあとで、コップをふさいでいる手をどけても、ノミは永久に(一度も)跳びはねることなくコップの底でじっとしていて、死んでしまうのです。
 象にしてもノミにしても、初期はあらゆる“自由”を持っていて、試してみます。
それが、ダメだ、無意味だ、と悟ると、のちに条件が変わって違う結果になることが目に見えているのに、何もしないでじっとしていることになってしまうわけです。
 子供も多分同じ。
 初期(幼いころ)、「ダメだ」「いけない」「ちゃんとしなさい」「もっともっと」「まだまだ」と言い続けられたら……。「力が足りない」「能力が低い」「今のままじゃいけない」と叱られ続けたら……。
 二度と跳ばないノミになってしまうでしょう。
 幼いときの、親や先生のひとことは、その子の一生を左右するような重要なものなのです。「あなたはあなたでいい」、「今のままでいい」と言い続ける親の存在。それが“天才たち”の共通項でした。“賞賛”と“肯定”によって子供は伸びるらしい。特に母親の影響はとても大きいようです。
 10の実例を、じっくり読んでみてください。
 “天才”を育てるつもりのない人でも、子育ての本質のようなものがわかるのではないかと思います。
 この本で、多くの親と子供が楽に生きられることを祈りつつ……。

教室には置いておきますので、ご興味のある方は是非読んでみてください。
ネット書店では販売していないかもしれませんが、こちらで購入もできるようです。

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