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2007年10月29日 (月)

「世界を変えるお金の使い方」 山本良一編

以前からちょっと気になっていて、一度ネット書店で注文したのですが在庫切れとの返事。
また思い出して注文したら今回は在庫があったようです。

「世界を変えるお金の使い方」 山本良一編 ダイヤモンド社

評価 ★★★★

出版されたのは2004年12月となっていますので、既にご存じの方も結構おられるのだろうと思います。
タイトルにある通り、いくらをどんな風に使えばどんなことができるかということを100円から1兆2000億円まで50の例を紹介しています。

編者の山本氏は初めにこう書いておられます。

 この本は、お金をどのように使うべきかについて論じた本です。すなわち環境の保全と社会の中の様々な問題の解決のためにお金をどのように使えばよいかを示すことが目的です。百円から数千円というわずかなお金からでもできる社会貢献を紹介しています。読者の皆さんが近所の本屋さんへ行ってすぐ気がつかれるように、ビジネスコーナーの書棚にあるほとんどの本は、いかに労せず楽々とお金をもうけるか、だまされずに資産を形成するかについて書かれた本ばかりです。筆者の調べた限り、お金をどのように使えば“世のため、人のため、地球のためになるか”をやさしく教示した本がほとんど見当たらないのは不思議といえば不思議です。(後略)

本の構成は見開き2ページにひとつの項目が紹介され、それぞれの項目について行動を起こすにはどこに問い合わせればよいかという連絡先も書かれています。
項目ごとに気になったらそこに問い合わせるなどの行動をしやすく作られているなと思いました。

また、改めて、日本という国がどれだけ恵まれているのかということも考えるきっかけになりますし、わずかな金額でもできることは色々あるのだなということもわかります。

100円あれば、ミャンマーの5人の子どもにポリオのワクチンを接種できるとか、内モンゴルのホルチン砂漠に植えるポプラの苗木10本を買えるとか、アフガニスタンの子ども5人に国語や算数の教科書を提供できるとか…。

300円あれば、タイとカンボジアの国境の地雷原1㎡分をなくすことができるとか、1000円でガーナの9人の子どもたちが道具を使ってコーチから野球を教えてもらえるとか…。

ちょっと驚いたのが国内なのに、10000円あれば釧路湿原に水を供給している周辺の森林を約625㎡買い取り、保全することができるとか…。

知らないことだらけで、驚くこともたくさんで、ですが、この本のお蔭で何かしたいと思ったとき、どこに向かってアクションを起こせばいいのかが誰でもすぐわかるようになっていると思います。

間あいだには環境問題や寄付などに関する色々な方が書かれたコラムもあり、それもまた色々考えるきっかけをもらえます。

気になった項目をチェックして、自分のできることから始めてみる。
一人一人がそんな風に小さなことからでも意識をすれば、きっと世界は変わるのだろうと、そんなことを感じる1冊です。

読まれたことのない方は一度読んでみられてはいかがでしょうか。

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