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2007年10月15日 (月)

「先生が明日からできること。」 金子晴恵著

どこからこの本にたどり着いたのだったか忘れてしまいましたが、先日ネットでウロウロしていたところ、この本にたどり着きました。
きれいなブルーの空の表紙に目が留まり、気になる内容でもあったので購入してみました。

「先生が明日からできること。」 金子晴恵著 杉並けやき出版

評価 ★★★★☆

著者の金子氏は2002年より発達障害児のための学習指導教室「アンダンテ西荻教育研究所」を主宰されるかたわら、ライターとしても多数執筆しておられるとの紹介がされています。

この本自体は「先生が子どもたちのために明日からできること」というブログが元になっているそうです。(ブログのアドレスはこちら。http://harue.no.-blog.jp/forteachers/)

行間もたっぷりイラストも入れながら、分かりやすい表現で書かれていますので、とても読みやすく、書かれていることは大いに参考になることのように感じます。

タイトルにある「先生が」というのは学校の先生に向けて書いておられるようですが、特別支援教育って何をすればいいの?という先生方に向けて、著者の経験をふまえて色々な事例を挙げながらまとめておられるという感じです。

内容は5章からなっており、それぞれ以下のタイトルになっています。

1 先生の「こだわり」を捨てる
2 「授業」は先生の最大の武器
3 先生必見!!「べからず」集
4 「なぜ」から支援の手がかりを
5 周りの子を育てる

私の教室は少人数の個別指導なので、授業をするという点では参考になる部分は限られてはいますが、それでも色々考えさせられることや参考になることが紹介されていました。

小見出しで気になるものをいくつかご紹介しますと・・・。

・黒板によけいなものを貼らない。
・20問1枚より、4問ずつ5枚に。
・「さんはちにじゅうよん」でもいいじゃないか!
・障害を「わがまま」と混同しない。
・「特別扱い」アレルギー
・担任の言動は子どもたちに「うつる」

著者の金子先生は、発達障害児のための教室をされているということもあり、書かれている内容も経験から出ている言葉なのだなと感じられ、しっかりと伝わってくるものがあります。

また、金子先生が本当に子どもたちのことを大事に考え、大好きでおられるんだなということもひしひしと伝わってきます。
発達障害の子どもに限らず、障害を持たない子どもたちへのまなざしも愛情に満ちているのを感じます。

学校の先生には大いに参考になると思いますが、一斉指導の塾の先生や個別であっても気になる子どもがいるという先生などにも参考になることは沢山あるように思います。
私もまた読み返してみたいと思います。

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