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2007年9月27日 (木)

今日はちょっと手抜き更新・・・。

読み終わっている本は数冊目の前にあり、紹介したい面白かったものもあるのですが、ちょっと先に片付けねばならない仕事がいくつかあり、ゆっくり書評を考える時間が取れそうにありません。

面白かったものであれば尚更、きちんと紹介したいという思いもありますため、今日はちょっとご容赦頂くことにしまして、以前にどこかに書いた気もしますが、とうとう教室の本棚の限界が近づき、このたび少し本を手放すことに致しました。

教育関係の本だと、古本屋などに持っていっても恐らくニーズが極めて低そうですし、かといって処分してしまうのはどうももったいない気も・・・。
ただ、私が面白かったとかまたいつか読み返したいとか、教室の保護者の方にも呼んで頂きたいとかいうものはもちろんまだ手放す気はありませんので、手放すことにした本を読んでみたいと思われる方がおられるかどうかはわかりませんが、もしも以下の本の中でご興味がおありのものがございましたら、ご連絡頂きました先着順で差し上げます。
本代は頂戴致しませんが、何冊かまとめてご希望の方がおられましたら、取りにいらして頂くか、送料のみご負担ください。

今回手放す予定の本は以下の通りです。

比較的新しいものから順に・・・

公立炎上  上田小次郎
東大医学部生が書いた頭がよくなる勉強法  石井大地
新・勉強の常識  ストロング宮迫・タイガー山中
SAPIXメソッド  杉山由美子
「本当の学力」は作文で劇的に伸びる  芦永奈雄
「相手の本心」が怖いほど読める!  デヴィッド・リーバーマン
中学受験は親で勝つ  和田秀樹
塾-学校スリム化時代を前に  小宮山博仁
子どもの語彙を豊かにする指導  宮腰賢

それぞれ1冊しかありませんので、もしももしもご希望が重なった場合には先着の方に進呈致します。何卒ご了承ください。
因みに、本の状態は全て比較的いい状態だと思います。(私自身が古本が苦手なため、基本的に全て新品を買い求め、1、2回読んだ程度ですので。)

因みに、こちらは処分リストではなく、久々の未読リスト・・・。
久々なのにまだそのまま残っているのが結構ある・・・。(汗)

「あなたはダメな子じゃない」 長谷川博一著・・・ずっと前からある・・・。
「りんごは赤じゃない」 山本美芽著・・・頂いたのにまだ読めてない・・・。
「新版水道方式入門 小数・分数編」 遠山啓・銀林浩編・・・読めるか不安・・・。
「それは子どもに考えさせなさい」 メーナー・シュアー著・・・完全に忘れてた・・・。
「世界で一番おもしろい地図帳」・・・これも読めるか危険・・・。
「いわゆるA級戦犯」 小林よしのり・・・わからず買ってしまったらマンガだった・・・。しかし進まん・・・。
「きっとよくなる!」 本田健・・・う~ん、かなり危険。読破不能かも・・・。
「毒になる親」 スーザン・フォワード著・・・50Pで止まっている・・・。危険。
「「前世」からのメッセージ」 ブライアン・L・ワイス著・・・これもヤバイ。
「不都合な真実」 アル・ゴア著
「14歳」 千原ジュニア著・・・なんで買ってしまったんだろう・・・。

この辺からはまだ割と最近買ったものかな・・・。

「おかあさんのモンテッソーリ」 野村緑
「教えることの復権」 大村はま・刈谷剛彦・夏子
「校長先生になろう!」 藤原和博
「頭のうちどころが悪かった熊の話」安東みきえ
「LD(学習障害)のすべてがわかる本」 上野一彦
「世界を変えるお金の使い方」
「12歳までに「絶対学力」を育てる学習法」糸山泰造
「くたばれ学校」今村克彦

あと自宅に数冊・・・。
既読書も4、5冊・・・。

色々頑張ります。(苦笑)

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2007年9月24日 (月)

「算数ができる頭になるトレーニング・プリント」 栗田哲也著

恐らく1年以上前に購入したのではと思いますが、ひと通り解いてみてからご紹介しようかなと思ってそのままになり、今もまだ半分ちょっとしか目を通せていないのですが、読み終えた本は教室に置いて帰ってきてしまい、手持ちの本は全て読みかけ。今日は教室に出ませんので、こちらをご紹介させて頂きます。

「算数ができる頭になるトレーニング・プリント 工夫と感動のプログラム42

栗田哲也著 PHP研究所

評価 ★★★☆

栗田先生の本は以前にご紹介したことがありますが、こちらは小学校高学年の子ども向けに書かれた本のようです。

「トレーニング・プリント」と書かれていますがB5版のサイズの本で、プリントのように切り取ったりして1枚ずつ使えるようなものにはなっていません。

表紙にはこう書かれています。

「あ、こうすれば解ける!」と気づく、
算数・数学のセンスそのものを育てます。

国際数学オリンピックのメダリストを何人も育てたプロ講師による画期的問題集。

構成はというと、見開き2ページで1つのテーマが全部で42あり、導入部分と問題部分があります。それぞれの問題の解答・解説は後ろに全てまとめてあり、詳しく丁寧な解答・解説になっています。

また、それぞれの問題がいわゆる中学入試問題などで見かけそうな、結構骨のある問題ばかりで、問題によっては公立中学の子どもたちでも解けないかもというようなものもかなりあります。

私は悪い本ではないとは思うのですが、実際に小学生が使うということを考えた場合、左ページは問題を考えるための前ふりのようなことが書かれており、右にそれに関する問題が。しかし、書き込みできるようにはなっていないため、別にノートなどを用意して、問題集のように使うという感じになるのだろうと思います。

また、自分で考えてみようという割には、問題によっては前ふりの部分でやり方を書いてしまっているものもあり、その場合はその通りにやってみると答えが出てしまうというもの足りなさのようなものも少し感じます。
ただ、大半がかなり難易度の高い問題ですので、受験を考えていないような小学生だと、これを読んで自分で解くことができるのか、ちょっと判断がつきません。

もともと、これを買ってみた理由のひとつは、うちの高学年スーパー君・スーパーちゃんたちに使えるかな?と思ってだったのですが、彼らに使うとすれば、問題部分だけでいいようにも思いますし、一般のご家庭で自学教材として使うとすれば、もともと算数に興味のある子、算数がかなり得意な子でないとキビシイのではないかとも感じます。

問題自体はパズル的なものや地道に作業を繰り返せば解けなくはないものなどもありますので、既存の問題集などでは物足りないというようなお子さんなら取り組んでみられてもいいのかしら?というような印象です。

どういう方にお勧めなのか、今回もちょっと判断が微妙なところです。

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2007年9月20日 (木)

「おひとりさまの老後」 上野千鶴子著

この歳(っていくつかは内緒・・・)で独り身の私は、同じ独身仲間の友人たちと集まると、将来死んだらどうなるんだろう?なんて暗い話題になってしまうことも少なくなく(私の場合、私だけが独り身なのではなく、兄もな上、家族では一番歳も下というわけで・・・)、日頃から気になっているところに気になるタイトルが目に留まりました。

「おひとりさまの老後」 上野千鶴子著 法研

評価 ★★★☆

これを読んだら、将来の不安が軽減するだろうかと思い読んでみたのですが、正直なところ微妙です。
もちろん、人間は将来に何の不安も感じないなんて方はきっと殆どおられないのだと思いますし、何か不安なことがひとつ解決しても、また新たな不安がわいてきたりもするのでしょうし、そういう意味では考えてもわからないことを考えて不安になること自体が時間の無駄なのかも?とも思いますが、この本を読んだ限りでは、私の不安はあまり解決せずに終わってしまいました。

著者である上野千鶴子氏は著者紹介によると、京大大学院博士課程を出られた後、海外を含めたさまざまな大学や短大の助教授、客員教授を経て、東大の助教授、1995年には東大大学院の教授になられたようです。

本書は6章から成っており、それぞれのタイトルは以下のようになっています。

第1章 ようこそ、シングルライフへ
第2章 どこでどう暮らすか
第3章 だれとどうつきあうか
第4章 おカネはどうするか
第5章 どんな介護を受けるか
第6章 どんなふうに「終わる」か


第1章は「ようこそ」となっていることからもわかるように、寿命の長い女性が後に残る場合や、離婚してシングルに戻る場合などのことが中心で、はなからひとり、ずっとひとり・・・というような人間に関しての言及はないように思います。(要するに、結婚しようがしまいが、パートナーはいて当然的なものを感じます・・・・・・。)

その後の章も、基本的に経済的には特に不安はないということが前提で書かれていることが殆どのように感じられ、私のような不安定な仕事をし、社会的な保障もなく、パートナーもおらず、友だちも少ない(書けば書くほど悲しい気分になってきました・・・(苦笑))「おひとりさま」はどうしたらいいのかということはこの本からは読み取ることができませんでした。

老後も経済的な保障があれば、あまり不安に思うことなく色々な対策(?)が取れるんだなということはわかりましたが、今の私には参考にならず・・・。(苦笑)

まあ、あとがきにこう書いておられるので、そういう視点で書いたのだとしたら、ちゃんと目的どおりの内容になっているのだろうと思いますし、単に私向きに書かれていたのではなかったというだけのことですね。(苦笑)

以下、あとがきの引用です。

 長生きすればするほど、シングルが増えてくる。超高齢化社会で長生きしたひとは「みーんなシングル」の時代、がすぐそこまで来ている。ひとりで暮らす老後を怖がるかわりに、ひとりが基本、の暮らしに向き合おう。不安がなくなれば、なあーんだシングルの老後って、こんなに楽しめるのだから・・・・・・そう思って、わたし(たち)自身のためにこの『おひとりさまの老後』を書いた。

まあ、そうは言っても、ふむふむと思うところもなかったわけではありませんし、今よりもう少し歳を重ねてから読むと、また受け止め方も変わるのかもしれないなとも思います。

そうですね・・・「老後」ってタイトルですもんね・・・。(苦笑)

とりあえず、老後の不安をなくすには、経済的な不安をなくすか友だちを増やすことだということは学びました。(笑)
こちらの本は、どんな方にオススメかはちょっと難しいところです・・・。(苦笑)

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2007年9月17日 (月)

「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」 吉村葉子著

書店で棚に並んでいたこの本のタイトルが気になって買ってみましたが・・・。

「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」

吉村葉子著 講談社

評価 ★★★

もともとは2003年に単行本で出されたものの文庫化のようです。
著者の吉村氏は20年間のパリ滞在を通じ、フランスおよびヨーロッパ全域を対象に取材・執筆を続けてこられたと紹介されています。

本書は6章からなっていますが、各章のタイトルは以下のようになっています。

第一章 お金を出さずにあるモノで、心豊かな生活
第二章 自分を知っているからわかる、いるモノ、いらないモノ
第三章 貯金とマイホームは時間をかけて
第四章 お金をかけずに楽しいバカンス
第五章 フランス流子育てのエスプリ
第六章 義理と冠婚葬祭にはお金はいらない

タイトルの「お金があっても不安な日本人」という部分が気になり(まあ、私の場合、お金が「ある」わけでもないのですが、今仕事があっても将来のことは常に不安・・・というような部分で通じるものを感じまして・・・。)読んでみようと思ったのですが、内容としては、フランス人の国民性というか、フランス人だとこういう場合こんな風にするのが一般的だということを色々と実際のエピソードを交えて紹介しておられるという感じで、確かにフランス人はお金をかけずに楽しんで暮らすことが上手なのかもなぁというところは感じましたが、では、日本人はどうなのか、どうすればいいのか・・・みたいなところは触れられていませんでした。(結局私の不安は消えず・・・。(苦笑))

紹介されているエピソードで、それはいい習慣だなぁ、日本人も見習ったらいいのになぁと思うものもあるのですが、いかんせん、ここは日本。
国民全部なり、そうでなくても自分のお付き合いのある人たちみんなが同じ意識であれば別ですが、そうでなければ、自分だけが日本でこれを実践したらやはり色々人間関係で問題が生じるような気がします。

フランス人の生活、習慣を知るには参考になる本だと思いますが、活用はしづらいような気がします。

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2007年9月13日 (木)

「なぜ勉強させるのか?」 諏訪哲二著

先日書店でタイトルが目に留まり、パラパラッと中を見たところ、「ゆとり教育」「お受験キッズ誌」「百ます計算」などの文字が目に留まり、どんなことが書かれているのかと思い購入してみましたが・・・。

「なぜ勉強させるのか? 教育再生を根本から考える 

諏訪哲二著 光文社新書

評価 ★★★

私には難しくって何がおっしゃりたいのか・・・という印象の1冊になってしまいました。
著者の諏訪氏は、著者紹介によると「プロ教師の会」代表で日本教育大学院大学客員教授、埼玉県の県立高校の教諭を2001年に定年退職されたと書かれています。

東京教育大を出られ、高校教諭になられ、定年まで教諭をされた方のようですが、タイトルをみると、子どもたちに勉強させる意味、意義のようなものが色々書かれているのだろうと思って読み始めたのですが、私の受けた印象では(私の読解力不足という可能性も否めませんが・・・)どうもタイトルと内容がずれているような気がしました。

内容は8章から成っており、それぞれ以下のようなタイトルがつけられています。

プロローグ そして「学力向上」だけが残った

1章 時代論① 「お受験キッズ誌」が映し出すもの
2章 時代論② ゆとり教育は案外、将来を見据えていた
3章 学校論① それでも学校を信じなければならない訳
4章 学校論② 塾・予備校は学校改革のモデルとなるか
5章 指導論① 「百ます計算」・陰
(←正式には字が異なります)山メソッドの注意点
6章 指導論② 「親力」ブームの誘惑に耐えられるか
7章 子ども論① 世界の子どもと比べてみる
8章 子ども論② 「なぜ勉強するの?」と問われたら

エピローグ 勉強するにも、させるにも覚悟がいる

本の表紙裏には「本書は、『プロ教師の会』代表の筆者が、教職生活四十年間で培った究極の勉強論である。」と紹介されているのですが、個人的な感覚としては、8章までずっと、現在の教育現場の状況、代表的な「百ます」や「親力」などに対しての著者の捉え方、意見などが書き連ねられており、また、その表現も私には難しい表現も少なくなく、終始、おっしゃりたいことがストンと入ってこない感じがしていました。

タイトルの「なぜ勉強させるか?」に関して、著者のご意見が書かれているなと感じたのは、もう最後の最後、8章終盤からエピローグにかけてで、私としてはそこだけ読むためにそれまでの二百ページあまりを読んだの?という気分になりました。

国内外の教育や子どもたちに関して、幅広い知識をお持ちなんだなと思いましたが、タイトルから期待した内容とはかなり異なっていたので残念でした。
更に、「なぜ勉強するの?」と子どもに問われたらということに関してこう書いておられます。

 子どもや生徒が一途に勉強に没入できなくて、「どうして勉強しなければならないのか」と質問することもあろう。その子どもの問いかけの真意によって、さまざまな応答が考えられる。そのとき大事なことは、「本当のこと」を答えようとしないことである。私たちに「本当のこと」はわからないし、仮にわかったとしても、子どもに説明することや、納得させることはできない。「そうすることがあなたの利益になる」で納得してくれれば幸いである。私たちおとなも、生きることや学ぶことの意味を探りつつ生きているのである。また歴史の終わりに到達したわけではない。その私たち(親や教師)が子どもが質問するたびに、毎回人間の真実を伝えることはできないし、その必要もない。おとなたちが人間の真実をわかっているわけでもない。(後略)

結局、本当の答えはおとなたちも模索しているのだから、答えられないのだということのようです。
もちろん、それに至るまでに書いておられることなど、納得できることもあるのですが、だったらこのタイトルで本を書かれなくても・・・という気がしてしまいます。
どういう方にお勧めなのか、ちょっと判断が難しいところです。

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2007年9月10日 (月)

「AD/HDのすべてがわかる本」 市川 宏伸監修

他にも色々しなくてはならないことも、読みたい本もあるのですが、このところちょっと発達障害についてもっときちんと知りたいという思いもあり、以前読んだ同じシリーズのAD/HDとLDに関しての本を読んでみることにしました。
書店ではLDの方が売り切れだったため注文中で、まずはこちらを読んでみました。

「AD/HDのすべてがわかる本」 市川 宏伸監修 講談社

評価 ★★★★

先日ご紹介した「経皮毒」に関する本の中で、胎児期に脳に有害物質が吸収されてしまうと、それによって発達障害などの障害が起こる可能性が指摘されていましたが、もし仮にそれが事実なのであれば、昔に比べて発達障害が増えているような印象を受けるのは、気のせいではないのかもしれません。(もちろん、恐らくまだ全て研究段階で、正式に発表されたものではないと思いますので、安易な判断はできませんが。)

障害に限らず、人は一人一人さまざまな個性を持っていますし、運動が得意な子もいれば、苦手な子もいる。絵を描くのが得意な子もいれば、苦手な子もいる。計算が…、作文が…と、それぞれの子の得意不得意も一人一人異なっているはず。

であれば、より多くの子によりよい対応ができるようになるためにも、発達障害についてももっと知りたいと考えるようになりました。

この本は、以前言語に関する本をご紹介したかと思いますが、「健康ライブラリーイラスト版」となっていて、赤黒二色刷り、イラストをたくさん使って、とてもわかりやすくそれぞれの障害についてまとめられています。(私はまだこれで2冊しか読んでいませんが。)

本の帯にも「保護者と教師のためのAD/HD入門書」と書かれていますが、確かに、これを読めば基本的なことはほぼわかるのではないかと思います。
ちなみに、AD/HDとは「注意欠陥/多動性障害」と呼ばれるもので、主に「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの症状があるようです。

「不注意」…「こまかいことに注意力が働かない。集中力もとぎれがちで、課題を順をおってこなすことができない。好きなことには熱中できる。」
「多動性」…「静かにしていなければいけないときに、体を動かし、ひとりでしゃべり出す。静止をふりきって走り回る。」
「衝動性」…「よく考えずに行動しているようにみえる。順番待ちができない。新しいものを目にするとすぐに手を出す。」

それぞれ、上記のような説明がされています。

内容は5章からなっており、それぞれのタイトルは以下の通りです。

1 あなたがいますぐできること
2 気づいてあげたい、悩みのサイン
3 AD/HDを正しく理解しよう
4 困ったときは専門家に相談
5 保護者の役割と教師の役割を知る

内容に関しては、以前ご紹介した子どもでも読める発達障害に関する本などに書かれていたことなどと重なるところも多く、これまで知らなかったということは限られていましたが、大人の方がまずどういう障害なのかを知るために読まれる分には十分参考になると思います。

AD/HDに関しては、お薬や周囲の対応の仕方で障害がかなり改善されることがあるそうで、であるなら、もしお子さんの行動などで気になることがあれば、早目に本を読まれたり、専門家に相談されたりすることが望ましいのだろうとも思いました。

AD/HDの子どもに対して望ましい対応の仕方として書かれていることは、障害を持たない子にも概ね有効な対応のように思えますので、そういう意味ではお子さんがおられる方、お子さんと関わるお仕事をされている方などは一度読んでみられてもいいのではと思う1冊です。

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2007年9月 6日 (木)

「ネプ理科実験室」 TBSネプ理科制作委員会編

こちらもネット書店で見つけて、ちょっと気になったので購入してみたのですが・・・。

「ネプ理科実験室」 TBSネプ理科実験室制作委員会編 情報センター出版局

評価 ★★★☆

ブログにも何度も書いていますが、もう何ヶ月も(もしかしたら1年以上?)テレビをほとんど見ていないため、この番組のことも全く知らないのですが、以前、こちらもネットでたまたま見つけ、見られないことを嘆いた「コマネチ大学数学科」的な本のようだなということで購入してみました。

実際、本の帯にも書かれていますが、TBS系列で火曜23:55からネプチューンが理科がご専門の大学教授たちと、真面目な(?)理科実験の番組をやっているようです。

「コマネチ大学・・・」の方は本を読んでも十分楽しめたので、こちらも期待していたのですが、どうやらテレビで放送したものをセリフなどもそのまままとめ直しただけのようで、断片的な写真と断片的なセリフとで、この本を読んでその回の放送内容のあらすじは分かるけど・・・的なものになってしまっています。

番組で取り上げていること、実際にしている実験などは、紹介されているものを見る限り、興味深いものも多いですし、録画してお子さんに見せるというのもいいのかもと思うような内容なのですが、「読み物」としては成立していないような印象です。

番組をご覧になっている方は別にこの本は必要ないでしょうし、ご覧になったことのない方にはこれだけでは不満足な感じで、結局はこの本で番組宣伝をしたかったのかな?という感じを受けます。

私は実際に見たこともありませんし、恐らく今後も見ることがないかとも思いますが(この番組を見ないということではなう、テレビ自体を見ないので・・・)ご覧になったことのない方で興味を持たれた方は、この本を読まれるより実際に番組をご覧になるほうが有効なのでは?といった印象です。
気になる方はまず書店でページをめくってみられるのがお勧めかもしれません。

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2007年9月 3日 (月)

「図解 経皮毒デトックス」 稲津教久・池川明著

先日、ある教材会社の社長のブログとメルマガで毛髪検査の話題が出ていて、ちょっと気になることもあったので、書店でまずは1冊購入してみました。

スローエコロジーのすすめ 図解 経皮毒デトックス」 

稲津教久・池川明著 日東書院

評価 ★★★★

最近、「デトックス」という言葉はよく耳にするようになりましたし、私ももともと、今はなき「あるある・・・」で紹介されていたときに見てその言葉を知ったのですが、この夏、疲れのせいなのか何にまけたのか、原因不明の湿疹に悩まされ、そのとき「デトックスが必要なのでは?」と上述の社長にアドバイスを頂きました。

ただ、もともと出不精な上、夏休みは本当にバタバタしていたこともあり、なかなか行動に移せぬまま・・・。
それでも気にはなっていたところに「経皮毒」という妙に気になる言葉・・・。書店でタイトルに「経皮毒」とついているものや「デトックス」とついているものが何冊も並んでいましたが、とりあえずは入門編っぽいこちらをまず読んでみることにしました。

表紙にはこんなことが大きく書かれています。

1億総不健康の原因は「経皮毒」にあった!

で、その「経皮毒」ってなんだ?と。
著書によると、「有害化学物質の侵入ルートは三つある」として、こう説明されています。

1.口から入る経口吸収 ・・・ 食べ物と一緒に有害化学物質が入ってくるルート
2.呼吸として吸い込む吸入ルート
3.皮膚から入り込む経皮吸収

1、2については比較的解毒作用が働きやすいと書かれているのですが、3についてはこう書かれています。

 三つ目にあげられるのが、皮膚から吸収する「経皮吸収」ルートです。
 皮膚が体の外にあるものを取り込んでいるというのはなかなか想像しがたいことですが、皮膚は呼吸をし、水分や油分を補っています。これは、塗り薬や湿布薬に効果があることでもおわかりかと思います。
 皮膚は体の中と外を隔てて、熱、空気圧、余分な水、毒、細菌・ウイルスなどから身を守っています。(中略)
 それでも、少量の物質は皮膚から吸収されています。有害化学物質は一度皮膚から体内に吸収されると、皮下脂肪に蓄積したり、血液やリンパ液に流れ込んだりして、なかなか体外へ排出されません。この物質は肝臓での解毒作用受けないため毒性が残りやすいのです。
 有害化学物質が経皮吸収されることを著者は「経皮毒」と呼んでいます。経皮毒は吸収量が少ないものの、体にたまりやすいという特徴を持っています。(後略)

内容は、4章からなっており、黒赤二色刷りで、イラストや図、表を多用し、分かりやすく書かれています。
それぞれの章のタイトルは以下のようになっています。

第1章 経皮毒こそデトックスしたい
第2章 健康を害する有害化学物質
第3章 排毒のしくみを知ろう
第4章 スローエコロジーなデトックスを

気になることが色々書かれていますが、特に女性で妊婦さんやこれから妊娠する可能性のある方などは知っておかれた方がいいのではと思うことも色々書かれていました。

ただ、食品添加物に関する本などでもそうですが、現代社会に生きている限り、気にしすぎると何もできなくなる、何も食べられなくなる・・・ということもあるかと思いますし、あまりにそれに神経を使い過ぎると、かえって別の悪影響が出ることもあるだろうとも思います。

それでも、全く知らずに過ごしているよりは、知って、できる範囲で避けられるものは避ける。避けられないのなら、排毒をより意識するなどの対処もできる方がいいのではないかとも思います。

著書の中で書かれていることをいくつか紹介しますと・・・。

「経皮毒から見る有害化学物質の影響」として以下の小見出しがつけられています。

◆経皮毒で肌荒れ、乾燥肌、主婦湿疹
◆アレルギーを誘発する
◆アトピーの原因にもなる
◆免疫力が低下する
◆有害化学物質で「婦人病」が増加
◆有害化学物質の関与が疑われている婦人病
◆脳への影響

このうち、有害化学物質の関与が疑われている婦人病として挙げられているものは以下の通り。

1.子宮内膜症
2.子宮筋腫
3.卵巣脳腫
4.乳ガン
5.子宮ガン

また、脳への影響としては以下の病気などに関与している疑いがあるそうです。

認知症・アルツハイマー症・パーキンソン病、情緒障害

更に、毒性がある有害化学物質を母親から胎内で受け取ってしまうことを「継世代毒性」と呼んでいるそうですが、それに関しては以下のことが疑われているとも書かれています。

1 脳への障害  
2 体の異常 
3 生殖器の異常 
4 生殖器への先天的な病因


中でも、脳への障害としては、「自閉症、注意欠陥多動性障害(ADHD)、情緒障害、学習障害(LD)、IQの低下など」と書かれており、胎児の時期に有害化学物質を受け継いでしまった場合、これらの障害を引き起こす可能性も疑われていると書かれています。

もちろん、この本しかまだ読んでいませんし、この本でも「疑い」とか「可能性」と書かれているだけですので、今後さまざまな研究が進むのかもしれませんが、少なくとも、経皮吸収された有害化学物質の排毒が難しく、人体に悪影響があるということが事実なのであれば、避けられる範囲で避けるに越したことはないようにも思います。

まずざっと知識として知るには分かりやすくてよいのではと思います。
ご興味のある方は一度読んでみられてはいかがでしょうか。

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