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2007年9月10日 (月)

「AD/HDのすべてがわかる本」 市川 宏伸監修

他にも色々しなくてはならないことも、読みたい本もあるのですが、このところちょっと発達障害についてもっときちんと知りたいという思いもあり、以前読んだ同じシリーズのAD/HDとLDに関しての本を読んでみることにしました。
書店ではLDの方が売り切れだったため注文中で、まずはこちらを読んでみました。

「AD/HDのすべてがわかる本」 市川 宏伸監修 講談社

評価 ★★★★

先日ご紹介した「経皮毒」に関する本の中で、胎児期に脳に有害物質が吸収されてしまうと、それによって発達障害などの障害が起こる可能性が指摘されていましたが、もし仮にそれが事実なのであれば、昔に比べて発達障害が増えているような印象を受けるのは、気のせいではないのかもしれません。(もちろん、恐らくまだ全て研究段階で、正式に発表されたものではないと思いますので、安易な判断はできませんが。)

障害に限らず、人は一人一人さまざまな個性を持っていますし、運動が得意な子もいれば、苦手な子もいる。絵を描くのが得意な子もいれば、苦手な子もいる。計算が…、作文が…と、それぞれの子の得意不得意も一人一人異なっているはず。

であれば、より多くの子によりよい対応ができるようになるためにも、発達障害についてももっと知りたいと考えるようになりました。

この本は、以前言語に関する本をご紹介したかと思いますが、「健康ライブラリーイラスト版」となっていて、赤黒二色刷り、イラストをたくさん使って、とてもわかりやすくそれぞれの障害についてまとめられています。(私はまだこれで2冊しか読んでいませんが。)

本の帯にも「保護者と教師のためのAD/HD入門書」と書かれていますが、確かに、これを読めば基本的なことはほぼわかるのではないかと思います。
ちなみに、AD/HDとは「注意欠陥/多動性障害」と呼ばれるもので、主に「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの症状があるようです。

「不注意」…「こまかいことに注意力が働かない。集中力もとぎれがちで、課題を順をおってこなすことができない。好きなことには熱中できる。」
「多動性」…「静かにしていなければいけないときに、体を動かし、ひとりでしゃべり出す。静止をふりきって走り回る。」
「衝動性」…「よく考えずに行動しているようにみえる。順番待ちができない。新しいものを目にするとすぐに手を出す。」

それぞれ、上記のような説明がされています。

内容は5章からなっており、それぞれのタイトルは以下の通りです。

1 あなたがいますぐできること
2 気づいてあげたい、悩みのサイン
3 AD/HDを正しく理解しよう
4 困ったときは専門家に相談
5 保護者の役割と教師の役割を知る

内容に関しては、以前ご紹介した子どもでも読める発達障害に関する本などに書かれていたことなどと重なるところも多く、これまで知らなかったということは限られていましたが、大人の方がまずどういう障害なのかを知るために読まれる分には十分参考になると思います。

AD/HDに関しては、お薬や周囲の対応の仕方で障害がかなり改善されることがあるそうで、であるなら、もしお子さんの行動などで気になることがあれば、早目に本を読まれたり、専門家に相談されたりすることが望ましいのだろうとも思いました。

AD/HDの子どもに対して望ましい対応の仕方として書かれていることは、障害を持たない子にも概ね有効な対応のように思えますので、そういう意味ではお子さんがおられる方、お子さんと関わるお仕事をされている方などは一度読んでみられてもいいのではと思う1冊です。

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