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2007年7月26日 (木)

「伸びる子の法則」 森山真有著

これもネット書店の紹介で目に留まり、こういう類の本もかなり読んだよなぁ・・・と思いつつも、レビューで褒めている人もいたので、やっぱり読んでみることにしました。

「伸びる子の法則 自ら学ぶ習慣が身につく学習法 

森山真有著 PHP研究所

評価 ★★★★

著者である森山氏は株式会社トライグループの副社長だそうです。トライグループといえば皆さんご存知の「家庭教師のトライ」。その副社長が書かれた本。
帯には「73万人の子どもの夢をかなえてきた『家庭教師のトライ』が初めてノウハウを語る。才能を伸ばし、可能性をひらく秘訣とは?」と書かれています。

73万人の子どもの「夢をかなえてきた」という表現には若干抵抗がありますが、書かれている内容自体は概ね共感できることが多かったように思います。

これまでに色々な学習法などの本を読んでこられた方には目新しさはないようにも思いますが、そういうものをまだあまり読まれていない方であれば、十分参考になることも多いのではと思います。

9章からなっており、それぞれが以下のようなタイトルになっています。

トライ1 勉強は最良の投資
トライ2 伸びる子の育て方
トライ3 子どもの「やる気」を引き出す方法
トライ4 伸びる子の親になる!
トライ5 伸びる子になる頭の鍛え方
トライ6 伸びる子はここが違う
トライ7 伸びる子はちょっとした工夫を大切にする
トライ8 使える!実践的学習法
トライ9 実例・あなたの子どもは必ず伸びる!

内容はとても読みやすく、早い方なら1時間ほどで読んでしまわれるのではと思うほどです。(速読できる方は別として・・・)
また、ところどころにコラムがあるのですが、著者の少年時代のご経験が書かれているところが印象に残りました。

著者は中国に関することがお好きだそうですが、そのきっかけは小学1年生の頃に読んだ故事成語の本だったそうです。
もともとかなり難しい本だったそうですが、表紙の絵がかっこいいと気に入って、お母さまの反対を押し切って買ってもらったそうです。
それを見たおじいさまが「面白そうだからちょっと貸してくれよ」と、森山氏より先に読み始められたのを見て、「やっぱり面白いのか」と思われたそうです。
そうして、難しいなりに辞書を調べたり、おじいさまに教えてもらったりしながら読み終え、また関連した別の本を・・・と読み進めていかれたとか。

また、野球にも興味があった著者は、図書館で野球に関する本を借りた際、シリーズ全部を買ってというのを躊躇われ、返す前に本の内容を丁寧にノートにまとめることにされたそうです。
後で見てよくわかるように工夫してまとめるということを意識して進められたそうですが、それが後の「学力の源になっていったのだと思います」と書いておられます。

子どもの頃に興味を持ったことをとことんやらせるのが後の学習に役立つということは他の先生方も言っておられますが、ご自身の経験を元に書かれているので、より説得力を感じました。(因みに著者は京大経済学部ご出身)

また、仮に子どもに役に立つと思うものでも、何でもすぐに買い与えることがいい訳ではないのかもしれないなと、そんなことも改めて感じました。
もし、著者のおうちの方が興味を持っているんだったらと、シリーズ全部をあっさり買い与えていたら、工夫してノートにまとめることもなかったかもしれませんから。

印象としては主に小学校高学年以上のお子さんに参考になりそうな印象です。
すぐに読めますので、ご興味のある方はどうぞ。

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