« 「お母さんの工夫」 相良敦子・田中昌子共著 | トップページ | 「日経 Kids + 2007年 5月号」 »

2007年4月19日 (木)

「らくだ学習法」 平井雷太著

以前から存じ上げてはいたものの、どこかで結局「機械的プリント反復学習なのでは?」とそれ以上深く知ろうとしていませんでした。
しかし、先日お知り合いになった先生から平井先生のことを教えて頂き、どういう方で、どういう学習法なのか一度きちんと読んでみることにしました。

子どもがみるみる自分から学び出す!らくだ学習法」 

平井雷太著 実業之日本社

評価 ★★★☆

著者の平井先生のことは随分以前に「すくーるらくだ」のホームページを見て多少は知っていましたが、そこに書かれているプロフィールにあまりにもプライベートなことまで詳しく書かれていたことに何か違和感を覚え、結局それ以上興味を持つことはありませんでした。

ただ、今回とても共感を覚える先生が平井先生と面識があり、いくつか本をご紹介くださったので、とりあえず1冊というならどれか伺って、こちらを読んでみることにしました。
しかし、既にネット書店では在庫がなく、また近くのジュンク堂さんに他店舗から取り寄せてもらいました。(ありがとうございます。)

この本は240ページほどのページ数のうち、問題紹介に60ページほど、その解答に60ページほどを割いてあるため、実際に読むところは半分足らずです。

また、読み物の部分である第1、3章は1章が2003年5月から1年にわたり、毎日新聞に掲載されたコラムを抜粋、再構成されたと書いておられ、3章は同じく、2004年10月から12月にかけてのコラムに加筆されたと書かれていますので、毎日新聞を読んでおられる方は過去に読んだことのある記事が殆どなのかもしれません。(因みに私は毎日新聞なのですが読んだ記憶が・・・。ダメですねぇ、取ってるだけじゃ。(苦笑))

そもそも、著者の平井先生は「セルフラーニング研究所」の主宰だそうですが、「セルフラーニング」とは、文字通り、誰かが指導しなくても自ら学習することができるということを目指して、「らくだ教材」を作られたようです。

もともと平井先生は公文式でお仕事をされていたこともあるようで、この本に掲載されている沢山の教材を見ていると、どこがどう公文式とは違うのか(お話はよく伺いますが、公文式のプリントは少ししか見たことがありませんので・・・)、そのあたりは今ひとつよくわかりません。

ただ、平井先生がこの教材を作られたきっかけはご自身の息子さんのためで、自分がずっと子どもの勉強に付き合えるわけでもないし、付き合ったとしても無理強いしてしまって、勉強嫌いになっては困るという思いから、いかに教えずに自分で学習ができるかということを念頭において、改良に改良を重ねて今の形になったというようなことのようです。

実際、かなりのページを割いて問題を載せ、その問題についてそれぞれどういうことに気をつけて作ったか、どうすることで説明せずに子どもが理解して進んでいけるようになるかということを詳しく書いておられます。

読みながら、確かにこの通りに問題を解いていけば(因みに、時間を計るのも丸付けをするのも全て子ども自身だそうです。)、大人がついていなくても「ひとりで」学習ができるのかもしれないとは思いますし、ご家庭で親御さんがお子さんに付きっ切りになると、しばしば感情的になってしまうというのは教室のお母さん達からもよく伺う話ですので、自宅で学習を進めたいんだけど・・・というような方にはいいのかもしれないなと思いながら読みました。

ただ、私には周囲が何も手を出さず、全てひとりでやる必要があるのかどうかというところがわからず、ほんの少し大人が手助けやアドバイスをしてやることで、もっと短期間でよりよく理解し、伸びるような気もするだけに、個人的にこれを導入したいとか、実践したいとかとは思いませんでした。

読んでいて、書いておられること自体は共感できることも多く、反論する気はありませんが、教材としては私としてはあまり興味は持ちませんでした。

まあ、確かに大人からあれこれ説明されて解くよりは自分で法則や規則を見つけて解く方が力にはなる気もしますし、やる気にもなるのかもしれませんので、ただのドリルのようなものをやるのであれば、らくだ教材の方がいいのかな?とそんな風に思いました。

この本を読みながら、ちょっと思ったことがあるのですが、それはまた近いうちにもうひとつのブログで書かせて頂こうかと思っています。(忙しさのあまり忘れなければですが・・・。(苦笑))

|

« 「お母さんの工夫」 相良敦子・田中昌子共著 | トップページ | 「日経 Kids + 2007年 5月号」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/96750/14775569

この記事へのトラックバック一覧です: 「らくだ学習法」 平井雷太著:

« 「お母さんの工夫」 相良敦子・田中昌子共著 | トップページ | 「日経 Kids + 2007年 5月号」 »