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2007年4月30日 (月)

「パワーストーン 魔法の石カタログ」 森村あこ著

世間はゴールデンウィーク。外はよいお天気です。
私は昨日は仕事で今日はおやすみ、明日からまたお仕事で、3・4日休んだらあとはまたお仕事です。
昨日までの疲れが出ているのか、なんだかぼ~っとしてしまっていて、真面目な本を紹介する文を打つパワーが・・・。
連休中ですし、今日は趣味系の本のご紹介です。

「パワーストーン 魔法の石カタログ」 森村あこ著 実業之日本社

評価 ★★★★ (石に興味のある方にはですが…)

仕事が忙しくなってしまって、もう1年半以上休んでしまっているのですが、実は私は会社員を辞めたあと彫金を習い始め、趣味でですが、指輪やネックレスなどを作っていました。
その影響もあるのか、石(貴石や半貴石など)にはちょっと興味があります。

ただ、この本は買ったわけではなく、つい先日仕事から帰るとポストにニフティからの封筒が。
何だろう?と思って開けてみると、応募したことも記憶にないのですが、この本が当たったとのお知らせが。(笑)

著者の森村あこさんは「ストーンセラピスト、アロマセラピスト、西洋占星術研究家」と紹介されており、ニフティでも占いを担当しておられるようです。
その森村さんが石についてまとめた、ミニ事典という感じの1冊です。

初めにパワーストーンの基礎知識が書かれ、そのあとは色別に70種あまりの石を取り上げ、それぞれの石の写真、硬度、どういう性質を持っているか、またどういうパワーがあるか、その石の浄化法はなどを1ページずつまとめてあります。

例えば、クリスタル(水晶)のページはこんな感じに書かれています。

クリスタルの名は「氷」「透明な水」を意味するギリシャ語の、クリスタロスに由来しています。(中略)日本でも奈良時代には、「水の精が宿る石」と呼ばれました。オーストラリアのメラネシア諸島では、生命力を高める石として、誰もが護符として身につけていたとか。(後略)

そして、水晶の代表的な力は「集中力を高める」「心身と環境を浄化する」「霊性に磨きをかける」となっています。

私は詳しくないのですが、パワーストーンと言われているものも、きちんと浄化してやらないとそのパワーを発揮できないそうで、石ごとの浄化法や注意点が書かれているのも役に立ちそうです。(といっても、無精なので私にはあまり役立たない気も・・・。)

写真を見ているだけでもなんとなく癒されるような気分になります。
石がお好きな方には一見の価値ありかもしれません。

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2007年4月26日 (木)

「かあちゃんに会いたい」 島田洋七著

すっかりはまってしまって3冊目。しかし、そろそろ打ち止めにしておこうかなぁという感じですが、やはり必ず笑いと感動が。大ベストセラーになるのもうなずけますね。

がばいばあちゃんスペシャル かあちゃんに会いたい」 

島田洋七著 徳間文庫

評価 ★★★★☆

がばいばあちゃんシリーズの4作目になるのでしょうか。今回の作品は「かあちゃん」を中心に書かれています。
やはり大変読みやすく、先々週の日曜にうっかりミスで郵便局のATMの前で小一時間待ち人が来るのを待つ羽目になってしまった間に殆ど読み終えてしまったほどでした。

しかし、人の目があるところで読むのはやはり今回もやや危険で、1作目ほどではないものの、要所要所で思わずこみ上げてくるものがあったりという感じです。

「ばあちゃん」のインパクトが強く、これまでは「かあちゃん」は上品で控え目な印象を勝手に持っていたのですが、実は「かあちゃん」も間違いなく「ばあちゃん」の娘だったのだなと感じるところがあちこちに。

「かあちゃん」は若くして未亡人になったことは前作などで紹介されていましたが、「ばあちゃん」の旦那様(かあちゃんのお父さん)もなかなかのお方で、幼くして「かあちゃん」とその妹に三味線などを習わせ、そのお蔭(?)で「かあちゃん」は「とうちゃん」を亡くしたあとも女でひとつでバリバリと仕事をし、活躍していた様が紹介されています。

素敵なエピソードは沢山詰まっていますが、著者が佐賀にいた頃、かあちゃんに送った手紙に買ってほしいものを書いておくと、その半分ぐらいが叶えられたそうですが、「自転車」を買ってと書いて送ったときのかあちゃんの返事は最高です。
ばあちゃん譲りなのかもしれませんが、とにかく「明るい貧乏」という感じで、金銭的には貧しいのかもしれませんが、心はいつも豊かだったのだろうなと感じます。

また、電車の中で読んでいて思わず不意をつかれ、人の目があるところで涙ぐんでしまったのは、著者が広島に戻って間もなく、かあちゃんに買ってもらった自転車で佐賀のばあちゃんのところまで行ったとき、ばあちゃんから封筒を手渡されるシーン。これがまた思わずうるっと。
しかし、その後にはばあちゃんの子であるかあちゃんがまた泣かせるのです。

これがフィクションではなく、実際に洋七さんが経験してこられたことだというのが驚きですが、人の幸せや心の豊かさはお金では買えないということを何度も何度も感じさせてくれるシリーズだなとしみじみ思います。

私は3冊しか読んでいませんが、恐らく全て感動するに違いないと思っています。

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2007年4月23日 (月)

「日経 Kids + 2007年 5月号」

土曜の仕事終了後から日曜にかけて懐かしい友人達との時間を過ごし、ついつい徹夜、朝から昼にかけて寝て・・・と過ごしてしまったため、今日はペースが崩れ教室に出ませんでした。
読みかけの本は全部で4、5冊かもっとあるのですが、既に読み終わっていて今日の時点でご紹介できるものは教室に置いてあるため、今日はちょっとご紹介が遅れた感のある雑誌のご紹介です。

「日経 Kids + 2007年 5月号」
 日経ホーム出版社

教育雑誌の類はごく稀にしか買わないのですが、先月は糸山先生とどんぐりさんが出ている「AERA with Kids 2007年4月号」とこちらを購入しました。
しかし、ゆっくり読む間もなく、自宅で食事の合間にちょこちょこ読んで・・・という感じだったため、既に「日経Kids+」の方は6月号が出ているようですね。(苦笑)

AERAwithKidsの方もまだ殆ど読めていないのですが、どんぐり倶楽部の文章題が別冊付録でついています。雑誌なのでお手頃価格ですし、皆様もどうぞ。(といいつつ自分がまだ読めていないわけですが・・・。)

日経・・・の5月号は特集記事が「男の子の勉強法 女の子の勉強法」となっていたため、ちょっと気になって購入しました。
既にこれまでに著書をご紹介したことのある教育の専門家の先生方が数ページずつそれぞれのテーマについてまとめておられます。

私がお名前を存じ上げている先生方だけでも、特集ページの最初から出てきた順に・・・親野智可等先生、高濱正伸先生、石田淳先生、松永暢史先生、小宮山博仁先生、和田秀喜先生、吉本笑子先生、樋口裕一先生、福岡潤子先生・・・と、ざっと挙げただけでもすごいお名前がずらっと。
私が存じ上げないだけで、他にもまだたくさんの先生方がページを担当しておられます。

まあ、1冊の雑誌の1つの特集だけでこれだけの先生がずらっということからもご想像がつかれるかと思いますが、内容は本当に要点だけ、ヒントだけ・・・という感じもあります。
ただ、家庭でもいかせそうなことがコンパクトに色々と紹介されていますので、あれこれ本や教材を買い揃える前にまずこれを見て、共感できる先生の本を更に読んでみられるとかいう使い方は有効なのではと、個人的には思いました。

脳の仕組みからも男の子と女の子とでは得意不得意が違うということが書かれており、一般にそれは確かに傾向としてあるようですが、どのぐらいの年齢の頃からどんなことをさせるかによって、その傾向はある程度変えることが可能なのではと、教室の子ども達を見て感じることもあります。

雑誌ですので、この特集のほかに、「担任の先生との付き合い方」や「伸びる子どもの食生活」などのページもおうちの方には色々参考になるのかな?と思います。
とりあえず、明日教室に持っていって本棚に立てますので、教室に来てくださっている方はご興味がおありでしたらどうぞ。

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2007年4月19日 (木)

「らくだ学習法」 平井雷太著

以前から存じ上げてはいたものの、どこかで結局「機械的プリント反復学習なのでは?」とそれ以上深く知ろうとしていませんでした。
しかし、先日お知り合いになった先生から平井先生のことを教えて頂き、どういう方で、どういう学習法なのか一度きちんと読んでみることにしました。

子どもがみるみる自分から学び出す!らくだ学習法」 

平井雷太著 実業之日本社

評価 ★★★☆

著者の平井先生のことは随分以前に「すくーるらくだ」のホームページを見て多少は知っていましたが、そこに書かれているプロフィールにあまりにもプライベートなことまで詳しく書かれていたことに何か違和感を覚え、結局それ以上興味を持つことはありませんでした。

ただ、今回とても共感を覚える先生が平井先生と面識があり、いくつか本をご紹介くださったので、とりあえず1冊というならどれか伺って、こちらを読んでみることにしました。
しかし、既にネット書店では在庫がなく、また近くのジュンク堂さんに他店舗から取り寄せてもらいました。(ありがとうございます。)

この本は240ページほどのページ数のうち、問題紹介に60ページほど、その解答に60ページほどを割いてあるため、実際に読むところは半分足らずです。

また、読み物の部分である第1、3章は1章が2003年5月から1年にわたり、毎日新聞に掲載されたコラムを抜粋、再構成されたと書いておられ、3章は同じく、2004年10月から12月にかけてのコラムに加筆されたと書かれていますので、毎日新聞を読んでおられる方は過去に読んだことのある記事が殆どなのかもしれません。(因みに私は毎日新聞なのですが読んだ記憶が・・・。ダメですねぇ、取ってるだけじゃ。(苦笑))

そもそも、著者の平井先生は「セルフラーニング研究所」の主宰だそうですが、「セルフラーニング」とは、文字通り、誰かが指導しなくても自ら学習することができるということを目指して、「らくだ教材」を作られたようです。

もともと平井先生は公文式でお仕事をされていたこともあるようで、この本に掲載されている沢山の教材を見ていると、どこがどう公文式とは違うのか(お話はよく伺いますが、公文式のプリントは少ししか見たことがありませんので・・・)、そのあたりは今ひとつよくわかりません。

ただ、平井先生がこの教材を作られたきっかけはご自身の息子さんのためで、自分がずっと子どもの勉強に付き合えるわけでもないし、付き合ったとしても無理強いしてしまって、勉強嫌いになっては困るという思いから、いかに教えずに自分で学習ができるかということを念頭において、改良に改良を重ねて今の形になったというようなことのようです。

実際、かなりのページを割いて問題を載せ、その問題についてそれぞれどういうことに気をつけて作ったか、どうすることで説明せずに子どもが理解して進んでいけるようになるかということを詳しく書いておられます。

読みながら、確かにこの通りに問題を解いていけば(因みに、時間を計るのも丸付けをするのも全て子ども自身だそうです。)、大人がついていなくても「ひとりで」学習ができるのかもしれないとは思いますし、ご家庭で親御さんがお子さんに付きっ切りになると、しばしば感情的になってしまうというのは教室のお母さん達からもよく伺う話ですので、自宅で学習を進めたいんだけど・・・というような方にはいいのかもしれないなと思いながら読みました。

ただ、私には周囲が何も手を出さず、全てひとりでやる必要があるのかどうかというところがわからず、ほんの少し大人が手助けやアドバイスをしてやることで、もっと短期間でよりよく理解し、伸びるような気もするだけに、個人的にこれを導入したいとか、実践したいとかとは思いませんでした。

読んでいて、書いておられること自体は共感できることも多く、反論する気はありませんが、教材としては私としてはあまり興味は持ちませんでした。

まあ、確かに大人からあれこれ説明されて解くよりは自分で法則や規則を見つけて解く方が力にはなる気もしますし、やる気にもなるのかもしれませんので、ただのドリルのようなものをやるのであれば、らくだ教材の方がいいのかな?とそんな風に思いました。

この本を読みながら、ちょっと思ったことがあるのですが、それはまた近いうちにもうひとつのブログで書かせて頂こうかと思っています。(忙しさのあまり忘れなければですが・・・。(苦笑))

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2007年4月16日 (月)

「お母さんの工夫」 相良敦子・田中昌子共著

先日ご紹介したモンテッソーリに関する相良先生の本を読んだ後すぐにこれを読み終えたのですが、いかんせん、紹介文を書く時間が・・・。
実は今日もかなり断念したい気分ではあるのですが、週2回更新って決めた限りはやれるところまでやり続けようと。
手短なご紹介になるかもしれませんが、何卒ご容赦ください。

「お母さんの工夫」 相良敦子・田中昌子共著 文芸春秋 

評価 ★★★★☆

本書は相良先生と、モンテッソーリのIT勉強会「てんしのおうち」を主宰されている田中先生との共著になっており、1・2章を相良先生が、3・4章を田中先生が書いておられます。

本の帯にはこう書かれています。

子育てに悩めるお母さん、
「手に負えない!」と嘆いていませんか?
医学にもとづく確かなメソッド、
モンテッソーリ教育で、ぐんと子育てが
楽しくなります。

それぞれの章のタイトルは以下の通りとなっています。

第1章 豊かに育つモンテッソーリ教育
第2章 モンテッソーリによる子どもの見方・たすけ方
   1 子どもの見方しだいで、子育てが楽しくなる
   2 一人でできるようになる、お母さんのたすけ方
第3章 お母さんが家庭でできる工夫
   1 お母さんが家庭でできる工夫
   2 お受験とモンテッソーリ教育
第4章 算数・言語、そして平和教育
   1 子どもの成長に合わせた独自の算数・言語教育
   2 幅広い視野を養う文化教育

前半ではモンテッソーリ教育の概要や、その教育を受けて育った子ども達のその後の傾向などが紹介され、後半では本のタイトルからもわかるように、お母さんがご家庭でできる工夫などを具体的に色々紹介しておられます。

読みながら、ますます伊藤先生はモンテッソーリをベースに教材や教具を考えられたに違いないと思うに到っていますが、この本を見ながら、この教具を私も作りたいとか、こんな(時間で切らず、やることをこちらから押し付けず・・・などなど)幼児教育だったらやってみたいけれど、週1回のレッスンだけではダメだよなぁとか、ぼんやり色んなことを考えました。

実際、教室のレッスンでも活かせそうな教具などが紹介されており、作ってみたいものもあるのですが、とりあえず今は時間が・・・。
ですが、モンテッソーリについてはまだしばらく色々読んでみたいと思っています。

この本の中で印象に残ったところをいくつかご紹介しますと・・・。

「『お母さんのイライラ』が解消する知識」という項目ではこんなことが書かれています。

・「子どもを見る」大切さに気づくこと、
・「子どもの見方」のための知識をもつこと、
が必要になります。

そして、次の項では「子どもの見方」の知識があれば「カーッと怒るかわりに、ニンマリ笑い、相手に『変わりなさい』と強いるかわりに『自分を変える』努力をするようになります。」とも、「知識をもっているか、いないかでは、忍耐力もやさしさも大きく変わってきます。」と書いておられます。

また、モンテッソーリ教育を受けた子ども達がその後どんな成長をしていくかを2001年度以降情報を集められたと書かれているのですが、そこにはこんな共通の特徴が見られたそうです。

【人格】にかかわる面
  ・自分で判断し、自分の責任で行動する
  ・自分の考えをしっかりもっている
  ・自分なりの表現をする
  ・自分の行動や態度に自信がある
  ・マイペースである
【生活】にかかわる面
  ・生活のリズムを規則正しく実行する
  ・時間を効率よく使う
  ・忘れ物をしない
  ・挨拶がきちんとできる
  ・人前で堂々と振る舞う
  ・食事の仕方がきれい

以下、【人間関係】にかかわる面として15、【仕事】にかかわる面として6、【学習】にかかわる面として4のことが挙げられています。

これらの傾向を持った人間は間違いなく素晴らしく、周囲からも慕われ、頼られるだろうと思うようなことばかりです。

読みやすさで言えば、先日ご紹介した本の半分ほどの時間で読めるような印象です。
ですが、内容はご家庭で実践できるようなことも沢山書かれており、お子さんをお持ちのお母さんには大いに参考になるのではないかと思います。

読んでいて穏やかな素敵な気持ちになる1冊です。

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2007年4月12日 (木)

「子どもを伸ばす毎日のルール」 辰巳 渚著

ネット書店でちょっと気になったので注文してみたのですが、どうやら最近どこかで話題になったのでしょうか?
少し前に読み終わったのですが、なかなか紹介記事を書く時間が取れず、ご紹介が遅くなってしまいました。。。

子どもを伸ばす毎日のルール 子どものうちに身につけたい100のこと

辰巳 渚著 岩崎書店

評価 ★★★★☆

個人的にはかなり好きな1冊です。
というか、私が子どもの頃、母にこういうことを厳しく言われたなぁと思うことが沢山書かれており、なんだか懐かしいなぁと思いました。

本書は3章からなっており、1章は「家庭での毎日のルール50」、2章は「家の外での毎日のルール25」、3章は「おとうさん、おかあさんへの25のこと」と題されています。

1章、2章は、右ページが子ども向けに書かれ、左ページが親向けに書かれています。
子ども向けは文字も大きく書かれてはいますが、このことを親御さんが躾けるような年代だと、漢字にルビもふっていないので、自分で読んで理解するというのは難しいかと思います。

ただ、ネット書店のレビューなどで、このページをお子さんが読んでほしがると書いておられた親御さんが何人かおられましたので、子どもにとって何か興味を引く表現なのかもしれません。

3章は親向けに小さな文字で25のことが書かれています。

目新しいことが書かれているというよりは、昔は各家庭で当たり前にされていたことなのに、今では忘れられてしまっているようなことを思い出させてくれるような内容だと感じました。

1、2章の見出しをいくつか挙げてみますが、これを見ても、「そんなの当たり前でしょ?」と思われる方もおられることでしょう。

3  よばれたら、すぐに「はい」と返事をする
7  食事の最中にテレビを見ない
11 「麦茶!」ではなく「麦茶ください」と頼む
18 おとうさん、おかあさんのお客さまに「こんにちは」と言う
41 寝るときには「おやすみなさい」と言う
45 「○○ちゃんだって」と言わない

51 人を指差さない
56 近所の人に会ったら「こんにちは」と言う
67 人がずるをしていてもまねしない

他にも、書かれている多くのことを、そういえば子どもの頃親から繰り返し言われたなぁと思いました。
私がそう感じるのであれば、今小さいお子さんの親御さんは大抵の方が同年代なのですから、きっと同じように言われて育った方も多いのではないでしょうか。

それなのに、私自身、これを読むまですっかり忘れていたことも沢山ありますし、今、食事の時間にテレビを消しているご家庭はどのぐらいあるのだろう?とか、子どもは夜9時になったら寝なさいと言っているご家庭はどのぐらい??とか、そのぐらい、今では「当たり前」ではなくなってしまっていることも多いのではと感じました。

3章では親向けに25のことが書かれているのですが、こちらもいくつか見出しをご紹介します。

80 子どもの友だちの悪口を言わない
84 「よそはよそ、うちはうち」でいい
87 子どもの友だちも自分の子と同じように叱ろう
95 子どもを通して伴侶への不満を言わない
97 子どもの前でずるいことはしない

他にも、ちょっとドキッとすることや、うんうん、ごもっともと思うことなどが書かれています。

非常に読みやすいですし、私達が忘れてしまいがちな「大切なこと」が沢山書かれているように感じました。
小さいお子さんをお持ちの方は是非一度読んでみられてはいかがでしょう。

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2007年4月 9日 (月)

「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」 相良敦子著

随分以前、モンテッソーリ教育に関する新書を1冊読み、なんだかとても共感できることが多かったのですが、毎日継続して関わるのであれば絶対これって素敵だよなぁと思いつつも、自分の仕事としては活かせる部分が限られているようにも思え、この本もネット書店で何度かタイトルは見ていたのですが、出版されたのが1985年とかなり古く、さすがに中身もわからないのに買うのは躊躇われるなぁと、そのままになっていました。

それが偶然、つい先日、教室に来てくださっているお母さんが、よかったら読んでみてくださいと持ってきてくださったのです。
ありがたく、早速読ませて頂きました。

「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」 相良敦子著
 講談社

評価 ★★★★★

実は、相良先生の著書は既に2冊購入して、未読の本の中にもあることを発見したのはこの本をお借りする直前。
今読んでいる本を読み終わったら、そのうちの1冊を読もうと思っていたところにこれをお借りできました。順番的にもきっと、こちらを先に読むほうがいいのだろうという気もして、本当にありがたかったと思っています。

今回の評価は(いつも結構そうですが)、私がこの本を好きかどうか、この先生に共感できるかどうかでつけさせて頂きました。
やっぱりいいですねぇ、モンテッソーリ。もっとちゃんと色々読んでみたいと思っています。
特に小さいお子さんをお持ちの方は、是非一度読んでみて頂きたいと思います。

以前から、私はあまり就学前の幼児さんのレッスンには積極的ではないということをもうひとつのブログで告白していますが、というのも、週1回1時間ほどのレッスンだけでは「やらないよりマシ」という程度でしかないのではと思っているからということもあります。

小学生になると、算数の学習という色が少し濃くなることもあり、週1回のレッスンでも十分成果が上がっているように思うのですが、就学前の幼児さんにとっては、毎日の日常そのものが全て「学びの場」なのではないかと思っており、プリントでものの大小判断をしたり、決められたテーマの塗り絵や切り絵をしたり、教具を上手に扱えるように練習したりということより、時間の制限なく、それぞれの子どもが心ゆくまで塗りたいものを塗りたいように塗り、作りたいものを時間を切られることなく納得行くまで作り、ということの方が遥かに素晴らしい「幼児教育」なのではないかと思っているのです。

その思いは、この本を読んで一層強まりました。
20年以上も前に書かれた本ですが、今読んでも全く時代を感じさせるどころか、かえって今だからこそ真剣に受け止めなければならないのでは?と思うことが多いように感じます。

かなり細かい字で200ページちょっとあるため、読むのが遅い私は特にここ2週間ほどはバタバタしていたこともあり、なかなか読み進められませんでしたが、時間をかけてゆっくりと堪能して頂きたい内容のように感じます。

また、書かれている内容はピグマリオンの学習法にもかなり通じる部分が多く、伊藤先生はきっとモンテッソーリも学ばれたんだろうなと思っています。(直接お尋ねしたことはありませんが。)

20年余り前に書かれた本の「はじめに」を少し引用しますが、ちょっとドキッとしませんか?

 

このごろの子どもの手が不器用になったことを調査した先生が、日本教育学会で発表されたときに聞いたことです。ある幼稚園児が自分で顔が洗えない。両手で水をすくうことも、顔まで水をもっていくこともできないという不器用さ。驚いた先生が、「おうちで、どうやって顔を洗ってるの?」とたずねますと、こう答えたそうです。「あのね、ママがね、タオルをぬらしてね、電子レンジに入れてね、チーンと鳴ったらね、タオルが温かくなってね、それでママがふいてくれるの」
 文明器具が家庭生活の中に浸透し、それに比例して、子どもの手、腕、指先がいかに不器用になったかを調査したその発表は、当時大きな反響を呼びました。(中略)

 「子どもの知能は手を使わなくてもある水準に達します。しかし、手を使う活動によって子どもの知能はさらに高められ、その性格は強められます。逆に、子どもが手を使えるものを見いだせず、手を使って周囲にかかわる機会をもたない場合、また、手を使いながら深く集中する体験をしたことのない子どもは、幼稚な段階にとどまり、人格は極めて低いものとなります。
 そんな子どもは、素直になれなかったり、積極性を欠いたり、無精で陰気な性格になってしまうのです。ところが、自分の手で作業できた子どもは、明瞭な性格とたくましい発達を示します」(中略)

 子どもが大人に求めている援助は、電子レンジでタオルを温めて、自分の代わりに顔をふいてくれることではありません。むしろ、自分で顔が洗えるように、洗面台に届くような足台、自分の手につかめる大きさの石けん、自分で手を伸ばしてとったりかけたりできるタオルかけ、自分の手にちょうどよい大きさのタオルなどがあるように、大人が手伝ってくれたらどんなにうれしいでしょう。そして、顔を洗うにはどうすればよいかを、自分がよくわかるように、ゆっくり、ていねいにして見せてくれて、今度自分がやってみるとき、少々失敗しても必ず上手になろうとがんばっているのだから、待って見ていてくれたら、子どもはどんなに安心して喜ぶことでしょう。

長い引用になりました。
しかし、本当ならもっともっと沢山ご紹介したいところだらけです。

これまで読んできた沢山の育児書や幼児教育に関する書籍より、まずこれをしっかり読み込めばよいのでは?と思えるような1冊です。
もしも自分に子どもがいたら、是非これを実践し、小学校入学頃からはピグマリオンやどんぐりなどもできたらどんなに素敵だろうなぁと、現実味のないことを思っています。

お借りしたものなので、ざっとひと通り読んだだけですが、どうにか時間を見つけて、たまっている未読の本と折り合いをつけながら、モンテッソーリ教育についてもっと知りたいなと思います。

小さいお子さんがおられる方、小さいお子さんに関わるお仕事の方にはかなりオススメの1冊です。

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2007年4月 7日 (土)

久々の覚書。

すいません。
更新ではなく、自分が忘れている本がありそうな危険な状態になってきましたため、久々の覚書リストです。
何のお役にも立たないと思いますので、スルーしてください。(苦笑)

とりあえず教室にある分だけリストアップ。

「あなたはダメな子じゃない」 長谷川博一著・・・ずっと前からある・・・。
「りんごは赤じゃない」 山本美芽著・・・頂いたのにまだ読めてない・・・。
「お母さんの工夫」 相良敦子・田中昌子
「新版水道方式入門 小数・分数編」 遠山啓・銀林浩編・・・読めるか不安・・・。
「それは子どもに考えさせなさい」 メーナー・シュアー著・・・完全に忘れてた・・・。
「世界で一番おもしろい地図帳」・・・これも読めるか危険・・・。
「いわゆるA級戦犯」 小林よしのり・・・わからず買ってしまったらマンガだった・・・。しかし進まん・・・。
「きっとよくなる!」 本田健・・・う~ん、かなり危険。読破不能かも・・・。
「毒になる親」 スーザン・フォワード著・・・50Pで止まっている・・・。危険。
「「前世」からのメッセージ」 ブライアン・L・ワイス著・・・これもヤバイ。
「「天才脳」の育て方」 養老孟司・茂木健一郎・・・薄い本なのにDVDがついてるので後回しになってる・・・。

この辺からはまだ割と最近買ったものかな・・・。
「ふしぎだね!?ダウン症のおともだち」 玉井邦夫監修
「不都合な真実」 アル・ゴア著
「親子が輝くモンテッソーリのメッセージ」 相良敦子著
「14歳」 千原ジュニア著・・・なんで買ってしまったんだろう・・・。
「きみはなぜ働くか。」 渡邉美樹著
「なぜ勉強させるのか?」 諏訪哲二著
「子どもの才能は国語で伸びる」 工藤順一著
「公立炎上」 上田小次郎著
「ドラゴン桜(18)」 三田紀房作

届くのを待っている本があと3冊だっけ?
家には何冊あるんだっけ・・・。

うぅぅ、リストアップしただけで20冊ある・・・。
家には最低5、6冊ある気がする・・・。なんだかとっても危険。

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2007年4月 5日 (木)

「やるだけやったら、それでいい。」 星野仙一著

ネット書店からのDMで紹介されており、星野監督のことは結構好きなので、注文してみました。
しかし、もし書店で手に取っていたら、購入はしなかったかも・・・。

「やるだけやったら、それでいい。」 

星野仙一著 PHP研究所

評価 ★★★☆

星野監督ファンの方は監督のいい表情がオールカラーで満載されていますので、そういう意味では価値ある1冊かもしれませんが、帯にも書かれている通り「語録集」で、写真のページもかなりあるため、読み物としては多分10分もかからずに読み終わってしまうのではないかと思います。
これで1,000円は、ファンじゃなければちょっと・・・なのではと。

一応は(失礼ですね・・・)4章の章立てになっており、それぞれの章に「悔しさは夢への第一歩」「リーダーの心得」「叱る」「チャレンジ」というタイトルがついています。
ただ、あまり「章」という感じは受けません。

短い言葉の中に、それぞれの方に響くものがあるのかもしれません。
監督らしい言葉が沢山並ぶ中で、いくつか印象に残ったものをご紹介します。

母の愛

悪い道に行かないように
という思いもあってか、
苦しい中、家計を工面して
母から贈られた千円のグローブ。
それが今の自分を作ってくれた。

熱視線

「見られている」という緊張感は、
プラスに働く。
だから常に、
「おまえを見ているよ」
というサインを送り続ける。

成長の糧

やらなければ、何も残らない。
そこが大切なのだ。
やって失敗しても、そこには何かが残る。
それを拾って帰るのだ.
人間が成長するとは、そういうことなんだ。

他にも印象深い言葉があるのですが、さすがにあまり書きすぎるとネタバレになってしまうので、このぐらいに留めておきます。

ただ、個人的には、監督の言葉は監督自身の口から出たものを聞いてこそ、響くものがあるのではないかなと思ったりもします。
監督のことは好きですが、この本は楽しみにしていたほどではなかったかなと、そんな印象でした。

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2007年4月 2日 (月)

「数学に感動する頭をつくる」 栗田哲也著

タイトルが気になって、ネット書店で注文したものの、しばらく読まずに置いてありました。
同じ栗田先生の子ども向けの本を見て(それはまだ読みかけですので、後日ご紹介させて頂く予定ですが)、これはちょっと面白いのではと思っているところに、このブログを見てくださった方が「この本もいいですよ」と勧めてくださいました。

少し前に読み終わったのですが、紹介文を書く時間がなかなか取れず、ご紹介が遅くなりました。
2004年に出版されたものですので、既にご存知の方も多いかもしれませんね。

「数学に感動する頭をつくる」 

栗田哲也著 ディスカヴァー・トゥエンティワン

評価 ★★★★

著者である栗田先生は、国際数学オリンピックに出場するような子どもを指導しておられる方だそうで、この本の出版時の著者紹介には「駿台英才セミナー」で講師を務めておられると書かれています。

読みかけている、子ども向けの本を見ながら、これは大いに参考になるなぁと、特にうちのスーパーちゃんたちにこれから役に立つのでは?と思ったこともあり、その先生が書かれた本であれば、是非読んでみようと早速読み進めてみました。

因みに、出版されたのが3年ほど前ですので、既に素晴らしい紹介が色々書かれているようで、特にこちらをご覧頂きましたら、もう私がご紹介するまでもないのでは・・・という感じではあります。

表紙を開くとこう書かれています。

数学の教科書や参考書というものは
お経のようなものだ。せっかく尊いことが書いてあるのに、
それを理解し感動する能力の開発自体は、
個々人の手に任されてしまっているのだ。
したがって世間では発想力や推理能力を
鍛えるための本が流行る。
しかし、パズルではなく、数学に上達したいのならば、
それらとは別種の能力を開発することを勧める。
その力を私は「数感」と呼ぶ。

まえがきに書かれていることもとても印象深いので、全てご紹介したいぐらいですが、抜粋しながらご紹介しますと・・・。

 数学の力があれば、一次試験だって二次試験だって同じようにできるやつは成績がよく、できないやつは成績が悪いだろうと思っている。彼らはおそらく数学力なんていう夢のような能力があるものと勘違いしているのである。
 こうした誤解は巷の学力低下論争にも影を落としている。分数のできない大学生というのがひところ流行ったが、これは計算力、作業する力の低下を意味している。発想力や推理能力については、試験していないのだからわからない。(中略)
 テストの成績が下がったとすれば、それは数学力の低下というよりもむしろ日本人の勤勉さがこのごろちょっとなくなってきたためとでも解釈しておいたほうがまだ妥当な解釈だ。
 だが、なぜ、こんな初歩的な誤解がおこるのだろうか。
 それは、身につけるべき知識や技術としての教科書というものと、それを身につけるために必要な数学的能力とを長いこと一緒くたにして扱ってきたからである。
 教科書をよく読んでみてほしい。
 どこにも「どんなふうにして算数や数学の能力を身につけるか」は書かれていない。ただ、そこには定理や公式の説明と、簡単なドリルの繰り返しがあるだけなのである。
 これはいわば、ゲームの規則と簡単な戦法の紹介がしてあるだけのサッカーの本を読んで、サッカー選手になれといっているようなものだ。(中略)
 数学においても熱中型の人間は能力開発までする。これに対して予習復習ドリル型の人間は、能力自体はいつまでも進歩せず、ただノルマを果たしているだけだ。だから、数学が多少複雑なものになってくる時期になると両者の差ははっきりと出てしまう。
(後略)

そして、本書の最後にはこのようなまとめも書かれています。

 私は自分が教えてきた経験から、できる生徒は数学的能力の中でも特に二つの能力、つまり

 頭の中に数や図形や状態を思い浮かべそれらを頭の中で操ることができる「イメージ能力

 「構造化された記憶」を自分の世界として持ち、その世界の中で絶えず自問自答し、問題を拡張する工夫を凝らし、未知のものをあれこれと言い換えては自分の世界に取り込もうとする「位置づけ能力」

が発達していることに気がついた。

先にリンクをはらせて頂いたまなめさんは理系バリバリの方のようで、この本の著者ももちろん理系バリバリ。

ただ、私は理系崩れの文系で、この本の中で栗田先生がおっしゃることは理解できるような、共感できるような・・・と微妙に中途半端で、正にそこが「理系のスペシャリストになれるかどうか」の境目なのかもしれないなぁと思ったりしました。

そんな私でも十分楽しめましたので、理系文系を問わず、数学ができるようになりたいとか、お子さんの算数の力を伸ばしたいとかお考えの方は一度読んでみられてはいかがでしょう。

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