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2007年4月26日 (木)

「かあちゃんに会いたい」 島田洋七著

すっかりはまってしまって3冊目。しかし、そろそろ打ち止めにしておこうかなぁという感じですが、やはり必ず笑いと感動が。大ベストセラーになるのもうなずけますね。

がばいばあちゃんスペシャル かあちゃんに会いたい」 

島田洋七著 徳間文庫

評価 ★★★★☆

がばいばあちゃんシリーズの4作目になるのでしょうか。今回の作品は「かあちゃん」を中心に書かれています。
やはり大変読みやすく、先々週の日曜にうっかりミスで郵便局のATMの前で小一時間待ち人が来るのを待つ羽目になってしまった間に殆ど読み終えてしまったほどでした。

しかし、人の目があるところで読むのはやはり今回もやや危険で、1作目ほどではないものの、要所要所で思わずこみ上げてくるものがあったりという感じです。

「ばあちゃん」のインパクトが強く、これまでは「かあちゃん」は上品で控え目な印象を勝手に持っていたのですが、実は「かあちゃん」も間違いなく「ばあちゃん」の娘だったのだなと感じるところがあちこちに。

「かあちゃん」は若くして未亡人になったことは前作などで紹介されていましたが、「ばあちゃん」の旦那様(かあちゃんのお父さん)もなかなかのお方で、幼くして「かあちゃん」とその妹に三味線などを習わせ、そのお蔭(?)で「かあちゃん」は「とうちゃん」を亡くしたあとも女でひとつでバリバリと仕事をし、活躍していた様が紹介されています。

素敵なエピソードは沢山詰まっていますが、著者が佐賀にいた頃、かあちゃんに送った手紙に買ってほしいものを書いておくと、その半分ぐらいが叶えられたそうですが、「自転車」を買ってと書いて送ったときのかあちゃんの返事は最高です。
ばあちゃん譲りなのかもしれませんが、とにかく「明るい貧乏」という感じで、金銭的には貧しいのかもしれませんが、心はいつも豊かだったのだろうなと感じます。

また、電車の中で読んでいて思わず不意をつかれ、人の目があるところで涙ぐんでしまったのは、著者が広島に戻って間もなく、かあちゃんに買ってもらった自転車で佐賀のばあちゃんのところまで行ったとき、ばあちゃんから封筒を手渡されるシーン。これがまた思わずうるっと。
しかし、その後にはばあちゃんの子であるかあちゃんがまた泣かせるのです。

これがフィクションではなく、実際に洋七さんが経験してこられたことだというのが驚きですが、人の幸せや心の豊かさはお金では買えないということを何度も何度も感じさせてくれるシリーズだなとしみじみ思います。

私は3冊しか読んでいませんが、恐らく全て感動するに違いないと思っています。

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