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2007年3月 8日 (木)

「「思い」と「実現」の法則」 ウォレス・D. ワトルズ著

昨年、書店の店頭で表紙の美しさに惹かれ、つい手に取ってしまいました。
書店での紹介ではかなり売れた本のようなのですが、買ったものの私の中での優先度が低かったため、読んでは休み読んでは休み・・・。ようやく先日読み終わりました。

「「思い」と「実現」の法則」

ウォレス・D. ワトルズ (著) Wallace D. Wattles (原著) 佐藤 富雄 (監訳)

評価 ★★★☆

表紙がとても美しいグラデーションのかかった空の写真で、おまけに使っている紙の手触りも温かみを感じるもので、その上帯には大きな文字で

「思い」が
運命を変える。

この「確実な方法」さえ実行すれば、
あなたの「夢」は必ず実現するのです!

と書かれています。
更に、

『「原因」と「結果」の法則』と並ぶ“幻の名著”が本邦初完訳!

などとも書かれており、非常に興味を惹かれるものがありました。
しかし・・・個人的な感想としては、宗教を信仰(特にキリスト教の信仰)している方なら共感できるところが多いのかもしれないなぁという印象を受けました。

そもそも、本書の著者であるウォレスD.ワトルズ氏は1860年生まれで19世紀から20世紀の初頭にかけて活躍した方だそうです。
そして、この著書が書かれたのは1911年。約100年も前のことですから、100年以上前の海外で書かれた本が自分の気持ちに響いてこないとしても、それは不思議ではないのかなと、個人的には思いました。

ただ、なんとも言えませんが、書かれたのも100年以上前である上、訳をされた佐藤氏は医学・農学博士でおられるそうなので、賢い方の文章表現が一層私にはストンと落ちてこないものがあるのかもしれません。(もちろん、原文に忠実に訳されただけなのかもしれませんが・・・。)

ただ、読みながら、言っておられることはなんとなくわかるなぁとか、これまで読んだスピリチュアル系、自己啓発系の本などでも同じようなことが書かれていたなぁとか、そういうことはそこここにありましたので、共感できなかったというのとも違います。

項目の見出しだけを並べても

 誰でも偉大な人間になれる

 人間はみな「成長する力」をもっている

 あなたは、こうなりたいと思うとおりの人間になれる

 すべての環境は、あなたの成長のために存在する

などのように、ああ、そういうこと読んだことあるなぁと思われる方もおられるのではないでしょうか。
ただ、この本が100年以上前に書かれたということは、こちらが本元なのかもしれませんね。

こんなことも書かれています。

あなたは、したいことをすることができ、
欲しいと思うものを手に入れることができ、
こうありたいと願うとおりの人間に
なることができるのです。

また、こんなことも書かれています。

 世界のどの部分もいまだ完成してはいませんが、そこに存在するすべてのものは、それ自体が完璧なのです。これが社会に対するあなたの見方でなくてはなりません。
 この世には間違っているものは何もないし、間違った人間もいません。あなたは人生におけるあらゆる物事を、この観点に立ってよく考えなくてはならないのです。
 この宇宙には間違っているものは何もありません。宇宙は偉大で、進歩しつつある存在であり、あらゆるものの幸福のために働いているのです。

このあたりは、わかるようなわからないような、ちょっと微妙な感じなのですが、何か大事なことを伝えておられるような気がします。

本文は全般に堅苦しい表現のように私には感じられますが、ところどころで大事な言葉を太字にして色を変えてあったり、別ページに改めて抜き出してあったりもして、その中には印象に残るものもいくつもありました。
読みながら、江原さんのことも頭をよぎったりしました。

以下、印象に残った言葉をいくつかご紹介します。

エマソンがいったように、
「シェークスピアを研究しても、
シェークスピアにはなれない」のです。
シェークスピアになるには、
シェークスピアたる思考を
身につけなくてはなりません。

心のなかで偉大なことを考えないなら、
現実の外の世界で偉大なことを行うことは
決してできません。

そして、本書の最後には「5つの習慣」として、「心の訓練」の仕方が紹介されているのですが、ここを読みながら、今度は以前ご紹介した「前世療法」のワイズ博士の瞑想と通じるなと思いました。

要するに、人間は自分が思った通りの人間になるということ。人間にはみんな内なる力があり、それに気づいてきちんと使えば、なんでもできるということ、そんなことが書かれているのだと思います。

私には今ひとつしっくりきませんでしたが、この著者は歴史上の人物や、ダイアナ妃、クリントン大統領などの有名人も影響を受けた方だそうですので、ご興味のある方はどうぞ。

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