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2007年3月19日 (月)

「図解!あなたもいままでの10倍速く本が読める」 神田昌典著

読みたい本は沢山あれど、なかなか追いつかず、速読には興味はあるものの、以前買って見た速読練習用ソフトでは瞬きを減らす練習とかをしているとその間ずっとボロボロ涙が出っぱなし。どうも私には無理っぽく・・・。

で、お知り合いの先生がこの方法での速読をマスターしておられるというお話を伺って、一体どんなものなのか、とりあえず読んでみました。

「図解!あなたもいままでの10倍速く本が読める」 

神田昌典監修 フォレスト出版

評価 ★★★☆ (イメージマップなどに馴染んでおられる方ならお勧めかも。)

速読といっても、正確には「フォトリーディング」という方法の紹介本で、この本より前に単行本としてもっとページ数のありそうな(読んではいないので)同名の本が出ているようです。

ただ、どんなものか知りたいということもあり、また読みたい本が沢山あり、読む時間を短縮したいということもあって、「図解」で手軽そうなこちらをまず購入してみました。

監修者の神田氏は最近「イメージマップ」に関する本を出されていますが、フォトリーディングにもイメージマップが活用されています。
「フォトリーディング」はその名の通り、写真に写すように本のページ全体を視野に入れながら高速でページをめくっていくというのが基本のようですが、第1章ではそのシステムの説明、第2章では実際の進め方、第3章では更なる活用法が紹介されています。

また、それぞれの章の終わりにはフォトリーディングのインストラクターの方の書かれた文章が紹介されています。

本書の初めの神田氏のインタビュー記事から一部引用してご紹介しますと・・・

 フォトリーディングは「単なる速読じゃない」というところが受け入れられたんだと思います。人間の脳を最大限に活用することを習慣づけるようになれるから、文書処理だけではなく、仕事自体も能率的・創造的になる。発想も豊かになるしね。(中略)

 繰り返しますが、フォトリーディングは単なる速読ではありません。生き方に影響を与えるものです。人間の可能性を大きく開くんですからね。さらには社会の可能性を開きます。
 「真実」は常に優しいんです。いまは、情報処理が追いつかず、その「真実」を見ようとしないでしょう。だから、過った知識によって誘発された、過った感情に振り回される。その結果、環境破壊や民族紛争が起こってしまう。知性=モラルということです。正しく情報処理することを学ぶことは、人間のモラルを回復します。その意味で、ボクはフォトリーディングを心から愛してますよ。

1章の終わりには園善博氏というインストラクターの方の文章が紹介されていますが、そこにはまた印象的なことが書かれています。

園氏は子どもの頃から本が大嫌いで、勉強でもずっと落ちこぼれのいじめられっ子だったそうですが、30歳のときにフォトリーディングの講座を受けられたことが人生の転機になったそうです。以下一部引用します。

 大嫌いな「本を読む」というための講座。本嫌いの私としては「わざわざお金を払って地獄の講座に来てしまった」と愕然としたものです。
 そして講座中に、講師のリネット・アイレス先生(フォトリーディング・マスターインストラクター)から、私が「ディスレクシア」(読字障害)であるということを指摘されました。自分が「努力しても本を読むことができない人間である」という事実を知ったのです。
 しかし、フォトリーディングのスキルは、そんな人間にも有効だといいます。文書を「イメージ」としてとらえるフォトリーディングには、読字障害は大きな問題ではなかったのです。(中略)
 自分が本が読めなかった理由がわかった安心感、フォトリーディングで本が読めないというコンプレックスから解放されるかもしれないという期待、読字障害の特徴でもある高い集中力、そして視野が「フォトフォーカス」を作りやすい、という複数の条件が重なり、私は講座参加後に急激な変化を経験しました。

こう書いておられるように、この方は現在、フォトリーディングの公認インストラクターになっておられるようです。

A4版の大きなサイズで図解の100ページ足らずの本ですので、読むだけならあっという間ですし、フォトリーディングというものがどういうもので、どういう風にすればいいのかということは理解できると思います。
独学が得意な方、自分で本を読んでその通りに練習ができる意志の強い(?)方であれば、この1冊でも十分フォトリーディングができるようになるのだろうと思います。

また、私のように、一体どんなものなんだろう?と思って読まれる方にも、その目的は十分達成できると思います。

個人的には非常に興味を持ったのですが、いかんせん、恐ろしいほどの無精者であるため、本を読んで自分で練習してマスターする自信は私には全くありません・・・。
私がこれをマスターするためにはやはり講習を受けるしかなさそうです。(苦笑)

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