「できる人の勉強法」 安河内哲也著
とりあえず、ここ2、3年は「勉強法」とか「記憶術」とか名のつく本は目に付いたら読んでみることにしています。
ネット書店で目に留まって注文したのですが、直後にある大型書店でも棚の目立つところに並んでいましたので、結構売れているのではと思います。早速読んでみました。
「できる人の勉強法」 安河内哲也著 中経出版
評価 ★★★★ (特に語学を学ぶなら参考になりそう。)
著者の安河内氏は東進衛星予備校の講師を初め、企業研修の講師などでもご活躍されている方のようです。
私は現在、大学受験には全く縁がないので存じ上げませんが、カリスマ講師でおられるそうですので、東進衛星予備校を導入されている塾の先生方、生徒さんたちはお名前を見ればすぐお分かりになるのかもしれませんね。
予備校や社会人で指導されている先生の書かれた本ですので、やはりそれらの方を対象にした勉強法という感じで、小中学生には直接は参考になることが少ないかもしれません。
また、著者のご専門が英語だそうで、やはり紹介されている勉強法も語学習得には確かに大いに参考になるのだろうなという印象を受けます。
もちろん、他の教科、資格試験などでも参考になる部分は色々ありますが、メインは語学の学習という印象です。
「はじめに」に書かれているこの部分がなんとも言えないので引用させて頂きます。(笑)
世間から勉強があまりに蔑まれる現状を見るにつけ、私は「日本の地下奥深くには、『ゆとり教』で日本を滅ぼそうとしている『死ね死ね大王』みたいなのがいて、そいつが『勉強は悪いこと、遊びはよいこと』とマインドコントロールを日本人全体にかけているのではないか」と思えてしまいます。(後略)
内容は7章からなっており、第1章は先日ご紹介した「心のブレーキの・・・」に書かれていたことに通じるところもあり、「「最初の一歩」をどうやって踏み出すか」について書かれています。
第2章ではより具体的に、どういう方法で勉強すれば効率が上がるかということを書いておられますが、最初に「時間対効果」を常に意識するようにということが書かれています。
また、1日30秒でもいいから毎日続けることも実力をUPするコツのひとつとして紹介されています。
読みながら、「そうよね、そうよね」と思ったのは、「イヤと思って勉強しても、脳が拒否反応を示すだけ」というところで、「努力」というのは勉強が「楽しくなるように、一生懸命に工夫すること」だと書いておられます。
また、「理由づけができない行動は、しないことです」として、「どんなことであれ、行動するときは「目標」を持たなければダメです。」とも書いておられます。
第3章では効果的な「暗記法」の紹介がされており、中でも、難しい勉強を始めるときには小学生向けなどの簡単なもの、要点だけがまとまっている簡単な参考書などから始めるのがよいということなどが書かれています。
第4章では限られた時間をいかに有効に利用するかなどが書かれており、第5章では始めた勉強がなかなかうまく行かない原因を紹介、更に第6章では、やる気がでないときにどうすればよいか、著者の色々なアドバイスが書かれています。
最後の第7章は全体のまとめのような感じですが、タイトルがちょっと印象的かもしれません。
第7章は
私が勉強しつづけてわかったこと、
「学んだことはいずれ『お金』に変わる」
というタイトルが付けられています。
読みながら、著者がどれだけ勉強熱心なのかということと、どれだけ真剣に勉強法を考えてこられたのかということが感じられました。
全体を通じて納得できることも多く、内容も読みやすかったです。
私が語学の勉強や大量の暗記が必要な資格試験の勉強をしようと思っているならきっとかなり参考になるだろうなと思いました。
あ、一番印象に残ったことは、著者は1日8時間ぐらい寝ていると書いておられたことかもしれません。
私としては大いにご紹介したいところでした。(笑)
受験勉強をしていたときも、大学時代、英語を猛勉強していたときも、そして英語の講師として忙しい日々を送っている現在も、私は睡眠時間をほとんど削りません。小学生のころからの習慣で、毎日8時間はかならず寝ます。
因みに著者はTOEIC990点満点、英検1級、通訳案内士国家試験、国連英検特A級などの持ち主でおられるそうですから、その方のこの言葉は非常に嬉しい限りです。
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