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2007年3月 1日 (木)

「頭がよみがえる算数練習帳」 竹内薫著

先日偶然手にした「コマ大」の本で竹内先生を知り(お名前だけは以前からお見かけしていましたが)、書店でこの本が目に留まったので読んでみました。

「頭がよみがえる算数練習帳」 竹内薫著 ちくま新書

評価 ★★★★

竹内先生はお写真を見る限り、なんだかとてもシブい方で、それだけでファンになりそうなミーハーな私ですが、本を読んでいて、しみじみと頭のよさが伝わってきます。

それだけ頭のいい方からするとこれは「算数」なのかもしれないのですが、理系崩れの文系で、高等数学から離れて果てしない時間が過ぎ去った私にとっては「算数練習帳」というタイトルにしては高等すぎてついていけないものも結構ありました。

本書は大人の硬くなってしまった頭をほぐすのが狙いのようです。
本の帯には

つるかめ算から論理パズルまで。
コチコチ頭がしなやかに変わる。

小学生、恐るべし!
と、解けない・・・(汗)
     (←正に私の心境?!)

などと書かれています。
また、内容は6章からなっており、それぞれの章で異なるジャンルの問題を取り上げ、実際に考えてみることを勧めるやややさしい問題と、最初から解説を読んでも構わないという難しめの問題から構成されています。

章のタイトルは以下の通り。

第1章 もしも・・・・・・だったら? 
     ――すべての基本はナントカ算にあり
第2章 問題を視覚化する
     ――ビジュアルで発想の幅を広げる
第3章 ひらめくまで待って
     ――パターンで全体像を見る
第4章 算数力は国語力も必要とする
     ――さまざまな文章題
第5章 算数にも「文法」はある
     ――ロジックとはなにか
第6章 しなやかなアタマ
     ――発想の壁を突き破る

本書に取り上げられている問題は、実際「コマ大」の番組で出題されたものもあるようですが、本書の初めに「コマ大」のことを挙げつつ、こんなことが書かれています。

(番組での)ヤラセなしの真剣勝負に、私は、驚きを隠せませんでした。この番組で、私は、「数学で楽しく遊ぶ」体験を思い出したのです。
 もちろん算数であろうと数学であろうと、われを忘れて数と遊ぶ愉しさに本質的なちがいはありません。残念ながら世の中には数字への苦手意識をもった方が少なくないようですが、そうした方がひとりでも多く、この愉楽を体験していただけるよう祈りを込めながら、私は本書の仕上げにのぞみました。
(後略)

私は純粋な文系ではないので、世間の平均的な方かそれよりすこ~しだけ算数や数学ができるとすれば、その私の基準ではこの内容では「愉楽を体験」できる方はそんなに沢山おられないかもしれないと思いました。

いや、もしかしたら読解力のおありの文系の方が読み物として読んで、ああ、そういうことか!という理解ができるのかもしれませんが、自力で問題を解いて頭を柔らかくするには、多少なりとも算数や数学が好き、得意という方でないとやや大変かもしれません。

私はパズルやら算数系の問題をあれこれ考えるのは好きなので、それなりに楽しめましたが、普段全くそういうものに触れておられない方がいきなりこれを手にされたら、どんな印象を持たれるのか、ちょっと興味のあるところです。

読まれた方がおられましたら、ご感想など聞かせて頂けると嬉しいです。

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