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2007年2月19日 (月)

「中学入試国語記述のコツのコツ」 松永暢史著

「男の子を伸ばす母親は、ここが違う!」などを書かれた松永氏の近著。中学入試には関心は全くありませんが、国語記述の「コツ」というものはどんなものなのか、タイトルに惹かれ読んでみました。

「中学入試国語記述のコツのコツ 灘・開成もラクラク突破 

松永暢史著 主婦の友社

評価 ★★★☆

相変わらず、文章自体は話し言葉で書かれているため、とても読みやすく、更にA5版150ページほどで行間たっぷりですので、早い方なら1時間で読めるでしょうか。

面白いといえば面白かった気もしますし、中学入試に関して全く知らない私には「へぇ~、そうなのか」と思うところも多かったのですが、知らないだけに、そこに書かれていることが全て真実なのかどうかは判断がつきません。

普段はご紹介はしませんが、アマゾンの書評も見事に意見が分かれており、特に現役中高一貫私立校の国語の先生だとおっしゃる方の書評では最低の評価が付けられています。

他にも、恐らく入試に関してお詳しいのであろうという方々は厳しいご意見を書いておられますので、そちらもご参考になさってください。(アマゾンの書評こちら。)

ただ、個人的に「中学入試」に役に立つかどうかは判断がつかないものの、国語読解・記述のコツとしては参考になることも書かれているように感じました。

著者が開発したと書いておられる「抽象構成作文法」というものが紹介されていますが、以前ご紹介した「親子で遊びながら作文力がつく本」でも同じようなことが紹介されていたように思いますが、上述の方法はひと言で「単語を拾い集め、それをつなぐ方法」のことだと述べておられます。

確かに記述が苦手な子に、まず使うべき言葉をいくつかピックアップさせて、あとはそれをいかにつなぐかという方法でやればいいんだよと言ってやれば、とっつきやすくなるような気がしますので、そういう意味でもこの方法自体は有効なのではと思います。(ただ、それを著者が開発されたのかどうかはわかりませんが。)

引用されている読解の文章は全て、有名中学の入試問題で、それらについてこう考えてこう答えを導けばいいということが書かれているのですが、その合間合間にいかに国語読解力が大事かということや、著者のそれぞれの有名中学の入試問題についての分析・意見などが書かれています。

申し訳ないことに、中学入試に役に立つかどうかの判断は全くつきませんが、受験をされるのではなくても国語の読解・記述を苦手としているお子さんをお持ちの親御さんは読んでみられたら参考になることもあるのではと思います。公立の中学生などであれば、自分で読んでみるのもいいかもしれません。

ただ、個人的にこの著者の本はベストセラーになった「男の子を・・・」が一番面白かったなと思います。

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