« 「賢くなるパズル たし算上級」 宮本哲也 | トップページ | 「女の子を伸ばす母親は、ここが違う!」松永暢史著 »

2006年12月21日 (木)

「論トレ」 出口 汪

先日セミナーで生の出口先生を拝見しましたが、出口先生の多分最新刊と思われる書籍を読んでみました。

「解くだけで頭を鍛える!出口汪の論トレ」 

出口 汪著 フォレスト出版

評価 ★★★☆

出口先生が作られ、先生イチオシの「論理エンジン」という教材があるのですが、それに関する書籍を先日にも出され、今回は大人向けの「論理エンジン」とでもいう著書を出されたようです。

「論トレ」とは正に「論理トレーニング」のことで、著書の内容も問題演習形式になっています。
大人向けのソフトカバーの本でこういうものは珍しいのではとも思いますが、扱っている文章も大人向けの文学という感じで、文学をいかに「論理的」に読み取るかのトレーニングができるということのようです。

ページをめくると最初にこう書かれています。

さあ、これから論理力トレーニングの冒険に出ましょう!
文豪の論理的な文章構成の妙をナゾ解きながら、
頭を論理的に使う能力、「論理エンジン」を鍛える冒険です。

そして、プロローグでは「論理エンジン」についての説明がなされ、パート1では「論理エンジン」の「6つのルール」を簡単に紹介してあります。

そして、パート2からパート4が問題演習になるのですが、ここで取り上げられている文章はパート2が芥川龍之介の「蜜柑」という作品、パート3が葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」、パート4が太宰治の「魚服記」となっています。

私は国語の教員免許を持っているというのが恥ずかしいぐらい、文学作品、それも著名な作家の作品を殆ど読んだことがなく、これらの作品も全て今回初めて読んだのですが、個人的にはちょっと・・・できればあまり読みたくない作品でした。

テーマが重く、確かにじっくり読むに値するというのもわかりますし、これまで読まれたことがない方で文学作品がお好きな方、小説などの中でも問題提起されているようなものや、時代背景を色濃く映し出しているようなものがお好きな方にはいいのだろうと思うのですが、私は昔から本を読むにしろ、テレビや映画を見るにしろ、ほのぼの系、和み系、癒し系が好きで、ハッピーエンドとか感動ものじゃないと読まない、見ないという人間なので、ちょっときつかったです。

内容は書いてしまうと読んでみようと思う方に申し訳ないので控えますが、「セメント樽の中の・・・」を読んだ日の夜、なんとも気持ち悪い夢を見たりしました。(苦笑)
少なくとも全て「幸せな話」ではないのは間違いありません。

また、私自身、これまで見た国語教材の中では「論理エンジン」はいいとは思っているものの、実際に自分が取り組んでみた限りでは「目からウロコ」的な感動や発見はなかったため、この本に関しても確かに論理的に考えるきっかけにはなるだろうと思いますし、国語が苦手、読解が苦手という意識を持ったまま大人になった方などにはいいのかなぁと思います。

子どもの頃から国語はある程度できたもので、大きな感動がないのですが、国語が苦手だったという方が読まれたらどんな風に感じるのかちょっと興味のあるところです。(アマゾンの評価は軒並みよかったですね。)

|

« 「賢くなるパズル たし算上級」 宮本哲也 | トップページ | 「女の子を伸ばす母親は、ここが違う!」松永暢史著 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/96750/13144190

この記事へのトラックバック一覧です: 「論トレ」 出口 汪:

« 「賢くなるパズル たし算上級」 宮本哲也 | トップページ | 「女の子を伸ばす母親は、ここが違う!」松永暢史著 »