« 「合格力は『考える勉強』で伸びる!」 考える学習をすすめる会 | トップページ | 「図解 フィンランド・メソッド入門」 北川達夫著 »

2006年8月 3日 (木)

「ふしぎだね!?LD(学習障害)のおともだち」

発達と障害を考える本のシリーズ第3弾です。
しかし。。。世の多くの塾の先生方からすればまだ楽な方だとは思うものの、本を読む時間がなかなか取れません。その上、さっき一部書きかけていた記事が突然消えてしまって、かなりショック。(苦笑)

夏休み中、週2回更新ペースが守れるかちょっと微妙。。。頑張ります。

「ふしぎだね!?LD(学習障害)のおともだち」 

内山登紀夫監修 ミネルヴァ書房

評価 ★★★★

色々な障害の中でも一番気になっているのが学習障害で、いずれもう少し詳しく学んでみたいとも思っているのですが、入門書になるかなと、自閉症、アスペルガー症候群に続けてこちらも購入してみました。

本の構成はこれまでと同じく、前半部分に絵を沢山使って、子どもにもわかりやす、LDの子どもに起こりやすい事例をあげ、どうしてそういうことになってしまうのか、そういう場合にはどんな対処をしてあげるといいのかが書かれています。

もちろん、あくまでも一例だと思いますし、同じ「LD」と言っても、何に障害があるかは人それぞれのため、基礎知識という感じで理解するには役に立つ本だと思います。

個人的にはLDが一番気になる理由のひとつが、本の後半にも書かれていましたが、LD児の場合、大抵のことは他の子と同じようにできるので、障害だと気づかれにくく、本人の努力が足りないのだと思い込んで悩んだり、周囲から叱られたり、からかわれたりして自信をなくしたりということが起こりうるということです。

この本には診断基準のようなものは書かれていないのですが、もしきちんとした検査を受ければ全ての子どもにある程度正確な診断ができるものなのでしょうか?(自分で何かを調べればいいんですよね。。。)

もしも早い段階で障害がわかれば、不必要に叱ったり、訓練させたりする必要もなくなりますし、望ましい対処の仕方もわかるでしょう。また、子どもも無駄に悩んだり、自信を喪失したりせずに済むように思うのです。

もちろん、我が子が何らかの障害があると診断されるのは決して嬉しいことではないでしょうし、気になっても認めたくないとか、うちの子は違うだろうとか、そう思って診断を受けない方も多いと思うのです。
その結果、いじめなどにつながっているケースも決して少なくないだろうとも思うだけに、「子どもは何歳になったら全員その検査を受けます」というような風になっていたらどうなんだろう?なんてことを思ったりもします。

もちろん、そんな簡単なことではなく、私が気づいていない難しい問題などもあるのでしょうし、圧倒的多数の子どもが障害がないと診断されることにもなるのでしょうから、実際には難しいと思いますが。

個人的にはLDの診断基準のようなものがもう少し書かれていたら嬉しかったなとも思いますが、基本的には子どもが読んで障害を理解するという目的で書かれている本だと思いますので、そういう目的からすれば、十分オススメできる1冊だと思います。

|

« 「合格力は『考える勉強』で伸びる!」 考える学習をすすめる会 | トップページ | 「図解 フィンランド・メソッド入門」 北川達夫著 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/96750/11082948

この記事へのトラックバック一覧です: 「ふしぎだね!?LD(学習障害)のおともだち」 :

« 「合格力は『考える勉強』で伸びる!」 考える学習をすすめる会 | トップページ | 「図解 フィンランド・メソッド入門」 北川達夫著 »