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2006年7月 6日 (木)

「サニーのおねがい 地雷ではなく花をください」

自宅の整理をしていたら、こんな本が見つかりました。もう10年前の絵本です。
先ほどネットで見たところ、その後、シリーズで数冊出版されているようですが、これが最初の1冊のようです。
私が買ったのは何年前なのかわかりませんが、普段目にしない棚にそっとしまいこんでいました。教室に持っていって、子ども達にも見てもらおうと思います。

「サニーのおねがい 地雷ではなく花をください」 

葉祥明 絵 柳瀬房子 文 自由国民社

評価 ★★★★☆

絵本の帯に書いてありますが、この絵本は「“地雷”撤去キャンペーン絵本」だそうで、この絵本の収益全てを対人地雷除去のために活用するとも書かれています。
この絵本1冊で、カンボジアなら10平方メートルの土地が地雷のないきれいな土地に生まれ変わるとも書かれています。

私は子どもの頃から高校ぐらいまでずっと、「詩とメルヘン」という雑誌が好きで、葉祥明さんはよくその雑誌に絵を描いておられて、すごくやさしくてあたたかなタッチの絵が大好きでした。

その葉さんの絵に柳瀬さんが文章をつけ、子どもにもわかるように「対人地雷」の怖さ、不自由さ、悲しさを伝えてくれます。
漢字仮名交じりの文章ですが、漢字は全てにルビがふられており、また、その文章の下にはほぼ同じ内容が英語でも書かれています。

地雷が爆発して怪我をした人、足を失った人などの絵も描かれていますが、全ての絵がやさしいタッチなので直接的な怖さ、強烈さはありません。ですので、ある程度小さいお子さんにでも見せられるのではないかなと思います。

この絵本が出版されたとき、黒柳徹子さんの報告によると、ボスニア・ヘルツェゴビナには推計300万個、旧ユーゴスラビア全体では1000万個を超える地雷が埋められているといわれていたそうです。
更に、それらの地雷の中にはお菓子やチョコレートに似せたような地雷がたくさんあるのだそうです。そして、幼い子ども達が犠牲になっていくのです。本当に考えただけで悲しくなりますね。

以前テレビで除去作業を見たことがありますが、本当に人海戦術で数センチ単位でしか進めず、膨大な時間と費用を要するのだと言われていました。
私は直接何をしているわけでもありませんが、購入したとき、この絵本1冊でほんの少しの土地からでも地雷がなくなってくれるのなら。。。そう思ったことを思い出しました。

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