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2006年6月12日 (月)

「武士道」 新渡戸稲造著

「国家の品格」を読み、「武士道」にちょっと興味を持ったとき、書店で目に留まったので購入したのですが。。。

「武士道」 新渡戸稲造著 岬龍一郎翻訳 PHP文庫

評価 ★★☆ (あくまで私にとっての評価です。ご了承ください。)

この文章を今から100年以上も前に英語で書かれたという新渡戸稲造という人物には心から尊敬の念を抱きますし、「武士道」というものについて知りたい方には恐らく大変素晴らしい本なのだろうと思います。実際、アマゾンなどのレビューを見ると、概ね評価も高いです。

文章自体は訳者である岬氏が今の言葉に置き換えてくださっているところも多いのでしょう。基本的には普通に読むことができますし、昔の日本がいかに誇り高く、素晴らしい精神を持っていたかを知ることはできます。

ただ、私は「武士道」について詳しく知りたいというほどでもなかったため、武士道についての詳しい説明の部分は殆ど斜め読みになってしまいました。(義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義などについての細かい説明と海外との比較などがされています。)

もちろん、ところどころで感心したり、涙しそうになったりというエピソードはありましたが、まともに読んだのは終盤の第15章から第17章と訳者における解説の部分でした。

「武士道」とは「法律」ではないため、背いたからと言って罪に問われる性質のものではなく、「道徳規範」なのだというところを読みながら、「罰せられなければ何をしてもいい」だとか、「法に触れなければ人を傷つけてもいい」とかいう考え方と正反対に位置するようなものなのかもしれないなと感じました。また、「国家の品格」にも書かれていた通り、だからこそ今の日本人が思い出し、守っていくべきものなのだろうなとも感じました.

私は歴史に暗く、これまで興味を持ったこともなかったので、本当に恥ずかしいぐらい知らないのですが、この本の中で紹介されていた西郷隆盛の言葉は素晴らしいと感じました。

「政道を歩み、正義のためなら国家と共に倒れる精神がなければ、外国と満足できる交際は期待できない。その強大さを恐れ、和平を乞い、みじめにもその意に従うならば、ただちに外国の侮辱を招く。その結果、友好的な関係は終わりを告げ、最後には外国につかえることになる」

偉大な先人がこんな言葉を残してくれているのですが、今の日本の姿勢は果たして諸外国にどう映っているのでしょうか。。。

歴史に暗い私でさえ色々感じるところがあったので、歴史好きの方、難しい文章も平気な方にはお勧めなのかもしれません。

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