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2006年6月19日 (月)

「ふしぎだね!?自閉症のおともだち」 内山登紀夫監修

以前ご紹介した「ふしぎだね!?自閉症のおともだち」のシリーズです。引き続き、LD(学習障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)についても発刊されたようです。いずれそちらも読んでみたいと思っています。

発達と障害を考える本〈2〉ふしぎだね!?アスペルガー症候群のおともだち」

内山登紀夫監修 ミネルヴァ書房

評価 ★★★★

1冊目が自閉症についてで、こちらは「高機能自閉症」についてですので、内容が重なることが結構多いように思います。
という意味で、そう安い本ではありませんから、どちらも揃えるのはちょっと躊躇うかもという気がします。(学校や図書館で揃えてくださる分には歓迎だと思いますが。)

子ども向けに書かれた絵本形式の本ですので、誰でも読みやすく、分かりやすい内容です。低学年のお子さんなどには大人が読み聞かせてあげなければ、意味がわからない言葉などもあると思いますが。中学年ぐらいからなら、本を読むのが苦手なお子さんでなければ、自分で読んで理解できるのではないかと思います。

前半は学校で起こりうる具体的な例を挙げつつ、そんな場合はどのように接したらいいのかが紹介されています。

後半ではアスペルガー症候群についての詳しい説明、その特徴などが書かれており、こちらは文章がメインではあるものの、全てにふりがなもふられており、挿絵も多いので子どもでも十分読んで理解できそうです。

高機能自閉症は、基本的に知的な遅れがない自閉症を指すため、本人や親などにも自覚がない場合もあるそうで、ということはクラスの中に、本人も周囲も気づかないうちにそういう子がいる可能性も決してあり得なくはないということだと言えるでしょう。

そういう意味でも、子ども自身がこの本を読んで「高機能自閉症」について正しい理解をすることは意味のあることではないかと思います。
もちろん、大人が読んでも十分役に立ちますので、この障害についての知識をお持ちでない方は機会があれば是非読んでみられてはいかがでしょう。

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