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2006年5月25日 (木)

昨日のつづき。

昨日ご紹介した「勉強がキライな子どもたちへ 勉強がキライだった大人たちへ 」ついて、読んでいていいなぁと思ったところなどをいくつか紹介させて頂きます。

意外にも、北原氏は中学時代、心ない教師のひと言から勉強をしなくなり、ワルの道へ。その後通っていた私立進学校を退学になったそうです。
しかし、高校で出会った先生のひと言で変われたと。以下引用です。

 普通なら白紙で提出していた試験だったが、その時は設問が三択で、僕は答えを書き込んだ。もちろんまったく設問の内容もわかるはずもなく、ただ空欄を埋めたに過ぎなかったのだが、でたらめな回答で僕は奇跡の60点を取ってしまったのだ。この時、担任が「お前カンニングしたんだろ?」と言ってでもいたら今の僕は無かっただろう。しかし、沢辺先生は小躍りして喜んでくれたのだ。「北原やればできるじゃないか!お前は頑張ればできる奴なんだよ、みんな見てみろ北原が60点を取ったぞ、すごいな!先生感動したぞ」
 「やればできる」僕の中でこの言葉が響き渡った。そして先生の喜ぶ顔に感動していた。ならばもう一度頑張って先生の喜ぶ顔が見たい。僕はその一念でその日から猛烈に勉強を開始した。

もともとは中学で教師の心ないひと言によって勉強する気をなくしてしまった北原氏は、この素晴らしい先生のひと言で救われたのですね。教師の言葉とは時にこんなにも重く、こんなにも力を持つのですね。

また北原氏の別の講義では氏が博物館を作ると決めた頃の厳しい生活をしていたときのことについてこう書かれている。

 僕は周りの人によく「こんなつらいことって、後から絶対笑い話になるんだよね」と話していた。サクセスストーリーが読む人を感動させる理由は、失敗あり、どん底あり、その中から勇気と希望を持って成功に到達するからだと思っている。ならばスタートは波乱万丈に越したことはない。今こうしてレンジの火で手を温めていることも後の自分が書くサクセスストーリーにとってはいいネタだと前向きに考えていた。

なんだかステキですよね。すごい方だなと思います。

中田氏のこの言葉は「なんで勉強しなきゃいけないの?」と思っている中高生などにはもしかしたら響くかもしれない。

 僕の経験から言えば、何かを始めたいと思ったとき、ゼロから始めるか?または多少準備ができているかで、自分がしたいことがより明確になる場合がある。これは君たちも覚えておいた方がいい。勉強なんてしたいときにすればいいのだ。しかし、いざしようと思ったとき、多少の基礎を知っているのとそうでないのではその後の速度に大きく開きがでる。「したい」という絶好のタイミングにチャレンジする際、すぐに行動に移せるかどうか、はある程度の基礎が自分に身についているかどうかだ。(中略)
 何かを始めるのに遅いことはない、したいときが絶好のタイミングなのだ、しかしそのための畑は耕していたほうがいい。今が勉強するタイミングではないと思っている君も常に準備運動ぐらいはしておいたほうがいい。そのタイミングが君の前に訪れる前に。

これもまたいいです。私は大いに共感しています。

 別に一流企業を否定しているのではない。要はその企業が君にとって一流であるとする意味は何か?をもう一度よく考え、目標を設定してみよう。その企業に入るということが君のしたい仕事に必要であるならその企業を目指せばいい。大学で学びたいことが見つからなければ大学など行かなくてもよい。「行っておいて損はない」ではなくて、「行くだけ時間を損する」からだ。将来目指したい仕事があるならば、その分野のプロに弟子入りするのも、修行の旅にでるのもよし、あくまでも目標に向かって進むほうが、どれほど君の人生を豊かなものにするか計り知れない。

もちろん、これは目標が見つかっている人の場合かもしれませんけれど。。。

北原氏のこの文章も好きです。すごくカッコイイです。

 僕はこの数十年かかってまったく価値のないもの(ブリキのおもちゃや広告ポスターなど)に自分自身で評価を高めてきたのである。「どうです。これいいでしょ」と何万回も繰り返し説明し、自分の所有しているものの評価を高めてきた。僕にとっては当たり前に見える行為も、もし僕が自分のコレクションを「たいしたことないですよ、所詮おもちゃですから」と言っていたら、今のような評価がおもちゃ達に与えられただろうか?僕はこうして自分の商売を自分で作っていた。

他にもホッとしたり、励まされたり、気持ちが明るくなったりする言葉が溢れています。
という訳で、ここに引用した文章に共感される方にはかなりお勧めです。

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