« 深夜に更新予定です。 | トップページ | 「幸せな生き方がわかる前世セラピー」 平池来耶著 »

2006年5月18日 (木)

「小学生と思春期のためのシュタイナー教育」 NPO法人京田辺シュタイナー学校編著

どうにか1冊読み終わりました。

「小学生と思春期のためのシュタイナー教育」 

NPO法人京田辺シュタイナー学校編著 学研

評価 ★★★☆

もともと、学生時代も幼児教育に関しては専門外でしたし、社会に出てからも小中学生との関わりが殆どで、まさか自分が「幼児」とレッスンをするようになるとは思っていませんでした。

今やらせてもらっている学習法は素晴らしいものだと思っていますので、幼児教育に関して書店などでこれまで何度もシュタイナーとモンテッソーリという名前を目にし、気になりながらも、外国の教育法なのだから何かちょっと違うんじゃないかなと先入観で知ろうとすることなく来ていました。

ですが、なぜか先日ふと、どんなものなのか知りたいと思い、まずはさっと読めそうなものを1冊ずつ購入しました。そして、シュタイナー教育に関して私が初めて読んだのがこの本です。

編著の名前を見て頂くとわかる通り、この本は京田辺でNPO法人としてシュタイナー学校を作っておられる先生・親の皆さんによってまとめられたものでした。
そこでは7歳から18歳まで12年間の一貫教育がなされているそうです。
どんなカリキュラムが組まれているか、どんな校舎でどんなことに心を配って、学年ごとにどんな実践をしているかということが割と具体的に紹介されています。(天井の色や黒板の形などに至るまで学年などを考慮して少しずつ変えているというのには驚きました。)

私はこの本から入ってしまったのですが、恐らく「シュタイナー教育」というのは乳幼児からなされる方が有名なのではないかと思います。もともとこの学校も、シュタイナー教育の幼稚園に行かせていた親御さんたちが学校もほしいという思いから作り上げられたものだとのこと。これを読み終え、次は7歳までのシュタイナー教育というものがどんなものなのか知りたいと思っています。

私達がこれまで受けてきた学校教育とは全く違い、通知簿もテストすらもない学校で12年間学ぶというのはどういうことなのか正直ちょっと想像がつきません。ただ、子どもの成長に合わせ「急がない、競わない、安心して学べる」というのは特に小学校の間は理想的な教育なのかもしれないなと思ったりもしました。(まだわからないことが多いので軽々しくは言えませんが。)

この本の中で一番感動したのは、最終章に保護者の座談会がまとめられているのですが、その中の一人のお母さんの発言でした。以下、その部分を引用させて頂きます。

(前略)1年生の後半だったと思うんですけど、あるイベントに行ってリンゴ分けるときに、そこで友達になった他の小学校の子どもが「一個を四分の一ずつにすればいいんだよ」と言ったら、うちの子が「四分の一ってなあに?」と言ったんです。そうしたら「ええーっ、分数も知らないの?」と。なんて答えるんだろうと、私はドキドキしていたんですが、うちの子はあっさりと「私はね、もっとすてきなこと、習ってるの」と言っていました。

個人的にはこの本の座談会のところだけを読めば、ここの子ども達がどんな風に育っているかがかなり感じられ、いいなぁと思えるのではと思いました。(上述のところを読んで、思わず涙が出そうになりました。。。)
ただ、この学校に入れるというのはやはり親の方にすごい覚悟と努力が必要だと思いますし、子どもにとっても決して楽な道でもないと思います。

そういう意味では、この学校をお薦めするとか、シュタイナー教育自体を推薦するとかということではなく、こういう教育があり、それにはこんないいところがあるのだということを知って、生かせることがあれば生かす。そんな風にとらえればいいかなと、私はそう感じました。

シュタイナーについて、もう少し他の本も読んでみようと思っています。

|

« 深夜に更新予定です。 | トップページ | 「幸せな生き方がわかる前世セラピー」 平池来耶著 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/96750/10121925

この記事へのトラックバック一覧です: 「小学生と思春期のためのシュタイナー教育」 NPO法人京田辺シュタイナー学校編著:

« 深夜に更新予定です。 | トップページ | 「幸せな生き方がわかる前世セラピー」 平池来耶著 »