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2006年4月 5日 (水)

「IQ140の子どもが育つ遊びのルール」 福岡潤子著

「IQ140」と「遊び」という言葉は普通は結びつかない気がするのですが、タイトルが気になって読んでみました。

「IQ140の子どもが育つ遊びのルール」 

福岡潤子著 青春出版社

評価 ★★★★☆

著者の福岡先生は、幼稚園教諭を経て、35歳で「母と子のオムニパーク」という幼児教室を開設された方だそうです。

この幼児教室では、有名小学校、有名幼稚園への高い合格率を誇っているそうで、本を読んでから教室のサイトを見てみたのですが、本物にこだわり、本当にいいものを与えるという理念を守るにはそうなってしまうのかなという費用の設定に、もし私に子どもがいても通わせられないなぁという感じがしました。

ただ、本に書いてあることはとても納得の行くことが多く、私が尊敬する伊藤先生のお考えとも共通するところが多いように思いました。

また、「遊び」で育てると題してあるだけあって、積み木や塗り絵、切り絵、トランプなどで遊ぶことでも、ただ漫然と遊ばせるだけでなく、大人の働きかけによって、よりよく子どもの能力を高められるということなども紹介されています。

殆ど全て、ご家庭で取り入れられるようなことばかりで、言葉がけひとつ、関わり方ひとつで、子どものやる気を引き出したり、潰したりしてしまう例がわかり易く書かれています。

内容はとても読みやすく、脳内汚染で何週間もかかったのに対し、こちらは延べ2日、時間にしたら2~3時間で読めたのではないかと思います。(読むのが早い方なら1時間ぐらいで読めるかも。)

小さいお子さんをお持ちの方には色々参考になることが多いと思いますし、その年齢のお子さんに関わっている教育関係者にも参考になるところが色々あると思います。

例えば、積み木遊びをしているとき、崩してしまったことを責めたり、崩れるから触らないように注意したりするのは望ましくなく、崩れてしまっても何度も積み直せばいいのだということを学ばせる方が子どもにとって大切だということや、投げたり落としたりしたら割れるからとプラスチック製などの食器を使うのではなく、落としたら割れてしまうものだからこそ、大切に扱うということを教えなければならないのだということなど、他にも沢山、わかりやすい言葉で「うんうん」と思わず納得してしまうようなアドバイスが沢山紹介されています。

内容は本当にいいなと思うのですが、この本はある意味、タイトルの付け方を失敗したのでは?と思わなくもありません。
我が子の幸せを願わない親はまずおられないと思いますが、
「IQ140に育てるための遊びって?」
「別に遊びぐらい自由にさせてやりたいわ。。。」
「そんなに高いIQを望む必要もないわ。。。」
などなど、タイトルのせいでこの本を手に取らない方もおられるのではないかと思わなくもありません。

知能だけを高めるのではなく、この本に書かれていることを意識すれば、賢くてステキな子どもに育ってくれるのではないかと思いますので、そういう意味で、タイトルはあまり気にせず(いえ、ちゃんと守って実践すればそんなIQになるのかもしれませんけど。。。)一度読んでみられてはと思います。
なかなかオススメの1冊です。

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