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2006年1月21日 (土)

「図解・子どもの性格を決める しつけの習慣」

多湖先生のしつけの本のご紹介。

図解・子どもの性格を決める しつけの習慣子どもが伸びる、魔法の口ぐせ 

多湖輝著 PHP研究所

評価 ★★★★☆

B5判で95ページ、早い方なら1~2時間で十分読めるかもしれません。赤黒の2色刷り、挿絵や写真も多く、本を読むのが苦手な方や忙しい方でも読めそうです。

幼児のしつけに関する本は色々ありますし、内容は似ていることが多いのですが、お時間のない方にはこれをオススメという感じですね。

見開きでひとつのテーマについてまとめられており、時間がない方や書店で立ち読みというのであれば、テーマだけを読んでも大体のことはわかるかと思います。

一番初めに書かれているテーマは「おまえは頭がいい」と言い続けると、子どもの頭は本当によくなるというものですが、これだけを読んでもそこに書かれている内容はおおよそ予想がつくのではないでしょうか。

命令語を避けるであるとか、できるという暗示効果をうまく利用するとかいうことなど他の本でも多くの先生が書かれていることが、やはりこの本にも書かれています。

少し新鮮で、私も意識した方がいいのかなと思ったのはこのテーマ。

「痛かったでしょ」ではなく、「痛くないわね」と問いかける

「痛かったでしょ」「頭痛くない?」「熱があるんじゃない?」そんな言葉は子どもの甘えを生み出す一因になっていると書かれています。

「痛かったでしょ」と聞かれると、我慢できる痛みでも「うん、痛い」と返事をしてしまったり、痛いと言えば可愛がってくれると思って、痛くもないのに痛いと言い出しかねないと。
多湖先生はこういうときには「痛くないわね」と問うことで甘えを封じ込めると書いておられます。

この視点は新鮮でした。まあ、私の場合実の子に言うことはありませんので、人様の大切な子に対して「痛くないわね?」は鬼扱いされても困りますので、様子を見ながらということになりそうですが。(笑)

また、これは確かにそうだなと思ったことですが、こう題されたところもあります。

本当に危険なことは、できるだけ早く体験させることで”カン”が鍛えられる

安全になった現代の生活に加え、少子化の影響もあり、危険回避の親の配慮が隅々まで行き届きすぎるという状況では子どもの基礎体験が不足しており、その結果、生活力や生命力に乏しい、”カン”が鈍い子どもになってしまう危険を挙げておられます。

「生命にかかわるような事故にならないよう気配りしながらも、積極的に基礎体験を積む機会を与えてやるようにすることが大事なのです。」と述べておられます。

また、こんなテーマもあります。

小さな失敗は叱っても、大きな失敗はあまり叱らない

これは、大きな失敗は子ども自身が叱られると自覚しているので、それをガミガミいうのは反省する気持ちを失わせてしまうということのようです。

本書は4章構成になっていますが、4章では「こんな親の口ぐせが子どもをダメにする」と題して、色々な親の口ぐせを挙げています。
その口ぐせの殆どが、私も含め、子どもに関わる大人が口にしていそうな言葉です。

本当にさらっと読める本ですので、小さいお子さんがおられる方は機会があれば是非目を通してみられてはと思います。

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