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2006年1月13日 (金)

「最強の勉強法」 吉田たかよし著

塾を退職した頃に単行本を書店で見つけて読んだのですが、その後知り合いの受験生に貸したところ戻ってこず。。。書店で文庫本になっているのを見つけて再度購入し、目を通し直しました。この続編も買った覚えがあるのに、どうやらそれも誰かに貸してしまったままのようです。。。

不可能を可能にする最強の勉強法 」 吉田たかよし PHP文庫

評価 ★★★★

著者の吉田氏はものすごい経歴の持ち主です。
灘中・灘高→東大理科Ⅰ類・大学院(工学系)→国家公務員Ⅰ種2年連続合格→NHKアナウンサー→医師国家試験合格→政策秘書資格取得→衆議院議員公設第一秘書→東大大学院医学博士課程在籍。ちなみに1964年生まれだそうです。

これだけ見ても、一体どんな人なんだ?という感じで、自分とは全く別世界の雲の上の人のようですが、本自体はとても読みやすく、結構参考になることも多かったように思います。

私が灘中・灘高の学習方法について知ったのはこの本が初めてだったように思いますが、(実は灘中・灘高は実家から歩いて3分ほどのところにあり、実家の前を毎朝、灘の学生達がぞろぞろ歩いていたり、体育なのか部活なのか、体操服で何度も何度も走って通っていったりしていました。)これを読んで、「そうか、灘ってそんな素晴らしい学校なんだ」と思いました。

というのも、著者によると、灘高の先生は例えば数学などの問題を単純に公式に当てはめて解いても、それは評価してくれず、その解き方が独創的であったり、ユニークであったりすれば、仮に答えが間違っていても、その過程を評価してくれるそうです。丸暗記の学習では通用しないと書かれていましたが、それでなくても全国から選りすぐりの天才、秀才達が集まっている学校でそんな指導をしておられるというのは、なんだかとても感激でした。そんな学校なら、必死で勉強して入学する価値はあるかもなぁと思ったものです。

まあ、これは本書としては余談に過ぎない訳で、内容は効果的な学習法の紹介が中心になっています。また、それも参考にして実践しやすいレベルのものが色々紹介されていて、読んでいて「なるほど」と思います。

こちらを先に読んだものの、数年前に読んだっきりだったため忘れていましたが、以前ご紹介した椋木先生の記憶術などにも似たようなことが書かれているなという内容もありました。(イメージと結びつけるであるとか、覚えること同士を関連付けるであるとか。)

吉田氏も記憶を定着させ、効果を上げるには睡眠は重要で、最低6時間、できれば7時間以上寝る方がいいと書いておられました。
また、「読書の下見」と題した、効果的な本の読み方なども紹介しておられます。

頭のいい方が書かれたにしては、特に難しい言葉なども使わず、とてもすんなり読める文章です。
受験生には参考になることも多いと思いますし、社会人でも勉強をしなくてはならない方や何かを覚えなくてはならない方などには読んでみる価値ありの1冊だと思います。

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