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2006年1月 7日 (土)

「頭がよくなる数学パズル」逢沢明著

京都大学の助教授、逢沢先生の書かれた大人向けパズル本をご紹介します。まずは数学パズルから。

「頭がよくなる数学パズル」 逢沢明著 PHP研究所

評価 ★★★★☆

この本はこのシリーズの中では一番最初、まだ塾に勤めていた頃に買ったように思います。

全部で100題の数学系パズル問題がさまざまなレベルで出題されています。

レベルはウサギ→ヒツジ→キツネ→ライオン→ドラゴンの順で難しくなっており、各問題のところにその動物が描かれていますので、それで判断することになります。

問1は実際小・中学校の試験問題などでも見かけることのある問題で、引っかかる人も多いのですが、(以下青字引用)

「行きは時速60キロで、ドライブに出かけました。帰りは時速20キロでした。同じ道ですが、混んでいたのです。往復での平均の速さはいくらでしょう。」

というものです。(皆さん間違わずに解けますでしょうか?)

また、中学入試問題の類題なども出題されています。

ちなみに100問目はドラゴンレベルの問題です。

「3つの正方形を並べてあります。図の角度X、Y、Zの関係を求めてください。小学生のやり方で解くパズルとしては、難問中の難問です。」

私にはここに図を描く技がありませんので、言葉で説明しますと、正方形が3つ横に並んでおり、右端の正方形の右上の頂点からまず、1つの正方形の左下の頂点に対角線を引いたときにできる角がZ。真ん中の正方形の左下の頂点に向かって引いたときにできる鋭角がY。左端の正方形の左下の頂点に向かって引いたときにできる鋭角がXです。
(因みに、三角形の内角外角や更に高等な三角関数などをご存知の方には簡単かもしれませんが、小学生でも使える方法で解くということになっています。)

また、この本の最初に逢沢先生がお書きになっているのですが、

パズルやクイズを解く能力が意外に大事だと思うのは、京都大学の学生たちを教育してきた長い経験からです。彼らはパズルが大好きです。ここにあるのより、もっと難しくて、解くのに何時間も何日もかかるようなパズルを出題しても、嬉々としてレポートを提出する学生が多いのです。そして ― そういう学生たちは、成績もよいし、研究者としての能力も非常に高いという相関があるのです。

というように、先生のご経験をまとめておられます。

実際、多くの先生方が「パズル」は学習に効果的だと言っておられますし、それを使って素晴らしい成果を挙げておられる先生も沢山おられますね。

パズル好きな方には十分楽しめますし、お子さんがおられるお家なら、こういうものが置いてあれば、自然と手にとって考える子もいるのではと思います。

ただ。。。最近書店で探してもなかなか見かけないので、そこが難点です。あと、これは新書なのですが、同じタイトルの文庫本が出ているようで、そちらの方が価格も安いため、同じ内容なのか確かめようと思ったのですが、やはりそちらも書店で発見に至りませんでした。。。大きなところならあるのかもしれませんが。

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