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2005年12月 3日 (土)

「ちょっとした勉強のコツ」 外山滋比古著

これはまだ塾に勤めていた頃、確か5年ほど前に読んだのではないかと思います。
殆どの内容は忘れてしまっていたのですが、ひとつだけずっと頭に残っていたことがあり、今回もう一度ざっと見返してみることにしました。

「ちょっとした勉強のコツ」 外山滋比古著 みくに出版

評価 ★★★☆

国語の読解問題などでも先生の文の引用をよく見かけますが、記憶にある限りでは先生の著書と意識して読んだ初めての本がこれです。

その頃、勤めていた塾では勉強が得意ではない子たちのクラスを見ていて、中3の受験生に何かいいものはないかといくつか読んだ本の中のひとつでした。

大半を忘れてしまっていたのに、ずっと私が覚えていた内容は「いざ立て」と題して書かれていた内容。
内容をごく端折って紹介すると「立って勉強(仕事)をすると能率が上がる。座るのであれば座り心地の悪い椅子を。」というものです。

先生も書いておられたのですが、立って居眠りするのは余程極限の状態であって、普通は座っているから眠くなるのだと。

その頃見ていたクラスの中に、とにかく授業中、本人の起きようとする意思とは裏腹に、常に睡魔と闘っている男の子がいました。
これを読んだ後だったので、試しに授業中立たせてみることにしました。もちろん、罰としてではなく、みんなにこういう本を読んだらこんな風に書いてあったと説明し、その上で彼に「今眠いんだったらちょっと立ってみて」と伝えたところ、もう今にもくっつきそうなまぶたで立ち上がった彼は「あ、なんか目ぇ覚めた。」と言って、立ったままどうにか問題を解き始めたのです。

それ以降、そのクラスでは眠い場合は申し出ればその場で立ってもいいことにしてしばらく授業をしていたことがありました。

余談ですが、その記憶があったため、自分で教室を始めるときもなるべく硬い椅子(さすがに座布団は用意しましたが)を選んだりもしました。

この本には他にも、精神を集中させたいときには空腹でなければならないであるとか、勉強するときには頭は冷やすべきであるとか、色々な「ちょっとした」情報が紹介されています。

もともと、雑誌に連載していたものに加筆されたものであるようで、ひとつひとつの話題は5~6ページでまとめられていて読みやすくなっています。

教育書というよりは、雑学の本という印象ですが、内容は面白かったように思います。

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