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2005年12月17日 (土)

「本当の学力」は作文で劇的に伸びる」芦永奈雄著

以前、メールマガジンを読ませて頂いていた先生が出版された作文の本をご紹介します。

「「本当の学力」は作文で劇的に伸びる」 

芦永奈雄著 大和出版

評価 ★★★☆

まだ塾に勤めていた頃から、国語の読解が苦手な子、作文が苦手な子にどんな指導が効果的なのだろうと色々な本を探しました。
著者である芦永先生は、文章指導などを中心とした「小平村塾」という塾をされているそうで、もともとはメールマガジンを読ませて頂いていました。

メールマガジンでも作文のコツのようなものを中心に書かれていましたが、この本ではそれを1冊にまとめ、作文指導のコツ、書き方のコツなどを具体的な例を挙げながら説明しておられます。

メールマガジンでもかなりの反響があったようですし、この著書に関してもかなり売れたようです。この先生の作文指導や英語文型の書籍が続いて出ていることを見ても、恐らくこれを実践すれば効果があるのだろうと思います。

ただ、本当に個人的な感覚でしかないのですが、メルマガを読んでいた頃から、私の感覚がどうしてもこの先生の文章を受け付けないのです。

もしかすると。。。(本当にもしかするとで、根拠がよくわからないのですが)関西人と関東人の感覚の違いとか、謙虚を美徳とする日本人的感覚と積極性を重視する外国人との感覚の違いとか、そういうものなのかもしれないと思います。(以前名古屋ご出身のお母さんがこれを読まれたのですが、私と似たような印象を持たれたようです。)

要するに、内容が悪いとか、実践しても効果があがらないとか、そういうことではなく、私にとっては読むのが辛い本だったというだけのことです。

また、私は子どもの頃から作文や日記、手紙を書くのが大好きで、原稿用紙や日記帳を前にして固まってしまった経験がないもので、尚更、この本の素晴らしさが感じ辛いのかもしれません。(好きだっただけで、上手いかどうかは別の話ですが。)

ですので、作文が苦手な子にとったら、もしかしたら「目からウロコ」的な内容なのかもしれませんし、実際、文を読むより文を書く方が明らかに高い能力を求められますから、著者の主張は納得できるところも多いです。

お子さんが「今日は○○に行った。△△を見て、××に乗って、楽しかったです。また行きたいと思います。」的な、「したこと作文」しか書けずに指導の仕方を悩んでおられるような保護者の方には参考になるところも多いのではないかと思います。

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コメント

コメントありがとうございました。
時間がなくてまだゆっくり拝見できていないのですが、素晴らしいブログを
お書きになられているのですね。
作文指導。確かに難しいですね。ただ、すごく単純に言えば、何かに対して
疑問を持ったり、感動したり、そういう視点でものを見る生活ができていれば
作文指導ほど簡単なものはないのかもしれないとも思ったりはします。
いかがでしょうか?また私も考えてみます。
ありがとうございました。
(もしかすると、大学の同窓の方かもしれません。)

投稿: willseeds | 2005年12月24日 (土) 10時34分

作文が苦手な子供にはどのような方法が効果的なのでしょう。私は、大学生を教えていますが、結局何が言いたいのか焦点が定まらない論文が非常に多く、頭を悩ませています。「あなたの主張は?」とたずねると、書いた本人が「よく分からない」という場合もあります。小・中・高・大で一貫した作文教育を実践していく必要があるのではないかと感じています。

投稿: satchy | 2005年12月23日 (金) 17時39分

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