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2005年11月22日 (火)

「子どもを伸ばす「眠り」の力」 神山潤監修

メディアに関する子育ての本に続いて、子どものための「眠り」についてまとめられた本をご紹介します。

「子どもを伸ばす「眠り」の力―ココロ、からだ、脳をイキイキさせる早起き早寝の科学と文化」 

神山潤監修 睡眠文化研究所編 WAVE文庫

評価 ★★★★

本の帯に書かれていること。

キレる、学力低下、肥満・・・、その背景に「夜更かし」が!

おどかすわけではなく、本書では実際のデータなどを紹介しながら、子ども達にとっていかに睡眠が大切か、夜更かしさせることがいかに悪影響を及ぼすかを述べています。

本書の最初には「睡眠力」をチェックする項目もあり、今のお子さんの生活リズムについて判定できます。

日本は世界の中でも韓国と並んで、子どもの睡眠が「夜更かし」で「短眠」だそうです。そして、それは両親の睡眠時間にも比例しているようです。
睡眠が不足するとイライラし、また、夜更かしが過ぎると生活サイクルが乱れ、それが進むと不登校などにも繋がりかねない。不登校の問題も生活サイクルを見直すことで改善に繋がるのではないかとも述べています。

2章では、睡眠が子どもに与える影響を医学的見地などからも数多く挙げ、眠っている間の脳の活動や起きている間のそれなども具体的に紹介しています。

驚いたのが、(まあ、驚いたことは色々あるのですが)幼児に三角形を模写させると、20年前には4歳8ヶ月児の90%が描けていたのに、最近では5歳4ヶ月と遅れてきているそうです。(教育熱は明らかに加熱しているのに)
都内の保育園・幼稚園に通う222名のうち、三角形がうまく書けなかった子が38人。そのうち34人は睡眠のリズムが乱れていたそうです。
もちろん、全てが睡眠のせいではないかもしれませんが、生活サイクルが少なからず影響しているのは否定できないでしょう。

3章ではどんな風に子どもを眠らせればよいか、4章では眠りに関するQ&Aを紹介していますが、全般に、専門的な言葉などが結構出てくる割には読みやすく、忙しい方でも読めるのではと思います。

たかが睡眠とお思いの方がおられましたら、大切なお子さんのために是非ともお読み頂きたい1冊です。

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