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2005年11月23日 (水)

皆さまへのお願い

いつも読んでくださっている皆さま、初めていらしてくださった皆さま、本当にありがとうございます。突然ですが、改めて、読んでくださっている皆さまにお願いしたいことがあります。

このブログは小さな教室を開いている私の、限られた書籍紹介に過ぎませんが、これを始めようと思った理由があります。

ひとつは単純に、私が知っている方だけを見ても、お母さん、お父さんはお忙しくて、ゆっくり書店で育児書や教育書をご覧になる時間もないという方がおられるようでしたので、そんな方に何か少しでも役立てばという思いです。

しかし、もうひとつ大きな大きな願いがあるのです。

私は幼児教育のことを勉強するようになって、それまでは漠然とした感覚でしかなかった、ある指導法の大きな弊害をはっきりと認識したのです。
そして、私が抱いている思いと同じ思いを抱いている教育関係者は決してすくなくないにも関わらず、その指導法がいっこうに衰えることはありません。機械的反復による大量のプリント学習でどんどん学年があがっていくというあの有名な指導法です。

もちろん、その指導法のいいところもあるのだと思います。例えば、ある程度頭が出来上がった後、高学年以降などであれば、機械的反復にも意味はあると思うのです。また、国語に関しては恐らく特に弊害もないのではないかと思っています。ですから、私はただ闇雲にその指導法を否定しようとしている訳ではないのです。
ただ、その指導法による算数だけは絶対に幼少期にはやらせてほしくない。子どもたちの未来のためにも絶対にです。
ですが、現実にはその弊害を知らない保護者の方はあまりにも多い。(私自身、ほんの数年前にははっきりとはわかっていませんでしたから。)

そもそも保護者の方がその指導法に子どもを託すきっかけは、恐らく自分のお子さんのためを思って、将来勉強で苦労しないでいいように、そんなことなのだろうと思います。(お月謝が安く、手軽で通いやすいということもあるのでしょうけれど。)

ですが、結果的に、良かれと思ってさせたことが、かえってお子さんの能力を低くとどめてしまうとしたら、それでもその指導法を選択されるのでしょうか?

何年か後、良かれと思った選択が間違っていたと気づいて後悔する方をひとりでも減らしたいのです。仮にそれを選択されるにしても、弊害を知った上で選択して頂けるようにしたいのです。
せっかく一所懸命頑張ったことが、結果的に自分の能力を低くとどめてしまったと悲しむ子どもをひとりでも減らしたいのです。

そのために私はこのブログを書いています。

皆さんへのお願いは、もしももしも、このブログを読んで、役に立つこともあるな、ちょっとは共感できるななどと思ってくださったら、そのときは是非小さいお子さんを持つお友達やお知り合いの方にもこのブログや著書をご紹介頂きたいのです。

もちろん、私一人で何ができる訳でもないかもしれません。だけど、何もしなければ何も変わらないままです。もし、たったお一人でもこのブログを読んで、紹介されている著書を手に取ってくださった方が、幼いお子さんをその指導法の教室に通わせるのを思い止まってくだされば、それだけでも十分このブログを立ち上げた意味があると思うのです。

少し長くなりますが、伊藤恭先生に初めてお会いしたときに先生がおっしゃっていたことがあります。
「どんな指導法でもひとりやふたりはできる子がいる。それはその指導法じゃなければもっとできる子だ。もし医者がいて、10人のうち1人か2人にしか効果がない治療を治療と言えるのか。10人のうち7人、8人に効果があって初めて『効果がある』と言えるのではないか。」
そんなお話でした。

その言葉を聞いて以来ずっと考えていることがあります。

例えば、特定の病気にはかなりの効果があるけれど、それ以外の面での副作用があまりに大きく、場合によっては副作用が決定的ダメージになるかもしれないお薬。そんなお薬に手を出すのは、きっとそのお薬を飲まなければすぐにでも命が危ない、他に一切効くお薬・治療法がない。そんな場合に限られるのではないでしょうか?

また、安いからといってほぼ全く効果がない(場合によっては副作用さえある)お薬を買って飲む人もまずいないのではないでしょうか。

また、大人には飲んでも問題ない薬でも、子どもには量を減らしたり、場合によっては飲むこと自体を禁じなくてはならないお薬もあります。

医療では、もし10人の患者さんのうち2人しか治せないお医者様に進んで通う人などいないはず。

なのに、上記のすべてのことを教育に置き換えた場合、なぜか平然となされているような気がしてなりません。

大袈裟だ、身の程知らずだと笑われるかもしれません。それでも私は、ひとりでも幸せな子どもが増えてくれることを願っています。そのために私ができることは何かをいつも考えています。しかし、残念ながら私はあまりにも微力です。そんな私に皆さんのお力をお借りできませんか?

もしご協力頂ける方がおられましたら、是非このブログを、もしくはここで紹介させて頂いている★★★★★をつけている書籍などを、他の方にもご紹介ください。
どうぞ宜しくお願い致します。

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コメント

こだま先生、初めまして。(私は初めてじゃないんですけど。。。)
コメント、トラックバックありがとうございました。嬉しいです。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。頑張ります。

投稿: willseeds | 2005年11月26日 (土) 01時26分

はじめまして。こだまと申します。
りんごさんの紹介でおじゃまさせて頂きました。
私も低学年における計算ドリルは深刻だと思います。ましてや、あのK式の方法はもってのほかです。だけど、多くの方から支持されているんですよね。まだまだ私たちの主張はなかなかマイナーなようで、悲しいですね。でも参りません。地道に頑張ります。こうして、同志の方を見つけましたので、勇気百倍です。

TBさせていただきました。よろしくお願いします。m(_ _)m

投稿: こだま | 2005年11月26日 (土) 01時21分

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