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2005年11月22日 (火)

「0歳~6歳で「本当の知能」を伸ばす本」 小宮山博仁著

1週間ほど前に読み終わった本です。
新書なのでお手頃価格ですが、内容はかなり充実していて、幼児をお持ちの保護者の方には是非オススメしたい1冊です。

「0歳~6歳で「本当の知能」を伸ばす本―間違った脳力開発法がまかり通る現状とその問題点」

 小宮山博仁著 パンドラ新書

評価 ★★★★★

著者は本書で、これまでに行われてきた早期教育について取り上げ、それが本当に有効だったのかについて以下のように述べておられます。以下、まえがきからの引用です。(青字部分引用)

早期教育を受けた子どもの家庭は、教育熱心な階層であることは言うまでもありません。小・中学校の成績上位者の割合が高いことが予想されます。その子どもたちの学力が低下しているということは、今までの早期教育はあまり効果がなかったということになります。投資効率としては大変悪いことになり、企業ならば大問題になるところです。

近年、子どもたちの学力低下が叫ばれるようになりましたが、著者がいうように、教育熱は過熱しているはずです。幼い頃からお金をかけて我が子に教育をという親は昔より増えているはずなのに、成績上位者だけを比較しても、学力が低下してきているのだから、それは間違った教育だったのではないかと、世の親たちに問いかけています。

幼児教育のメリット・デメリットなどについては、多くの幼児教育の先生方の著書に書かれていることに通じますが、本書をオススメする理由のひとつは、第3章でお金のかからないだれでもできる早期教育と題し、家庭でできる、しかも本当に大切なことを沢山挙げておられるからです。

また、興味深いのは第4章の中で(お金のかかる)早期教育を行った場合、有名私立に進学したと仮定し、一般の公立校などを選択した場合と比べどの程度投資することになるのかを試算しているところです。その内訳はかなり具体的に挙げられていますが、前者は後者に比べ、大学卒業までに1500万円ほど多く教育に投資したことになるが、果たしてそれだけの投資効果があるだろうかと述べておられます。
男性ならそういう発想は当たり前にされるのかもしれませんが、私は考えてもみなかったことなので新鮮に受け止めました。

私は読んで面白かった(興味深かった)のですが、男性が読まれても上記のように具体的な数字なども挙げてあったりしますので、面白く読めるのではと思います。

早期教育をお考えの保護者の方は、まずこの本への投資から始められてはいかがでしょうか?

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