子ども達とレッスンをしていると、睡魔と戦う姿を目にすることがあります。
眠いのはどうしようもないので、立ち上がって体を動かしてもらったり、水分補給をしてもらったり、それでもだめなら顔を洗ってきてもらったり、あれやこれやで眠気を覚ましてもらおうとするのですが、なぜなのか(長年の疑問なのですが)小さい子は特に、眠いということを認めようとせず、その結果、どれだけ声掛けをしても眠気を覚ますための行動を取ってくれないことが少なくありません。
怒っているわけではないし、眠いと考えられないからなどとあれこれ言っても、頑なに拒否する子は珍しくなく、どうすれば聞き入れてもらえるのか、長年悩んでいたりします。
で、こちらから見ると眠いんだろうなと思う子達のそのときの頭の中は一体どんな状態なんだろうと思うこともあります。
今日のレッスンでも1年生さんが、きっと眠いんだろうなという表情をしていて、立ち上がってみてといってもなかなか聞いてもらえず、その間、前回はすんなり答えてくれた、例えば、38であればどちらが10の棒の数を表しているかという質問に、8の方を指し、実際、延々考えこんでるなと思って書いた答えは一の位の和を十の位に、十の位の和を一の位に書いたものだったりもしました。
積み木を見ながら考えてくれるようにいってもしばらくはどうしようもなくて、途中、このままでは今日は先に進めないなと思い、もう一度実際に積み木を並べてみてもらって1問解いてもらい、次は並べてもらった後積み木を隠してもう1問、更にもう1問とやったところ、ようやく、どちらが10の棒を表しているか、10が何本と1が何個かの質問にも答えられるようになりました。
小さな子ども達の眠気をぱっと覚ますいい方法があればいいのですが(高学年や中学生になると、眠いことを認めてくれるので手は打ちやすいです。)まずはどうすれば眠いことを認めてくれるのか、それが知りたいです。(苦笑)
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