家で宿題をするときに、集中して、間違わないようにというのは、結構ハードルが高いのかもしれないとは思うものの、教室の子達には、いい加減にするぐらいならしないで持ってきてと言いますし、宿題を「したくなかったから」という理由でしなくても、怒らないという話もします。
まあ、私が信用されていないのかもしれませんが、何度そういう話をしても、しなかったら怒られると思うのか、形としてはしてあるものの、よく考えていないよな…という状態の間違いだらけでもってくる子がいます。
本当に分かっていないのなら怒っても仕方ないのですが、バツを付けて、もう一度考えるよう促し、その子が書いた式の説明を求めるなどすると、考えた末、正しい答えに辿り着くことがほとんどなので、結局はいい加減に取り組んだ、雰囲気で解いたと判断するに至ります。
そして、自分が書いた式の説明もできない、自分が何をしているかわからないのなら、やっても意味がないという話を、これまた何度も繰り返すことになります。
今回の宿題だと、ペンキ1Lあたりの重さが与えられていて、「〇kgは何Lか」や「〇Lは何kgか」などを考えるものがあったのですが、重さを聞かれているのに式がLの数で始まっていたり、重さと重さが掛け算になっていたりと、一体これは何を求めているんだ?というものが多発していて、自分が書いている式の説明をしてというと、まずは全く説明になっておらず、その式で出た答えの単位は何かを尋ねても、雰囲気で答える。
中には、kgとLの数を足してあるものまであったりして、単位に全く意識が行っていないのがわかります。
でも、そこを詰めて考えたら、最終的には「あ」といって、正しい答えを出すんですよね、その子…。
一所懸命考えても分からないという子はいますから、そうであれば、怒られてもどうしようもないので、それは絶対怒ってはいけないと思っています。でも、その子精一杯まで考えないと、力は伸びていかないので、出し切らないうちに助け舟を出すのも違うと思っています。
いつになったら響くのか、まだ根競べは続きそうです。
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