10年前に高校生というと、そもそも高校生でここに通い続けてくれる子はほぼいないですし(私の能力的に)、あの子だったんだろうなと思う子がいますが、10年前に高1ということは、すっかりばっちり大人。理系に進んでいそうなので、大学院に行ったかどうかわかりませんが、もう社会人になっているんだろうと思うと、早いなぁと思います。
で、以下、10年前の今日の投稿。数Bのベクトル、このとき以来レッスンをする機会がないので、すっかり忘れていますが。(汗)
もう何度も何度も書きすぎて、またか…と思われそうですが、考える力というのは本当に大事なんだなと、身をもって感じることがあります。
今日は、高1になった子と、数B のベクトルのあたりを一緒にすることになっていて、事前に予習をしていたのですが、ベクトルの内分・外分の公式のようなものが出てきました。
あまりにもサラッと書かれていて、当然ながら、それに当てはめれば答えは出せます。でも、それだと、なぜそれで答えが出るのかはわかっていないわけですから、今の自分の立場としては、それで済ませることはできません。
そこで、位置ベクトルが座標上に表されるとして、グラフ用紙に描いてみて、内分する位置ベクトルを座標から考えてみたところ、ああ、確かにそうなりそうだなと。
この時点ではまだややもやっと感が。で、そうなりそうだなと思ったときに、私は中学受験用の算数はあまり詳しくないものの、大手受験塾などでは食塩水の問題を解くときなどに「天秤法」という考え方で解かせることを思い出し、あ、これ、天秤法に似てる?と。
その後しばらく考えていると、似ているというより、考え方は同じなのかなというところに至り、ひとまずほぼ消化。
しかし、外分になると天秤法とは違うなぁ、う~ん、どうする?と思ったときに、あ、外分って言っても、ベクトルが3つあったら、同じように内分するベクトルを求めて変形したらできるんじゃないの?と、先ほど理解した内分の考え方を使って、それを変形してみたところ、外分の公式として書かれている式になりました。
ああ、そうか、外分の方は覚えなくても、内分の方のわかっているところに当てはめて変形すればいいかと自分なりに納得。とりあえず、内分、外分に関しては質問されても対応できそうで一安心。
昔は今のように簡単に何でも検索できるような時代ではありませんでしたから、そういう面で単純比較はできませんが、習って覚えて使うという勉強の仕方をしていた、学生時代の私だったら、多分こういう発想はできなかっただろうと思います。
既に知っていることを使って、新しい問題に向き合ってみる。特に数学は、これまでやってきたことの延長上にあるものが多いので、過去に学習したことを、きちんと自分の頭を使って考え、きちんと理解しておけば、それを応用することで初見の問題でも解ける場合があるように思います。
今後ますます、「たくさんの知識を記憶していること」や「覚えた知識で処理すること」などはあまり重要ではなくなっていくのだろうと思いますから、受験のためだけの勉強というものを、本当に見直していく必要があるのではないかなと、そう思えてなりません。
何より、考える力を養うために一番大事かもしれない小学生の期間のうち2年も3年もを、受験のための知識偏重の勉強をすることは、長い目で見ると子どものためになるのかどうか、立ち止まって考えなくてはいけない時期に来ているのかもしれません。
そういう勉強では測れないような試験をしてくれる中学校が増えてくれるといいのですが…。
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